彗星のごとく現われた新世代歌姫、菅原紗由理 1stアルバム『First Story』特集

菅原紗由理彗星のごとく現われた新世代歌姫、実はド根性ガール!?

「新幹線の改札を抜けてから、緊張して手が震えたり、ご飯も食べられなくなったりもしました」

今やりたいことをできる力でやりきった――こんなに1stアルバムらしい1stアルバムも珍しいと思える、菅原紗由理の『First Story』がリリースされる。ポップスとR&Bの境界を感じさせない、自身のDNAが繋ぐヴォーカリゼイション。人に恋し、自分の感情にドギマギしたり、やむを得ない別れを受け入れたり、時には心無い言葉に傷つきながらも“自分は自分”と言い切る強さを綴った歌詞。レコード会社のオーディションでデビューのきっかけを掴み、2009年12月には「FINAL FANTASY XIII」テーマ・ソングである「君がいるから」で一躍、注目度を高めた彼女だが、意外にそのスポ根顔負けのデビュ―までのプロセスは知られていない。今回はデビューに至る日々、そして1stアルバムについて訊いた。