米チャート、D・パウターがトップ10入り

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今週の全米チャートが発表された。ビルボード200アルバムズ・チャートの上位はカントリー勢が占めている。トップ10の目立った動きでは、6位にLLクールJの『Todd Smit』が登場、ダニエル・パウターのセルフタイトルアルバムが9位にランクインした。また、ピンクの『I'm Not Dead』が8位、ジェイムス・ブラントの『Back to Bedlam』が10位となっている。

チャートでは他に、米アイドルオーディション番組の影響でクイーンのクラシックコンピ『Stone Cold Classics』が45位に初登場。また、昨年10月に日本発売されたバックチェリーの『15』が米リリースされ、48位を獲得した。

1位は先週と変わらず、ラスカル・フラッツ。カントリーアルバムのほか、サントラ、コンピといった作品が人気だ。シングルの大ヒットを伴って上昇するダニエル・パウターをはじめ、日本盤の発売が近いピンクにも未だ目がはなせない。また、夏フェスで来日予定のフレーミング・リップス、フォール・アウト・ボーイらも健闘している。ケリー・クラークソンの『Breakaway』がチャート在位72週目を迎えた。

大まかなチャート変動は、年明けにメアリーJ.ブライジを中心とするヒップホップ/R&B勢が上位を占め、冬にディズニーサントラが大きな話題になった後、春となった今、カントリーの勢いが増している。今年で5年目を迎える人気番組『アメリカン・アイドル』の候補が絞られるにつれ、クイーンやダニエル・パウターのチャートインにみられるように、番組がどういった影響を与えるかにも注目したいところだ。

ビルボードが伝えたところによると、全体のアルバムセールスは好調で、先週および昨年の同週と比べ、伸びている。

一方、オリコンのランキングでは、ダニエル・パウターが洋楽勢としてトップ。ニーヨやベント・ファブリックの人気にLLクールJ、ジェイムス・ブラントらがどう絡んでいるか、日米での温度差も伺いたい。

T.Kimura
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