2004年はイギリスの新人ロック・バンドのデビュー・ラッシュに湧いた1年だった。フランツ・フェルディナンドにキーン、オーディナリー・ボーイズ、22-20sなど、その数を数えれば枚挙に暇がないが、その中でカサビアンの支持は、本国イギリスはもちろんのこと、ここ日本で熱狂的だったように思う。“プライマル・スクリームの再来”と呼ばれる下から突き上げるような屈強なダンス・グルーヴを武器としたロックは、ブリット・ポップ時代からのUKロック・ファンの琴線に強く触れるものとして評判が評判を呼び、今回のジャパン・ツアーも全公演ソールド・アウトの快挙も達成。そんな彼らに直撃した。
──日本公演はどうでしたか?
クリス・カーロフ(G/以下カーロフ):とにかくすごく良かったよ。全てソールド・アウトだったし、充実してたよ。
──日本のオーディエンスはイギリスのオーディエンスに比べてどうでした?
カーロフ:すごくのめり込んでくれるよね。イギリス人と 比べると、純粋に音楽を愛しているように感じるよ。
クリストファー・エドワーズ(B/以下エドワーズ):熱心だね。自分を表現することを恐れていないよ。
──もうすぐ2004年も終わりますけど、今年はあなたたちにとってどんな年でしたか?
エドワーズ:とにかく忙しいったら、ありゃしなかった(笑)。でも、間違いなく人生で最良の年だったな。
──今年は本当にたくさんのバンドが登場した1年でしたね。フランツ・フェルディナンドにキーンにキラーズに22-20sに……。よく比較もされたと思うのですが。
カーロフ:カサビアンより良いバンドは一つもないね(笑)。断然いいぜ!
──その中で仲良くしてるバンドは?
エドワーズ:オーディナリー・ボーイズとズートンズあたりかな。
カーロフ:あとはポール・マッカートニーにミック・ジャガー。たまにジョージ・ハリスン。マイケル・ジャクソンもだ(笑)。
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『カサビアン』 BMGファンハウス BVCP-21393 \2,548(tax in) 1. クラブ・フットPVあり 2. プロセスド・ビーツ試聴あり 3. リーズン・イズ・トリーズン試聴あり 4. I.D. 5. オレンジ(インタールード) 6. L.S.F.(ロスト・ソウルズ・フォーエヴァー) 7. ランニング・バトル 8. テスト・トランスミッション 9. ピンチ・ローラー(インタールード) 10. カット・オフ 11. ブッチャー・ブルース 12. オーヴァリー・ストライプ 13. U・ボート 14. クラブ・フット-ジャグズ・クーナー・ボーカル・ミックス-(ボーナス・トラック)
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