映画『五線譜のラブレター DE-LOVELY』にロビー、コステロ、アラニスらが出演

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公開中の映画『五線譜のラブレター DE-LOVELY』には、洋楽ファンにもお馴染みのミュージシャンが多数出演している。20世紀半ばに映画やミュージカルの音楽を数多く手掛けた作曲家、コール・ポーターの半生を描いた作品で、“Night and Day”や“Begin The Beguine”といった名曲が、劇中劇のような形で次々に披露されるのだ。登場するミュージシャンたちが、普段とは全く違った衣裳や雰囲気で歌うのも興味深い。

例えばロビー・ウィリアムスは、髪を七三になでつけた蝶ネクタイ姿で、映画のオリジナルタイトルにもなった“It's De-lovely”を、また、「生まれて初めて白いジャケットを着た」というエルヴィス・コステロは、“Let's Misbehave”を熱唱。コステロの妻としても知られるダイアナ・クラールをはじめ、アラニス・モリセットやシェリル・クロウといった女性シンガーたちは、アンティークな雰囲気のドレスやジュエリー、ヘアメイクで、耳だけでなく目も楽しませてくれる。

さらに驚いたのは、シンプリー・レッドのミック・ハックネルが真っ赤な軍服姿で登場すること。もっとも彼の場合は、そのあまりの変身ぶりに、よほどのファンでないと気がつかないかもしれないが…。実はシンプリー・レッドは、かつてコール・ポーターの曲をレコーディングしたこともあるのだそうだ。

この他にもジャズの大御所ナタリー・コールや、ギリシャのテノール歌手マリオ・フラングーリス、女性シンガーソングライターのヴィヴィアン・グリーンなど、幅広いジャンルのアーティストが参加し、なんとも豪華なパフォーマンスの競演となっている。

原 令美/イーフィールズ
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