▲ROCK OF AGES 2001 オフィシャル・サイトへ ▲特集のトップ・ページに戻る | 今日はとってもハッピ-な予感がする。いつだってとっても素敵な“何か”を与えてくれる、ドミンゴスとフラワ-カンパニ-ズの対バンだから。
▲ドミンゴス | 客電が落ち、いつもの1、2、3のカウントはドミンゴスのSE、ウィルソン・ピケットの「LAND OF 1000 DANCES」。オ-ディエンスもキメに応えて、もう準備は万端だ。もちろんソ-ルドアウトした客席は熱気に満ち満ちて、もう待ち切れないって雰囲気。
颯爽と登場した4人のメンバ-。演奏するは、まずはドミンゴスのテ-マから。キメでポ-ズを作り客席を湧かせる。
ドミンゴスは、ヴォ-カル&ギタ-の吉田一休を中心に、日本の歌謡曲、R&B、ソウルに喜怒哀楽な歌詞を乗せ、エンタ-テインメント性たっぷりに演奏するグル-プだ。メンバ-は他に、二枚目ギタリスト/三田ヒデキとマスコット的存在のベ-ス/ミツゴロウ。そしてイジられキャラのドラマ-/ナカジマノブ。
ステージは、デビュ-曲「ウ.フ.フ.」へと続き、エンディングで一休が取り出したゴム手袋、こいつを被って膨らませるパフォ-マンスはもう、おなじみ。“SHELTER 10th”と書かれたゴム手袋は1メ-トル近く膨らみ、ハジける! ここで、10周年おめでとうのMC。これはニクい演出だ。「肩の骨折も82%治ってま-す! あと足りない18%、皆さんにお願いしま-す」と言って客席へ投げる。
「BOON BOON Hey! BOON」「ちょっと待って! Baby」と続き、再度MCを。ここでは、久しぶりのSHELTERのステ-ジで緊張した話や、かつての思い出話などを披露。ティッシュにバンドのチラシを詰めて配った話や、定期券を買ってまでSHELTERに通った話など。彼らは本当にSHELTERが好きなんだなあ。
バラ-ドを挟んで現在レコ-ディング中の話、そしてブギウギ調の新曲へ。かつてのバラ-ド「僕にできること」をテンポアップさせR&Rテイストで演奏。郷ひろみのカヴァ-曲「花とみつばち」の後には振りつけが見事な「あの子はビタミンC」と続く。 変幻するその姿は“何と達者なヤッチャ”って感じ。さ-て、客席とステ-ジでキャンディの投げあいが始まったゾ。もう、雨アラレの大騒ぎだ。そんな中、最後はバラ-ドで締めてくれた。
▲フラカン | ピンクフラミンゴのサウンドトラックから「CHICKEN GRABBER」のSEに乗って登場したのはフラワ-カンパニ-ズの4人。
こちらはエネルギッシュなパワ-溢れるロックバンド。ブル-ジーなR&Rをベ-スに、日本語を大切にした親しみやすいメロディが印象的。いきなり新曲「バイバイブル-ス」から、リズム重視のハ-プを全面にフィ-チャ-した楽曲を続け様に演奏。こちらは「熱い客席ってイイネ」というMCから、ポップなナンバ-「SMILE」へと続け、モニタ-に足を掛けさらに煽る。
フラカンのSHELTERでのエピソ-ドは、デモテ-プを直接持ち込み、その場で聴いてもらって出演が決まった話など。中でも、初対バンのときのドミンゴスの一休は、ドレットパ-マで睨みをきかせていたらしいが、ステ-ジを見てひっくり返った話で盛り上がりをみせていた。そして再度新曲の「真っ赤な太陽」へ。全体的にノラせるナンバ-を畳みかける展開で、圭介のぐいぐい引っ張るヴォ-カルに負けじと、黙々とカッティングするギタリスト/竹安、まるで顔の表情で弾いているようなベ-スはグレ-トマエカワ。そして小西のタイコもタイトと、何とも個性的なグル-プだ。
中学3年の時からの同級生という彼らが、当時ハマっていた『3年B組金八先生』。そのドラマが今秋から帰ってくる、なんて話から既に彼らは32才、つまりずっと大切な仲間でいたいなんて話へ、と。ちなみに、地元名古屋から出発したフラワ-カンパニ-ズ、今年で結成12年を迎えるという。後半は、圭介が息子を見て作ったというバラ-ド、「少年」から。その後、メンバ-紹介からゴリゴリな曲を4曲でガツン! とキメてくれた。アンコ-ルはみんな命がけの「恋をしましょう」など計2曲でエンド。
終演後、地上へと続く階段を汗まみれで上るオ-ディエンスの笑顔を見て、確かに“何か”を受け取ってるなあ、と確認。元気、希望、活力、何でもいいや。そう、ハッピ-が一番だからね。文●中島儀幸 |
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