リンキン・パーク、映画『ザ・レイド』のためのスコアを作曲

「映画やテレビのスコアを書くように2~3回アプローチされて、少しだけやったことはあるんだけど、こんなに関与したものは今までなかった。こんなにたくさん仕事をしたこともね。主にバンドがその理由だけど」とシノダは言う。「リンキン・パークで僕たちはつねにツアーに出ていて、家にいるときは曲を書いてる。正直言って、1枚のレコードを作るのにすごく時間がかかるんだよ。その合間を縫って、自分をあんまり薄っぺらく引き延ばしてしまったり、他のことに手を広げたりするのを恐れていたんだと思う」
では、何が考えを変えさせたのだろう。「ソニーにアプローチされたから……ソニーのキール(・レーマン)が連絡してきて、彼と監督のガレス(・エヴァンス)が僕の個人的にやってきたことのファンだっていうからね。僕がふさわしい労力を傾けたのはこれが初めてだったよ」
彼はさらに言う。「この映画で、彼らはある特別なサウンド、何かビッグでハイエナジーなものがほしかったから、僕に声をかけてきたんだ。どんな映画にも重要な瞬間があると思う。こういった映画では、少なくともそれがどーんと前面に出てくるはずなんだ。そこがコラボレーションの大切なところさ。だけど、一歩下がって音楽が目立たない方が重要なときもある。そういったことは、リンキン・パークのレコードではあんまりやろうと思わない。そういうものこそ、こうしたプロジェクトを利用して僕が楽しんでいる部分なんだ」
シノダはいかにアート・スクールの批評がクリエイティブ・プロセスを手伝ってくれ、エゴをなくすことができたかについても語っている。
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