DIR EN GREY、ついに全米チャートに君臨
11月12日にリリースされたDIR EN GREYの最新アルバム、『UROBOROS』は、オリコンの11月24日付チャートにおいて4位に初登場。メジャー・デビュー以来、彼らがこれまでに発表してきたオリジナル作品はシングル/アルバムを問わず、すべてがトップ10入りを果たしてきたが、その連続記録は今回もあっさりと更新されることになった。音楽業界の不況が囁かれ、全般的なCD売上げの低迷ぶりが深刻化するなか、この作品の発売第一週のセールスが、前作『THE MARROW OF A BONE』のそれを超えている事実もまた見逃せない。
が、それ以上に注目すべきなのが、最新の全米チャートということになるだろう。届いたばかりの11月29日付の米国ビルボード誌のチャートによれば、『UROBOROS』は、“THE BILLBOARD 200(アルバム・チャート)”の114位に初登場している。残念ながら第一週目で100位の壁を破ることこそ叶わなかったが、彼らの作品がこの“THE BILLBOARD 200”にランクされるのは今回が初めてのこと。これは大きな躍進と解釈すべきだろう。
さらにこの作品は、“TOP INDEPENDENT ALBUMS”チャートで9位、そして“THE HEATSEEKERS”チャートでは、実に1位を獲得するに至っている。この“THE HEATSEEKERS”は、過去にアルバム・チャートでトップ100圏内にランクされたことのないアーティストを対象とするもの。つまりは“ブレイクが予感される新人/新進アーティスト・チャート”といったニュアンスのものである。
実際のところ、“THE HEATSEEKERS”での首位獲得というのは、“THE BILLBOARD 200”でトップを獲ることと比べれば桁違いに小さな事件でしかないかもしれない。が、実はこの“THE HEATSEEKERS”に対する音楽業界内での注目度というのは非常に高く、まったく侮ることができないもの。たとえば大物アーティストたちが自分たちのツアーの共演バンドを探そうとするとき、メディア関係者が“2009年度、期待のアーティスト”といった特集記事を組もうとするとき、参考にするのがこのチャートなのだ。いわば“明日の大ヒット”を占う意味でも大きな意味を持つこのチャートで首位獲得は、まさに彼らの、これからの本格的なサクセス・ストーリーの始まりを予感させるものといえるだろう。
かつて80年代には、LOUDNESSが『THUNDER IN THE EAST』と『LIGHTNING STRIKES』を2作連続で100位圏内に送り込んだ事実があるが(前者は74位、後者は64位まで上昇)、今回DIR EN GREYが果たしたのは、日本のロック・バンドとしてはそれ以来の快挙ということになる。しかも『UROBOROS』は、まだリリースされたばかり。現在、全米規模(全22公演)で展開中のツアーも12月上旬まで続行されるし、このアルバムに焦点を絞ったライヴ・パフォーマンスが繰り広げられるのは、米国でも2009年に入ってからということになる。まだ誰にもピークを予測することが不可能な『UROBOROS』の動向と、DIR EN GREYの快進撃に、これからも目を離さずにおきたいところだ。
2008年11月20日 増田勇一
◆リリース NEW ALBUM
『UROBOROS』
2008年11月12日Release
【完全生産限定盤】 SFCD-0058~62 ¥12,600 (tax in)
【初回生産限定盤】 SFCD-0063~64 \3,675 (tax in)
【通常盤】 SFCD-0065 \3,150 (tax in)
●ライヴ・国内
<BAJRA -「a knot」only->
12月25日(木) [神奈川]横浜BLITZ
12月26日(金) [神奈川]横浜BLITZ
OPEN 18:00/START 19:00
チケット料金:¥5,000
※1Fスタンディング / 2F指定席
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
<UROBOROS -breathing->
2008年12月29日(月) 大阪城ホール
OPEN 18:00/START 19:00
チケット料金:\6,000
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
●全米ツアー
<TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN>
11月05日(水) フォートローダデール(フロリダ州)/Revolution
11月07日(金) オーランド(フロリダ州)/Firestone
11月08日(土) アトランタ(ジョージア州)/Center Stage
11月10日(月) ボルティモア(メリーランド州)/Rams Head Live
11月11日(火) フィラデルフィア(ペンシルヴェニア州)/The Theatre of Living Arts
11月12日(水) ボストン(マサチューセッツ州)/Wilbur Theatre
11月14日(金) ニューヨーク(ニューヨーク州)/Terminal 5
11月15日(土) モントリオール(ケベック州)/Le Medley
11月16日(日) トロント(オンタリオ州)/Kool Haus
11月18日(火) ポンティアク(ミシガン州)/Clutch Cargo
11月19日(水) シカゴ(イリノイ州)/House of Blues
11月20日(木) ミネアポリス(ミネソタ州)/First Avenue
11月22日(土) ミルウォーキー(ウィスコンシン州)/The Eagles Club
11月23日(日) ソーゲット(イリノイ州)/Pop's
11月25日(火) ヒューストン(テキサス州)/House of Blues
11月26日(水) ダラス(テキサス州)/Palladium Ballroom
11月28日(金) テンペ(アリゾナ州)/Marquee Theatre
11月29日(土) ロサンゼルス(カリフォルニア州)/The Wiltern LG
11月30日(日) サンフランシスコ(カリフォルニア州)/Warfield Theatre
12月02日(火) ポートランド(オレゴン州)/Hawthorne Theatre
12月03日(水) シアトル(ワシントン州)/The Showbox
12月05日(金) イングルウッド(コロラド州)/Gothic Theatre
◆Billboard
