[クロスビート編集部員リレー・コラム] 編集長大谷編「プライマス」

◆「June 2010 Rehearsal」画像
聴き手の背骨まで痺れさせるレスのベースや変拍子連発のビートを軸に1990年代オルタナ時代を席巻したが、その後徐々に尻すぼみとなっていった。しかしそれが2010年になってオリジナル・ドラマーのジェイ・レインが戻り、再出発。8月に入ると「June 2010 Rehearsal」という4曲入りEPを無料配信する。
これが全盛期を彷彿させるエネルギーに溢れていて意外にいいのだ。タイトル通り、「Sailing The Seas Of Cheese」「Frizzle Fry」等といった初期の曲をプレイしただけだが、スタジオで自由気ままに楽しんでいる空気に包まれている。一時はプログレみたいにダレてしまう部分もあったプライマスだったのに、今の3人で紡ぐグルーヴの切れ味は抜群。そのままツアーに突入しているぐらいだから、この勢いで日本に上陸してほしいものである。
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