【速レポ】<中津川 WILD WOOD 2026>、晴天のもと開幕

<中津川 WILD WOOD 2026>が2026年9月19日、岐阜・中津川市の中津川公園内特設ステージにて幕を開けた。初日オープニングアクトの水平線の熱演に続いて、小栗仁志市長が<中津川 WILD WOOD 2026>の開会を宣言。晴天のもと、2年目が本格的にスタートしたかたちだ。
昨年、“野外フェス発祥の地”とも⾔われる、ここ中津川で新たにスタートした<中津川 WILD WOOD>は、タイトルが示す通り、野生の木々が生い茂る自然豊かなロケーションを舞台に、開放感たっぷりに思う存分音楽を満喫できるフェスだ。初開催の昨年は好天に恵まれて大盛況。“中津川にフェスが帰ってきた!”という感慨もありつつ、あっという間に人気フェスの仲間入りをした印象だった。

そして第2回目となる2026年は、5連休のシルバーウィーク冒頭2日間にわたり全39組のアーティストが集結、より一層スケールアップしたフェスとなって開催を迎えた。ワークショップや各種イベント、フードエリア等、ライブステージ以外の見どころとお愉しみも満載。初日午前中から活気に溢れた現地の様子をご紹介したい。
ライブのステージは、今年も前年に引き続き、“Wonderwall” “Fools Gold” “Parklife”と名付けられた3つのステージが設置された。フェスのタイトルも含めて、UKロックファンの心をくすぐるネーミングだが、きっと来場する子どもたちは将来、「あれ、もしやこの曲のタイトルって!?」と気付くときがくるはず。そんな未来の音楽ファンたちへとバトンを渡すべく、心ある催しがフィールドのあちこちで行われている。
“Fools Gold”と“Wonderwall”という2つのステージが設置されている芝生エリアを背に歩くと、親子揃って楽しめるキッズエリア“Child Wood”が設けられている。ここでは、ボルタリング体験、マスつかみ、土の塊を掘って化石レプリカと天然石が手に入る“恐竜発見”といった催しから、シンガーソングライター黒木渚がこどもたちに作詞作曲を伝授するワークショップ(9/20のみ)、パーカッショニスト・ぬましょうによる“音楽と絵本ワークショップ”(両日ともに実施)といった貴重な音楽体験ができるイベントもあり。また、地元の中津商業高等学校が“ウッドくんのボールころがし”といった出店をしており、地域とフェスが密接に関わっていることがよくわかる。
隣接したフードエリアを置くまで歩くと、アトラクションステージ“Beautiful Ones”が鎮座。個性豊かなDJ、シンガーによるライブや、前回も好評を博したぬましょうによる体験型ワークショップ、FM GIFU公開収録の浅井健一によるトーク、江崎岐阜県知事と小栗中津川市長によるトークセッションを地元の飛騨牛やクラフトビール、銘酒などを味わいながら聴くことができることも楽しみだ。

