『17’s Heaven』撮影秘話&全曲解説

2005.05.26 09:15

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2004年11月から、「振動」「チョコレート」「Chewing
Girl」という



3枚のDVDシングルを連続リリースし、



脱・制服→ロック・ギャル→純白清純派→ナチュラル・ガーリーと、



作品ごとにまったく別の新しい表情を見せてきた推定少女。



その集大成的作品であり、これからの成長と変貌をも期待させる



アルバムとDVDアルバム『17’s Heaven』を同時リリースした彼女たちに、



撮影秘話を訊きつつ全曲解説をしてもらった。












初のロンドン撮影秘話
















――『17’s Heaven』はどんな作品になった?



Rino:
今回は“初挑戦”ものがぎっしり! 曲調も衣装も歌もすべて。2人のソロ曲もあったり。どれがホントの推定?っていうぐらいにいろんな推定少女がつまってます。



Lissa:
DVDのほうには、これまた初めてライヴ映像が入ってます。推定のライヴに来たことない人も、ぜひ観て下さい!



――ジャケットやソロ曲のクリップはロンドンで撮影してきたんだよね?



Rino:
超寒かったけど街がすごいキレイで。



Lissa:
2階建てバスとか“ハリーポッターだ!”って盛り上がってたんですけど、この話題は、3日目で飽きました(笑)。今回のロンドンは、打ち合わせをしてるときに“ロンドンで撮れたらすごいよね”って話がスタッフから出て。私たちは「絶対また合成だよ」って言ってたんですけど、ホントに行くことになっちゃって(笑)。急だったから衣装はロンドンのマーケットで買って。



Rino:
衣装の買い物、すっごい燃えたよね?



Lissa:
“あっ、これカワイイ! あれカワイイ!”って。それでいざ着てみたら、私のスカートが透け透けで(←ジャケット写真で着用)。しょうがないから見せパンはいたんですけど。



Rino:
それで撮影のときには「とにかくジャンプしろ」って言われて、表情とか「これいいの?」っていうぐらいすごいのに、その写真がジャケットに使われ。



Lissa:
“ロンドンだからいっか~”って。渋谷じゃダメですけどね(一同笑)。










ALBUM & DVD ALBUM 『17’s Heaven』全曲解説



















NEW ALBUM & DVD




『17’s Heaven』
(CD)

2005年4月20日発売

ESCL-2645 \2,548(tax in)















『17’s Heaven』
(DVD)

2005年4月20日発売

ESBL-2175 \2,940(tax in)


























MOVIE




ロンドン撮影メイキング映像








最新メッセージ映像


























オフィシャル・サイト




http://www.suiteishojo.com

























PRESENT





■サイン入りポラ■

■2名様■

■応募締め切り■

2005年6月15日

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M1. etc.








Lissa:PVではバックバンドをつけて、パンクっぽい感じで。髪の毛もツンツンにして。

Rino:Rinoはガータつけて。

Lissa:2人とも目の回り真っ黒にしてね。自分で見ても別人すぎてコワい(微笑)。

Rino:曲は、大人とか世間とかに反抗してる歌ですね。

Lissa:自分たちの好きなこと、嫌いなことがはっきり描かれてるから歌ってて気持ちいい。10代、同世代の人は絶対同じこと感じてると思います。



M2. Chewing Girl


 (DVDシングル連続リリース第3弾:’05.1.19発売)







Rino:恋愛をチューインガムに例えた歌です! どんどん膨らんだり、突然、割れちゃったり。

Lissa:その恋愛もいろんな見方ができるんですよ。ちょっとセクシーな歌にもとれるし、かわいい恋心の歌にもとれて。ぜひ自分で物語を作って曲にあてはめて聴いてみて下さい。

Rino:PVは富士山の麓を歩いてたり、風船で遊んだり。すごい楽しそうな画になってます。



M3. チョコレート
 (DVDシングル連続リリース第2弾:’04.12.22発売)














Lissa:PVは、女のコ2人がホームパーティを開いてるイメージ。古い8ミリカメラで撮って、思い出画、振り返り画みたいな感じが歌詞にリンクしてて。これ聴くと泣きそうになるぐらい胸がキュンとなる。実際にこういう思い出はないんですけど(笑)。

