エアロスミス、スティーヴン・タイラー抜きのバンド計画を語る

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新しいシンガーを見つけ、スティーヴン・タイラー抜きで活動を続けたいと話しているエアロスミスだが、メンバーはスティーヴン・タイラーの健康状態や孤立している状況を心配しているそうだ。

ドラマーのジョーイ・クレイマーはBillboard.comにこう話した。「スティーヴンはどんどん孤立している。何かあるんじゃないかって思っちまう。それが何かはわからない。ただ、あいつがあんまりよくない選択をしたこと、周りから悪い影響を受けているってのはわかっている。あいつのことを愛してるんだ。あいつが助けを得られることを願っているよ」

スティーヴン・タイラーがまたドラッグに手を出したとの噂もある。ジョーイ・クレイマーはそれには言及しなかったが、ギタリストのブラッド・ウィットフォードはスティーヴン・タイラーの行動は最近、より常軌を逸し、不可解になっていると話した。「ドラッグに関してはあの男には途方もない前歴がある。だから、また何かやってんじゃないかって疑っちまうだろ。俺は、もがき苦しんでる奴を目にしてるんじゃないかって気がしてるよ」

ジョー・ペリー(G)と同じく、ジョーイ・クレイマーもスティーヴン・タイラーにメッセージを残しても電話がかかってこないと言い、コミュニケーションが取れないことを心配している。「(スティーヴン・タイラーは)“誰も電話してこない”って言うけど、それは嘘だ。俺はしている。俺はいつだってあいつのためにいるんだ。これからも多分そうだ。俺はスティーヴンが自分にしっかり目を向け、健康になってくれることだけを願っている」

また、「スティーヴンの代わりになる奴はいない」としながらも、ジョーイ・クレイマーはスティーヴン・タイラーを除く4人のメンバーが彼なしの活動計画を進めていることを明言した。「ブラッドとトム(・ハミルトン)とジョーと俺は、バンドとしてプレイしツアーを続けたいって思っているんだ。どんなものになれ、俺らはやりたいと思っている」。スティーヴン・タイラーがいないことでファンから不満の声が上がっているのは承知しているが、「どんなことをしようと、全員を満足させることはできない…。でも自分の心に耳を傾け、やりたいことをやるのは正しいことだ。みんながそれを受け入れてくれればと思う」と話している。

新しいシンガーは友人や知り合いの中から見つけたいと考えているが、これをエアロスミスと名乗るかどうか、またすぐに実現できるかどうかはまだわからないという。

Ako Suzuki, London
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