そして今年初の試みとして注目したいのが、“ギブソン・ブランズ・ジャパン”のフェス参加だ。ギブソンといえば、言わずとしれた世界的なギターブランド。レスポールやSG、フライングV、エクスプローラーなど、代表機種は枚挙にいとまがない。Parklifeステージではギブソンサポートの『“Gibson presents” プレミアムライブ』として、初日19日にOriginal Love & CADEJO、2日目20日には竹内アンナ(バンドセット)が登場することも決定している。そのステージ構成やステージ機材にも注目が集まるところ。
また、前述の“Beautiful Ones”で実施されるトークイベント“Gibsonクロストーク”には、豪華アーティストたちの登壇も予定されている。初日19日には森純太(JUN SKY WALKER(S)) × KOKI(The BONEZ / TEARS OF THE REBEL) × 林萌々子(Hump Back)。2日目20日には生形真一(ELLEGARDEN / Nothing’s Carved In Stone) × なち × るみなす(サバシスター)が登場。いずれも、ここでしか観られない組み合わせだけに興味が尽きない。
さらには、最新のギブソン・ブランズ・モデルが一堂に介する製品展示ブースもふれあいセンター建物内に設置されている。エレキギターはもとよりアコースティックギターなど数々の名器を試奏することも可能だ。映えポイントとしてギターと一緒に撮影すればフェスの大きな思い出になるはず。
小高い丘にある“Parklife”へと向かう途中には、たくさんのショップが出店しており、ヴィンテージTシャツやギターストラップ、アクセサリーの販売などもフェスを彩っている。各所にはペットボトルの洗い場やエコステーションが備えてあり、エコ意識の高さも前身フェスの精神を受け継いでいるようだ。
そして昼間には親子揃ってファミリーで楽しめるイベントがある一方で、大人たちがハジケることの可能なナイトタイムも待っている。それが初日19日の夜、キャンパーが中津川の夜を存分に楽しむためのイベントとして実施される“Star Guitar”だ。“クラブエリア”では、DJの音楽を楽しみながら酒と⾳楽を味わうことができす。“プロレスエリア”にはDRAGON GATEが昨年に引き続き参戦。DRAGON GATEといえば今週の『週刊プロレス』の表紙として大特集が組まれているほど、今最も熱いプロレス団体だけに衝撃の出会いとなる人もいるはず。昨年の<中津川 WILD WOOD 2025>にて闇の中で観たプロレスはシュールな夢を見ているような不思議な光景でもあった。
なお、会場にはおなじみの中津川 WILD WOOD神社が鎮座している。今年はピンク・フロイドのアルバム『The Division Bell』(邦題『対/TSUI』)のジャケットアートワークを模したであろうモニュメントが入り口で異彩を放っているので、ぜひ訪れてみていただきたい。
前身フェスでは、“子どもたちが大人になっても夏フェスを楽しめるように。”というメッセージが記された冊子が配布されていたことを思い出した。それはエネルギー問題についての啓発も意図されたものだったが、同時に、“自由にのびのびと音楽や自然に触れることの原点”が、1969年に初めて野外フェスが開催されたここ中津川にあることも伝えていた。おそらく、その思いは今も受け継がれ、最高に気持ち良い自然の中で、個性アーティストたちの奏でる音楽が空気を震わせて、全国から訪れた人々を迎え入れる。今年は、どんな光景が繰り広げられるだろうか。心と体の赴くままに、今しかないこの瞬間に身を委ねたい。
なお、BARKSは9月19日および20日の2日間、全39組が熱演を繰り広げる<中津川 WILD WOOD 2026>全アクトをクイックレポートでお届けします。
取材・文◎岡本貴之/BARKS編集長 梶原靖夫
撮影◎ハタサトシ
■<中津川 WILD WOOD 2026>
9月19日(土) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
9月20日(日) 岐阜県中津川公園内特設ステージ
〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川1683-797
open10:00 / start11:00 / 21:00終演予定
▼出演アーティスト ※A-Z順
【9/19(土)】
10-FEET / dustbox / GLIM SPANKY / Hump Back / JUN SKY WALKER(S) / 神はサイコロを振らない / KREVA / 黒夢 / Lucky Kilimanjaro / Omoinotake / Original Love & CADEJO / Penthouse / 礼賛 / レトロリロン / スガ シカオ / 水曜日のカンパネラ / 東京スカパラダイスオーケストラ / ユニコーン / 水平線(Opening Act)
【9/20(日)】
浅井健⼀ / THE BAWDIES / THE CHERRY COKE$ / FLYING KIDS / HEY-SMITH / 黒木渚 / moon drop / ねぐせ。 / 日食なつこ / Nothing’s Carved In Stone / OKAMOTO’S / サバシスター / 聖飢魔II /ストレイテナー / 竹内アンナ / 土岐麻子×和田唱×川口大輔 / w.o.d. / ヤバイTシャツ屋さん / ヤングスキニー / 板歯目(Opening Act)