Rino:推定少女はこのPVで初めて白を着ましたね。

Lissa:ブリッコとかしたことないからね(笑)。



▲「チョコレート」PV撮影密着取材ページ

Rino:できるかな?って言ってて。

Lissa:女のコらしさってないのかと思ってたけど、よかった。“私だって女のコだもん”っていうのを作品として残せて。(一同大爆笑)



M4. B.O.Y







Rino:この曲はずばりロックですね。

Lissa:PVは渋谷BOXXのライヴ映像で。

Rino:ライヴ中、いつもスタッフが舞台の下でカメラを回してて“いつ使うんだろう?”と思ってたら、ここで使われてました。

Lissa:この曲聴いたら、動きたくて、手ぇ上げたくて、身体がとまんなくなるんですよ。だから終わった後はハアハアいってるんですけど。

Rino:いつも以上に動いちゃう曲!


M5. 振動
 (DVDシングル連続リリース第1弾:’04.11.17発売)






Lissa:この曲から新しものチャレンジ・シリーズが始まって。曲調も変わって、PVもいままでは踊りの振り付けとかあったんだけど、この曲はそういうのがまったくなくて、ただ熱唱するだけっていうのには戸惑いました。

Rino:RinoはこのPVを撮影してる時期、まさにこの歌のようなせつない心境だったから、逆にやりやすかったです。

Lissa:久しぶりのPV撮影だったんで、すっごい緊張したけど楽しかったですね。

Rino:廃虚で撮ったので、すっごいカビ臭くて辛かったのは辛かったですけど(笑)。


M6. ヌリツブサレタジジツ
(Rinoソロ曲)






Rino:このPVを撮る前の日、“この色とこの色の組み合わせはどうかな~”とか夜中の3時頃までLissaとフィッティングをして、Rino的に最高の衣装を選んだんです。それで、実際に撮って出来上がったものを見たら「白黒だよ!」って(一同大爆笑)。めちゃくちゃかわいいんですよ、この衣装! スパンコールの涙もつけてるんですけど、その色も「出てないんじゃん!」って(怒笑)。曲はギターで作ったんですけど、詞は、あるとき事務所の人に呼び出されて怒られたことがあって。Rinoとしては“どうして分かってくれないの!”っていう気持ちで。そういう人に言えないことを素直に歌にするから、明るいものは書けないと思います。


M7. ネバーランド(Lissaソロ曲)






Lissa:もらったメロディがド明るかったのと、いま一番行きたいところが海外のヤシの木が生えてるっぽいところだったんで、旅行をテーマにブワ~っと詞を書いていきました。だから、PVはブルーの海がバックにあるイメージだったんですけど、連れて行かれたのは寒いロンドンでした!(一同笑)。で、歌詞が旅の話だから“電車とかバスとか乗り物に乗りたいです”って言って、こういうのになりました。


M8. Channel







Rino:PVは「etc.」と同じ日にライヴっぽく撮りました。頭をおだんごヘアにして、衣装もめちゃくちゃカラフルでかわいいんです!

Lissa:
これはまだライヴで歌ったことない曲なんですけど「B.O.Y」と一緒で、頭は振るは身体は動きっぱなしで、すっごい疲れました。

Rino:
アルバムの最後の曲ですけど、全曲聴いた最後に“でも、ここで終わりじゃないよ”っていう。

Lissa:
“これからもいくぞ!”っていう、始まりの歌でもある。


M9. 英会話部(DVDにのみ収録)






Lissa:「振動」からずっと部活映像(※)をつけてたんで、今回も入れとこうと。そしたら「はい、そこら辺歩いてる人んとこ行ってこーい!」「えっ!?」って(一同笑)。もう、文法無視して知ってる単語を全部使って話しかけて。すっごい大変でした。

Rino:
今までも制服は着てきたけど、ここでは初ブレザー姿を披露してます! これもロンドンで見つけたものなんですよ。



(※)部活映像

超シュールな、ただひたすらホルモンを食べ続ける「スタミナ部」、体当たりで防災の重要性を体験する「防災部」など、アイドルのパラエティ企画としては想像を越えるシュールなネタ満載の、テレビ東京系『推定学園26時』内の人気コーナーでもオンエア。同番組のセルDVDが好評発売中!




取材・文●東條祥恵

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