――去年は推定少女にとってどんな年だった?
Lissa:
変わったぞ、というのを見せる時期だった気がします。3ヵ月連続リリースまでの間、お互い、ヴォイトレとか
Lissaはお芝居の勉強とか。いろいろチャレンジするための下積み作業をやって(笑)。それが終わってからは、いままで
にはありえなかった髪の毛金髪にしたりとか、脱・制服して私服を着るようになったり。3ヵ月連続リリースとか、ライヴ
のワンマンで2ステージやったり。あとはソロの活動も始まったり。脱・アイドルして、
推定少女、イメチェンの年だよね?
Rino:
初めてのことをいっぱいやったよね。Rinoはステージで弾き語りをやったり、今年になってモデルのお仕事をしたり。
それぞれが一歩を踏み出した年。
――クリスマス・ライヴでもソロ・コーナーがあったけど。ソロというのは、推定少女とはまた違う自分が出せる場所
なのかなぁ。
Rino:
推定少女というのはみんなもう分かってるけど、RinoとLissa、一人ずつの性格っていうのはまだ分かんないと思う
んです。作詞って一番本音が出るじゃないで すか? そこでうちらはまた、間逆の歌詞を書くので。こっちはこうなったら
いいなっていう明るいやつで、Rinoはこういう気持ちですっていう暗いやつなんですけど(笑)。そういう2人の性格を知っても
らえるところなのかな。
Lissa:
いいんだよね。2人のバランスが。
Rino:
だからお互いの歌がお互い、すごい好きなんですね。だから、次はお互いのソロ曲を2人で歌いたいねって言ってる
んですよ。
Lissa:
そう。ソロをやったことで「2人で歌うの嫌になった?」とか思ってる人もいるみたいで。そういうのでは絶対
ないから。お互いのソロを2人で歌ったら、今度はRinoの弾き語りで歌ってみたいとか。いろいろやってみたいんですよ。
その一つだから。
――なるほど。今年も、推定少女としてはいろいろやっていきたいことがたくさんある感じ?
Lissa:
去年がいい感じで終われたからこそ、年明けた瞬間から気合いがね。「今年もやってやろう!」っていう気分だった
よね。だからいま溢れてる(笑)。「やりたい!」っていう気持ちが。歌だけじゃなくて、バラエティーも演技も全ジャンル
やりたい。やったらやっただけ自分にも推定少女にもって返れるから。
Rino:
一番はライヴだよね。ライヴやりたい!
――いまは燃え燃え、自信満々の推定少女だ!
Lissa:
いや、不安はつねにありますよ。やりたいことがたくさんあると、その数だけ。
Rino:
やりたいことをちゃんとやりたいから。完璧にやりたいからこそ、その分、不安はいつも以上にあるよね。
――その不安を乗り越えてやっちゃうのが、推定少女のアーティスト・パワーだと思う。そして、今回のDVDシングル第三弾
「Chewing Girl」。今回のはどんな作品になったかな?
Rino:
これ、風船ガムを恋に例えてるんですよ。最初全然意味分かんなかったんですけど。
Lissa:
一行一行にちゃんとガム=愛みたいな方程式が入ってるんですよ。それに気づいたときは「すげぇー!」って。
教えてもらいたいです。こういう歌詞の書き方を(笑)。しかも、可愛いんですよ。ホントは「あたし、食べてみたい?
あたしと恋したい?」っていうセクシーな女の子なんだけど、可愛く歌っちゃってるところが可愛いよね?
Rino:
そう。あと、2人でつけたダンスも可愛いんですよ。プロモーションビデオでも2人で歩いてるんですけど。今回、
あそこのダンスはヒットだよね?
Lissa:
うん。踊っててすげぇ楽しい!
――衣装も今回はノーマルにかわいかった。
Lissa:
でもこれもチャレンジですよ。今回の三部作は全部チャンレンジ。1枚目は髪の毛金髪にしてロックな感じで。
2枚目は髪の毛ふわふわにして白い衣装で。3枚目もいままでに着たことない衣装で、露出ゼロでしょ?
――クリップもエッチじゃないもんね(笑)。
Lissa:
セクシーもなにもなくて。そこもチャレンジですね。
Rino:
第一、こんな洋服で見せても変じゃないですか? だから見えないようにするのが大変でした(微笑)。
気ぃ使いました。
――音楽的にも今回の三部作はチャレンジの連続で、いろんな推定少女が聴けたけど。
Lissa:
1枚目がクール、2枚目がソフト、今回がきゃぴきゃぴキュートって感じで。
――今後はどんなチャレンジをして、新しい推定少女を見せていきたい?
Rino:
もっとロック調の激しいヤツをやってみたい。あとは新しい推定少女のバラード を作りたいですね。
Lissa:
ライヴでジョン・レノンさんの歌を歌ったじゃないですか? 平和について 淡々と歌ってたんですけど。
そういうことを歌ってみたい。地震とか津波とかあった じゃないですか? そういうときに、人を助けてあげられるような。
被災地に行って歌えるぐらいまじめな歌を歌いたい。自分たちが楽しむ歌じゃなくて、人を支えてあげられるような歌を。
あとはセルフ・プロデュースをやってみたい。ライヴとかも自分たちだけでステージを作ってみたい!
取材・文●東條祥恵
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