ソニー・ミュージック、ジョニー・ウィンターへ追悼

ポスト

ソニー・ミュージックから、ジョニー・ウィンターの追悼文が発表された。

◆ジョニー・ウィンター画像

アメリカ・テキサス州出身のジョニー・ウィンターは、2014年7月16日にスイス・チューリッヒのホテルの一室で急逝してしまった。享年70歳。これに伴い、米ソニー・ミュージックエンターテインメントが、以下の追悼声明を発表した。

   ◆   ◆   ◆

Legacy Recordings and Sony Music Entertainment mourn the passing of Johnny Winter, the guitarist and performer whose artistic drive and uncompromising vision have transformed blues rock & roll for the past half century.

ソニー・ミュージックエンタテインメントとレガシー・レコーディングは、ジョニー・ウィンターの逝去に際し、謹んで哀悼の意を表します。彼はそのアーティスティックな姿勢と妥協のないビジョンで、過去半世紀にわたりブルース、ロックンロールを変革してきたギタリストであり、パフォーマーでした。(日本のソニー・ミュージックによる和訳)

   ◆   ◆   ◆

米ソニー・ミュージックエンターテインメント(当時CBSレコード)は、「100万ドルのギタリスト」の異名がつくきっかけとなったレコード会社争奪戦の末、1969年から1980年10作目のアルバム『レイジン・ケイン』まで10年以上にわたってジョニー・ウィンターとの専属契約を結んでいた。2014年2月には生誕70年を祝し、その40年を超えるキャリアを総括する初のボックスセット『トゥルー・トゥ・ブルース~ジョニー・ウィンターのすべて』(4枚組ボックス・セット:全56曲)もリリースしたばかりだった。

日本のソニー・ミュージックは、2011年にメガフォース・レコードとライセンス契約を結び、同年にアルバム『ルーツ/ジョニー・ウィンター』を発売、生前レコーディングされていた、その続編ともいえる3年ぶりのニュー・アルバム『ステップ・バック~ルーツ2』は2014年9月3日に発売予定(US:9月2日)となっている。本作は、同じ時代を生きてきたエリック・クラプトンや、ジョニー・ウィンターを自身のヒーローとたたえるジョー・ペリー(エアロスミス)やブライアン・セッツァーなど、多くのスター・プレイヤーをゲストに迎えた、ブルースからロックンロール~ソウルまで幅広い選曲のカバー集となっている。残念ながらこの作品がジョニー・ウィンターの遺作となってしまった。

ジョニー・ウィンターは日本には東日本大震災直後の2011年4月にZepp Tokyoでの公演のために初来日し、2014年4月にも3度目の来日公演を行ったばかりだった。

ジョニー・ウィンター『ステップ・バック~ルーツ2』
2014年9月3日発売予定(US:9月2日)
SICP-3809 \2,400+税
※解説/歌詞・対訳付き
1.アンチェイン・マイ・ハート feat.ブルース・ブラザーズ・ホーンズ
2.キャント・ホールド・アウト feat.ベン・ハーパー
3.ドント・ウォント・ノー・ウーマン feat.エリック・クラプトン
4.キリング・フロア feat.ポール・ネルソン
5.フー・ドゥ・ユー・ラヴ
6.オキ・ドキ・ストンプ feat.ブライアン・セッツァー
7.ホエア・キャン・ユー・ビー feat.ビリー・ギボンズ
8.スウィート・シックスティーン feat.ジョー・ボナマッサ
9.デス・レター
10.マイ・ベイブ feat.ジェイソン・リッチ
11.のっぽのサリー feat.レスリー・ウェスト
12.モジョ・ハンド feat.ジョー・ペリー
13.ブルー・マンデー feat.Dr.ジョン

◆ジョニー・ウィンター・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報