ジョニー・ウィンター「優れたブルース・ミュージシャンとして名を残したい」
7月16日急逝したジョニー・ウィンターは、6月、インタビューで将来の夢を語ると同時に「いいブルース・ミュージシャンだったと覚えていてもらいたい」と話していた。
◆ジョニー・ウィンター画像
ジョニー・ウィンターはJournalstar.comのインタビューでこの先成し遂げたいことを問われると、こう答えた。「自分の(作品で)グラミーを受賞したことないんだ。それをやりたいね。受賞したのはマディ(・ウォーターズ)のだ。何度もノミネートされてるが、一度も獲ってない」
そして、どんなレガシーを残したいかとの質問には「いいブルース・ミュージシャンとして覚えられているよう願っている」と答えた。
リタイアは「全く考えていない」と話していたジョニー・ウィンターは、70歳になっても精力的にツアーをこなし、4月にも3度目の来日を果たしたばかりだった。アルバムも、エリック・クラプトン、ZZトップのビリー・ギボンズ、エアロスミスのジョー・ペリー、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー、ジョー・ボナマッサ、ベン・ハーパー、ドクター・ジョンらをゲストに迎え新作『Step Back』を完成したばかり。遺作となってしまった同作品は9月にリリースが予定されている。
ジョニー・ウィンターの突然の死には、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、ビリー・ギボンズ、ジョー・ボナマッサ、デイヴ・デイヴィス、デヴィッド・カヴァデール、ポール・スタンレー、スラッシュ、ニッキー・シックス、ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ルカサー、ジョー・ペリーなど多くのミュージシャンから追悼の言葉が寄せられている。
Ako Suzuki, London