リンゴ・スター、ブライアン・ウィルソンら、名ドラマーのハル・ブレインを追悼

エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、ロネッツ、バーズ、ビーチ・ボーイズ、サイモン&ガーファンクルらのレコーディングに参加してきたドラマーのハル・ブレインが、今週月曜日(3月11日)90歳で亡くなった。
ブレインは、プレスリーの「好きにならずにはいられない」、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」、バーズの「ミスター・タンブリンマン」、ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」、サイモン・ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」「明日に架ける橋」「コンドルは飛んでいく」、カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」など数々の名曲で演奏し、2000年にサイドマンとして初めてロックの殿堂入りを果たした1人だった。
ブライアン・ウィルソンは、「とても悲しい。何と言ったらいいか、わからない。ハル・ブレインは言葉にできないほど、素晴らしいミュージシャンで友人だった。ハルは僕に多くのことを教えてくれた。彼は僕らの成功に大きく関与していた―最も偉大なドラマーだった。それに、僕らはたくさんの笑いを共にした」と追悼の言葉を寄せた。
I’m so sad, I don’t know what to say. Hal Blaine was such a great musician and friend that I can’t put it into words. Hal taught me a lot, and he had so much to do with our success – he was the greatest drummer ever. We also laughed an awful lot. Love, Brian pic.twitter.com/vLOX3RIKc6
— Brian Wilson (@BrianWilsonLive) 2019年3月11日
リンゴ・スターは「ハル・ブレインに神のご加護を。彼の家族にピース&ラブ。さようなら、ハル、素晴らしいミュージシャン」とツイートしている。
God bless Hal Blaine peace and love to all his family Goodbye Hal an incredible musician. ????✌️????❤️☮️
— #RingoStarr (@ringostarrmusic) 2019年3月12日
ロネッツのリード・シンガー、ロニー・スペクター(ヴェロニカ・ベネット)は「今日、残念なことにハルにさよならを言わなくてはなりません。私たちロネッツのレコーディングで彼がかけたくれた魔法に感謝します」との声明を出した、
BBCによると、先月、ブレインの90歳の誕生日パーティーでプレイしたザ・ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツは、「彼は僕らに多くのことを与えてくれた」と話していたという。
一般に名が知られていたわけではないかもしれないが、ミュージシャンや音楽界への貢献は非常に大きく、ロックの殿堂によると、ブレインがプレイした曲は、40曲もが全米1位に輝いたという。
合掌。
Ako Suzuki







