ちくわで吹く、プロによるクラシック音楽演奏動画

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多久潤一朗による、「ちくわ」や「空き瓶」でクラシック音楽を演奏する動画が、ソニー音楽財団公式YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」で公開された。

多久潤一朗(たくじゅんいちろう)は、数々のテレビ番組や世界最大級の子ども向けクラシック音楽フェス「こども音楽フェスティバル」への出演など、メディアやクラシック音楽業界で最注目&要注意アーティストとしてマークされているアーティストで、従来のクラシック音楽のイメージを一新させるユニークなパフォーマンスが持ち味のフルート奏者だ。

「軽い気持ちでちくわや瓶を吹いてみたら、いろいろなフルートじゃないものを吹くことができるようになり、今では穴が空いていれば全て楽器だと思うようになりました。なんなら穴が空いていなくても…。奏でてみましょう、全ての穴の開いている物質を!(本職は、フルート奏者です。)」──多久潤一朗

今回公開されたのは、「ちくわ」でハチャトゥリアンの難曲「剣の舞」を演奏するという超絶技巧動画だ。リコーダーのように音孔を開けているのかと思いきゃ、ちくわに細工は一切しておらず、指でつまむだけで音程を調整するという、ハイレベルな技術がさり気なく披露されている。ちくわだけにコミカルな映像だが、その演奏は完璧だ。開管気柱の振動をコントロールするというものだが、ちくわのつまみ方や吹き方の技術もさることながら、瞬時にコントロールする耳の良さが卓越していることがわかる。


同時に公開されているもうひとつは、チャイコフスキーの命日(11月6火)であることにちなんで選曲されたチャイコフスキー作曲「金平糖の踊り」を空き瓶で演奏するもの。共演メンバーも多久潤一朗率いるプロのフルート奏者たち(フルートアンサンブル マグナムトリオ)だ。


ちくわと空き瓶以外にも、コップやスプーン、野菜など、キッチンにある身近なアイテムを使った驚き満載の動画が、公開予定になっているという。今後の更新もお楽しみに。

<第1弾公開>
楽器:瓶
曲:金平糖の踊り(チャイコフスキー)
楽器:ちくわ
曲:剣の舞(ハチャトゥリアン)

<第2弾公開>
楽器:コップ、湯呑み
曲:チャルダッシュ(モンティ) ※第2弾以降は近日公開予定

<第3弾公開>
楽器:ちくわ
曲:大きな古時計(ヘンリー・クレイ・ワーク)

<第4弾公開>
楽器:ちくわ、コップ、瓶
曲:ルスランとリュドミラ序曲(グリンカ)

<こども音楽フェスティバル 2025>

2025年5月3日(土・祝)~6日(火・休)の4日間
@サントリーホール<東京都港区赤坂>およびその周辺
ソニー音楽財団とサントリー芸術財団がタッグを組んでお贈りする、世界最大級の本格的なクラシック音楽の祭典。0才の乳児から未就学児、小・中・高校生や 10 代の青少年まで、子どもたちのそれぞれの年齢に合わせてプログラミングされたコンサートなどを同時に多数開催し、クラシック音楽を一日中余すところなく楽しんでいただける世界でも類を見ない規模のイベント。プレ・イベントとして未就学児向けコンサート「Concert for KIDS」公演全国ツアーを開催中。
https://www.kofes.jp/
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