ザ・ズートンズ、マーキュリー賞ノミネートに驚き

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リバプール出身の新人バンド、ザ・ズートンズのデビュー・アルバム『Who Killed The Zutons』が、今年のマーキュリー・アワーズにノミネートされた。バンド・メンバーのデイヴ・マッケイヴ(Vo&G)は、その驚きをこうXFMオンラインに語っている。

彼は、ヨーロッパのサッカー・トーナメント<Euro 2004>で優勝したギリシャ・チームを引き合いに出しこう話した。「ビックリしたよ。冷や汗も出た。でも認められるのはいいことだ。勝ち目はないっていうんだろ。でも、分からないよ。弱者はときとして驚く力を発揮するからな。俺達もそうかもしれない。ほら、ギリシャだって<Euro>で優勝したじゃないか。俺達が、誰と戦ってるのかはわかんないけどさ」

今年のマーキュリー・アワーズには、ザ・ズートンズのほか、ザ・ストリーツ、フランツ・フェルディナンド、キーンらがノミネートされている。ノミネートの発表はアルファベット順だったが、マッケイヴはザ・ズートンズの名が1番下にあるのが気に入らないようだ。

また賞金の2万ポンド(およそ400万円)の使い道もすでに決まっているという。「バハマに直行する。それか、借りてる金を返すか……。バンドにいると年中、みんなに金を借りてなきゃならないんだよ」

ザ・ズートンズは、今週末行なわれる<FUJI ROCK FESTIVAL '04>で来日する。

Ako Suzuki, London
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