◆Heatseekers/Independent
◆iTunes Store DIR EN GREY(※iTunesが開きます)
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
が、それ以上に注目すべきなのが、最新の全米チャートということになるだろう。届いたばかりの11月29日付の米国ビルボード誌のチャートによれば、『UROBOROS』は、“THE BILLBOARD 200(アルバム・チャート)”の114位に初登場している。残念ながら第一週目で100位の壁を破ることこそ叶わなかったが、彼らの作品がこの“THE BILLBOARD 200”にランクされるのは今回が初めてのこと。これは大きな躍進と解釈すべきだろう。
さらにこの作品は、“TOP INDEPENDENT ALBUMS”チャートで9位、そして“THE HEATSEEKERS”チャートでは、実に1位を獲得するに至っている。この“THE HEATSEEKERS”は、過去にアルバム・チャートでトップ100圏内にランクされたことのないアーティストを対象とするもの。つまりは“ブレイクが予感される新人/新進アーティスト・チャート”といったニュアンスのものである。
実際のところ、“THE HEATSEEKERS”での首位獲得というのは、“THE BILLBOARD 200”でトップを獲ることと比べれば桁違いに小さな事件でしかないかもしれない。が、実はこの“THE HEATSEEKERS”に対する音楽業界内での注目度というのは非常に高く、まったく侮ることができないもの。たとえば大物アーティストたちが自分たちのツアーの共演バンドを探そうとするとき、メディア関係者が“2009年度、期待のアーティスト”といった特集記事を組もうとするとき、参考にするのがこのチャートなのだ。いわば“明日の大ヒット”を占う意味でも大きな意味を持つこのチャートで首位獲得は、まさに彼らの、これからの本格的なサクセス・ストーリーの始まりを予感させるものといえるだろう。
かつて80年代には、LOUDNESSが『THUNDER IN THE EAST』と『LIGHTNING STRIKES』を2作連続で100位圏内に送り込んだ事実があるが(前者は74位、後者は64位まで上昇)、今回DIR EN GREYが果たしたのは、日本のロック・バンドとしてはそれ以来の快挙ということになる。しかも『UROBOROS』は、まだリリースされたばかり。現在、全米規模(全22公演)で展開中のツアーも12月上旬まで続行されるし、このアルバムに焦点を絞ったライヴ・パフォーマンスが繰り広げられるのは、米国でも2009年に入ってからということになる。まだ誰にもピークを予測することが不可能な『UROBOROS』の動向と、DIR EN GREYの快進撃に、これからも目を離さずにおきたいところだ。
2008年11月20日 増田勇一
◆リリース NEW ALBUM
『UROBOROS』
2008年11月12日Release
【完全生産限定盤】 SFCD-0058~62 ¥12,600 (tax in)
【初回生産限定盤】 SFCD-0063~64 \3,675 (tax in)
【通常盤】 SFCD-0065 \3,150 (tax in)
●ライヴ・国内
<BAJRA -「a knot」only->
12月25日(木) [神奈川]横浜BLITZ
12月26日(金) [神奈川]横浜BLITZ
OPEN 18:00/START 19:00
チケット料金:¥5,000
※1Fスタンディング / 2F指定席
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
<UROBOROS -breathing->
2008年12月29日(月) 大阪城ホール
OPEN 18:00/START 19:00
チケット料金:\6,000
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
●全米ツアー
<TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN>
11月05日(水) フォートローダデール(フロリダ州)/Revolution
11月07日(金) オーランド(フロリダ州)/Firestone
11月08日(土) アトランタ(ジョージア州)/Center Stage
11月10日(月) ボルティモア(メリーランド州)/Rams Head Live
11月11日(火) フィラデルフィア(ペンシルヴェニア州)/The Theatre of Living Arts
11月12日(水) ボストン(マサチューセッツ州)/Wilbur Theatre
11月14日(金) ニューヨーク(ニューヨーク州)/Terminal 5
11月15日(土) モントリオール(ケベック州)/Le Medley
11月16日(日) トロント(オンタリオ州)/Kool Haus
11月18日(火) ポンティアク(ミシガン州)/Clutch Cargo
11月19日(水) シカゴ(イリノイ州)/House of Blues
11月20日(木) ミネアポリス(ミネソタ州)/First Avenue
11月22日(土) ミルウォーキー(ウィスコンシン州)/The Eagles Club
11月23日(日) ソーゲット(イリノイ州)/Pop's
11月25日(火) ヒューストン(テキサス州)/House of Blues
11月26日(水) ダラス(テキサス州)/Palladium Ballroom
11月28日(金) テンペ(アリゾナ州)/Marquee Theatre
11月29日(土) ロサンゼルス(カリフォルニア州)/The Wiltern LG
11月30日(日) サンフランシスコ(カリフォルニア州)/Warfield Theatre
12月02日(火) ポートランド(オレゴン州)/Hawthorne Theatre
12月03日(水) シアトル(ワシントン州)/The Showbox
12月05日(金) イングルウッド(コロラド州)/Gothic Theatre
◆Billboard
◆Heatseekers/Independent
◆iTunes Store DIR EN GREY(※iTunesが開きます)
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
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