辻井伸行、「展覧会の絵」でのツアーが決定

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ショパン・イヤーを飾る『マイ・フェイヴァリット・ショパン』を3月24日にリリースしたばかりのピアニスト辻井伸行。彼の海外録音のソロ・アルバムが早くも登場する。曲目はピアノ音楽の最高峰というべきムソルグスキーの「展覧会の絵」だ。

4月に行なわれたアメリカ・ツアーでの「展覧会の絵」は、各地で大きな反響を呼び、なかでも最終公演となった首都ワシントンの著名なコンサートホールであるケネディ・センターでは、満員の聴衆の熱狂的なスタンディング・オベーションを呼び起こした。その熱気と勢いをそのままベルリンに持ち込み、ショパン・アルバムでも最高のコラボネーションを展開した世界的なレコーディング・プロデューサーであるフリーデマン・エンゲルブレヒト氏とともに究極の完成度へと磨き上げられたとのことだ。この「展覧会の絵」は、世界を驚嘆される辻井伸行のヴィルトゥーゾ(卓越した演奏家)ぶりを存分に堪能できる絶好の1枚となっている。

また、この楽曲を携えてのリサイタルツアーも決定している。この秋、10月にアメリカツアー、12月にヨーロッパツアーそして、日本ツアーも組まれ、まさに世界へ飛翔する若きピアニストの挑戦を目のあたりにできる機会になるだろう。

孤高のピアニストが世界に羽ばたく。その勢いをぜひ感じいてほしい。

『展覧会の絵』
9月15日発売 \3,000(tax in)
[収録曲]組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー)/ため息(リスト)/リゴレット・パラフレーズ(リスト)
[録音] 2010年5月 6日~8日 ベルリン、テルデックス・スタジオ

『マイ・フェイヴァリット・ショパン』
2010年 3月24日発売
AVCL-25489 \3,000(tax in)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
・バラード第1番 ト短調 作品23
・4つのマズルカ 作品24[第14番 ト短調、第15番 ハ長調、第16番 変イ長調、第17番 変ロ短調]
・2つのノクターン 作品27[第7番 嬰ハ短調 作品27の1、第8番 変ニ長調 作品27の2]
・幻想曲 ヘ短調 作品49

<辻井伸行ピアノ・リサイタルツアー2010>
9月15日(水)兵庫県立芸術文化センター 大ホール
9月16日(木)愛知県芸術劇場 コンサートホール
9月19日(日)長崎ブリックホール
11月4日(木)札幌コンサートホールkitara 大ホール
11月6日(土)サントリーホール 大ホール
11月11日(木)アクロス福岡 大ホール
11月14日(日)大仙市大曲市民会館
[問]コンサートイマジン 03-3235-3777

<テレビ出演情報>
5月28日(金) 午後10:00~午後10:45
NHK総合 シリーズ 音楽のチカラ
「ピアニスト辻井伸行~心の目で描く“展覧会の絵”~」
6月7日(月) 午後10:00~
NHK総合「こころの遺伝子」

◆辻井伸行 オフィシャルサイト
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