『Do You Know?』スペシャル・メンバーを直撃！
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CRYSTAL BOY： 妥協とか、時間を埋め合わせるために曲を作りましたというものが一曲もないんですよ。つまり、全ての曲をこだわり抜いて作りました。まじめな歌はまじめに取り組んで、バカな歌はとことんバカになってね（笑）。 ノリ・ダ・ファンキー・シビレサス： バラエティに富んだ一枚ですね。僕らの印象としてシングル「ススミダス→」や「ポロン２」に代表される感動系なイメージを捉えている人も多いと思うんですけど、それ以外の、僕らの日常をそのまま切り取ったような曲もあったりして。まさにnobodyknows＋の全てを凝縮したような内容かな、と。 HIDDEN FISH： 全曲一生懸命やりましたね。一曲も飛ばさずに聴ける、楽しめるところだらけの内容だと思いますよ。ただ……「SUMMER」だけ、僕一人、リリックのテーマがずれていて。みんなバケーション系だったのに、僕だけ“クーラー病”だったんですよ（笑）。でも最終的にまとまりのある仕上がりになってよかったな、と。 ヤス一番？： 僕もまるごと聴き飽きることない、いい流れがある一枚になっていると思います。売れる、売れないは分からないけど、とりあえず自分が納得できるものができたという充実感を得ることができたので、よかったな、と。 DJ MITSU： どれも“常に最高の完成度を…”と考えて作った曲ばかり。 “これはまずいだろ？”というものを一回でも出したら、次はないという危機感を持って今まで曲を作ってきたので、アルバムまで行き着けたのがすごくよかったなと。だから一曲一曲どれも言葉にしがたい思い入れがありますね。 ――５年間の活動をアルバム一枚にするのは大変だったのでは？ DJ MITSU： 曲を作るときの危機感と比べたら、まとめる作業は楽なもんです。曲順に関して言えば、リスナーの耳に響きやすく、聴き飽きないように、と考えましたね。 ――アルバムには書き下ろしの曲が３曲収録されていますね。 CRYSTAL BOY： 「slow down」（M14）は、僕らがこれまで見て見ぬフリをしてきたスローテンポのトラック。最初はどうなるかと心配だったんだけど、やってみたら、全員がまた一つになれたような、nobodyknows＋の新たな扉を開いたような感じがした。また、メンバーそれぞれが自由に書いたリリックが見事にポジティヴな雰囲気で一致していて、オ～ッて感じでしたね（笑）。 HIDDEN FISH： 「熱帯夜」（M5）は、久々のわかば塾（HIDDEN、ヤス、ノリ）３人による曲。ヤス君がテーマを「"クラブ"にしようか？」ということで、クラブに行ったらよく見る光景をリリックにしてみました。僕ら、“感動系”って言われているじゃないですか。それとは違う、リアルな自分達、ノリの軽さを表現したつもりです。
DJ MITSU： CRYSTAL BOYがナンパして、結局フラレて「バイバ～イ」っていうシチュエーションなんですけど、普通に女の子の声を入れるのではつまらないな、と。集団の声を入れるつもりだったので、一人くらい混じってても大丈夫だろ…と思って入れました（笑）。 ――他のメンバーへ何かサプライズはあったんですか？ ノリ・ダ・ファンキー・シビレサス： 他はないかな。逆に僕がサプライズを与るほうだったんで！ DJ MITSU： ある時、スタジオに全員集まって作業をすることになったんだけど、ノリだけ「１時間くらい遅れます」って連絡があったんですよ。なら、ノリが来るまでみんなで散歩でもしようか…と外に出たら、近所の駐車場にノリの車があって、そのなかで必死にリリック書いていたんです。ならスタジオで書けよ！って（笑）。 ヤス一番？： でも、俺らメンバー全員の中に、いつもいい緊張感があるんですよ。それぞれがライバルで、負けられないリリックを書かなくては…っていう。だから中途半端なものをみんなの前に持って行くと、自分が恥ずかしくなるんですよ。 取材・文●松永尚久 ※特集記事トップへ戻る |
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