マイケル・ジャクソン、遺族は裁判で正義が成されることを願っている
マイケル・ジャクソンの遺族はもちろんコンラッド・マーレイ医師の裁判を大きな興味を持って注目しているが、遺言執行人のひとりによると「とにかくさっさとすませたい」と思っているようで、訴訟手続きには正式に関わっていないそうだ。
「遺族の役割はそれを見守ることだ」と弁護士のハワード・ウェイツマンは語る。「私も何年もの間にこういったタイプの裁判はいくつかやって来たので、証拠が提示され、陪審員が決定することを私たちは見守る……という段取りだとわかっている。私の個人的な見解と遺族の見解からすると、正義が成されてほしい。システムには欠陥があるもので、期待している結果が必ずしも出ないものだが、私たちはひたすら正義が打ち勝つことだけを希望している」
裁判は火曜日に始まり、すでに故人の警備員からの爆弾証言が出ている。検察側はマーレイが薬物過剰投与の証拠隠滅のため救援を求めるのが遅れたということをこの警備員に証明させたいと思っている。金曜日に陪審員はジャクソンの家に着いて彼を蘇生させようとした二人の救急医療士の証言を聞くことになっている。
ジャクソンが裁判でマーレイの弁護側にどのように語られているかについて、ウェイツマンは遺族たちが「気にしていない。彼は私が望んでいるのとは違うように証言するかもしれないが、彼の本質は自ずと出てくるものだから」
「つまり、『マイケル・ジャクソンについて何が知りたい? プレイ・ボタンを押してください』ということだ。言うべきことはそれだけなんだよ」
ジャクソンの遺族は10/2にスタートするシルク・ド・ソレイユのマイケル・ジャクソン;ザ・イモータル・ワールド・ツアーの準備をしており、2012年にはジャクソンのアルバム『バッド』の25周年記念や、2010年の『マイケル』に続く未発表マテリアルの新しいコレクションなどの新しいプロジェクトを予定している。
ジャクソン・ファミリーのメンバーが10/8にウェールズで計画している未公認のトリビュート・コンサートにはブラック・アイド・ピーズ、クリスティーナ・アギレラ、レオナ・ルイスなどが出演するが、遺族は「他のみんなと同じように見ている。彼らは私たちと話し合いもしていないから、私たちはただ見守っているだけだ」とウェイツマンは語っている。
◆ニュース提供:ビルボード
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