【インタビュー】デラックス×デラックスはなぜ熱狂を生むのか

2026.06.26 08:00

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デラックス×デラックスの<10th ANNIVERSARY 天晴れ!!和気藹愛ツアー>のファイナルスペシャルワンマンが、2026年7月20日に有明SGC HALLで開催となる。全国各地を巡るライブ活動を軸に支持を広げ続けるデラデラは、近年、初めて訪れる土地でも多くのカロリー(観客)を集める存在となった。その理由は、動画やSNSを通じて広がる認知だけでは説明しきれない。実際に会場へ足を運んだ人々がリピーターとなり、口コミによって熱狂が広がっているからだ。

彼らの魅力の源泉は、楽曲やパフォーマンスそのもののみならず、10年かけて培われたメンバー同士の圧倒的な一体感にあるようだ。

共に暮らし日々の時間まで共有する7人の関係性、トラブルを乗り越えて強くなった結束力、仲間への信頼、観客を巻き込む予測不能なアイディアの数々…「まず自分たちが楽しいこと」というシンプルな信念を貫きながらステージに立つ、デラックス×デラックスならではの「唯一無二のライブ体験」の裏側を覗いてみよう。

──ここ近年は精力的にライブを行なってきているデラックス×デラックスですが、積み上げてきたからこそ得たもの、昔と変わってきたものはありますか?

シダ(SP):行ったことないところでもお客さんが集まるようになりましたかね。初めてライブに来たという人が結構多いんです。

アサガオ(Vo):この前行った九州でも宮崎や大分は初めてだったんですけど、初めて観るという方が半分以上いたりして、ありがたいですよね。

──何がきっかけで観に来てくれたんでしょう。

サクラ(Dr):感想とかを見る限りは、ショート動画とか配信のいわゆるSNSの動画媒体を見てライブに来てくれた人が多そうです。

アサガオ(Vo):僕らは、他のバンドがなかなか行かないような地域に津々浦々行くので、それで来てくれるイメージはありますね。初めて来てくれて、その後のおかわり(リピーター)も多いです。

──確かにSNS動画を観ているとデラデラのライブは楽しそうだと思うんですが、実際に一歩踏み出してチケットを買って観に行くとなると、それなりの理由と強い動機が必要ですよね?

アサガオ(Vo):私的には、ライブでしか得れない栄養的な要素が多いからと思っています。PVだとダンスも映し切れないし、メンバーも多いから全員映らない。特定の誰かが好きとかメンバー全員の箱推しもあると思いますけど、人数が多いからこそのマンパワー的な要素はライブで1番出るから、そういう意味でデラックス×デラックスの魅力はライブだと思っているんですよ。それが伝わっているんじゃないかしら。

──確かに7人ともキャラが濃いですからね。ステージの迫力は重量級で。

シダ(SP):濃いですね(笑)。

アサガオ(Vo):ライブ映像をたくさんあげている影響もあるのかな。

シダ(SP):口コミもあると思います。「初めて観て楽しかった」とか「1人で観に行ってもよかった」「ライブじゃないと味わえないものがある」とか、結構な数の人が「#デラデラ」というハッシュタグを付けてポストしてくれる。「行きたい」って思った時の最初のリサーチでヒットしてくれるレビューが多くて、「食べログ強い」みたいな(笑)。そういうレビューって結構あったかい感じがすると思うんですよね。

アサガオ(Vo):食べログだったら、うちら★4.3ぐらいありそうだもん。

スイレン(G):めっちゃ高評価(笑)。

シダ(SP):★4.3だったら行ってみたいってなりますもんね。

アサガオ(Vo):いろんな要素があるとは思います。うちらのことを知らない初見の人でも、カバー曲とかもあって知っている曲が多いからこそ友達も誘いやすいと思うんですよね。

──確かに、とにかく楽しそうという気配はムンムンですね。お客さんを楽しませるために心がけていること、欠かせないポイントはどういうところですか?

サクラ(Dr):アサガオが毎回言っていることですけど「ライブは全力で燃え尽きるぞ」と、ひとりひとりが全力でやっているかな。2daysだろうと翌日も関係なく全力を出しているから。

──そこで燃え尽きても、ご飯食べればなんなく復活、と。

サクラ(Dr):そうですそうです。音楽的なこだわりとかはまた別ですけど、チームとしての爆発力みたいなものの方が大事だったりする。言ってしまえば、演奏が荒くてもお互いのメンバーで助け合いできれば、しっかりとひとつの個になって演出できるので。

──その爆発力みたいなものは、どうすれば手に入るものなのでしょう。

サクラ(Dr):スタジオのノリじゃない?

シダ(SP):平均で出せる火力が安定しているから、多分ライブでの爆発力が高いんじゃないかな。

アサガオ(Vo):ライブでしかやらないノリみたいなことを、普段からみんなでやっているからねぇ。

──どういうことですか?

アサガオ(Vo):例えば…わかりやすいので言うと、「どうにもとまらない」という楽曲ではハチャメチャに自由に踊ろうみたいなノリがあるんですけど、ライブでは私が誰と絡むのかで毎回ノリ感が違うんです。それをスタジオでも毎度やっているんで。

──誰も見てないのに?

アサガオ(Vo):そう(笑)。結局メンバーを笑わせたいとか楽しませたいというのがベースにあって、普段からそのノリなのでそのままライブでできる、みたいな。

──演出ではなく自然体なんですね。

アサガオ(Vo):そこにはいろんな要素が入ってきているとは思うんですよね。例えばみんなで住んでいるとか。

──そうか。それは大きいかもしれない。

アサガオ(Vo):ひとつの塊になるときの一体感は、普段から何気なくやっているものですよ。だって、移動中にしりとりを3時間とか続けるんですよ。そりゃ相当一体感がないと(笑)。

シダ(SP):そうなんですよ。しかもただのしりとりじゃなくて、アーティスト縛りとか。

アサガオ(Vo):四字熟語しりとりとか。

スズラン(B):名古屋から東京までずっとやっていたね。

アサガオ(Vo):10年経っているのに、未だにそういうことをやっている(笑)。そういうのって音楽以外のグルーブが合わないと無理ですよね。そこが意思疎通とコミュニケーションのベースになっているんじゃないかなと思いますね。

サクラ(Dr):一周回った感があるよね。

アサガオ(Vo):そうだね。最初の頃はみんな疲れて車ですぐ寝るとかあったし。

シダ(SP):それぞれの時間を過ごして、映画を見たりとか。

サクラ(Dr):そこを1周したらこうなった。

アサガオ(Vo):みんなと喋っていた方が、目的地にすぐ付くって気付いた(笑)。

シダ(SP):その中で生まれたノリを、そのまま次のライブに持ち越しているよね。

──なるほど、そういうことか。

アサガオ(Vo):この一体感って10年やらなきゃ出なかったんだろうと思います。正しいかは分かんないですけど、友達としてもグルーブが合うようになったからこその音の分厚さじゃないかな。

──これはある種の奇跡ですね。

アサガオ(Vo):この7人だから楽しいを追求できて、その追求した「楽しい」をちゃんと提供できているのかな。やっぱ「自分が美味しいって思う料理じゃないと、お店で出せない」じゃないですか。

──いきなり食べ物のたとえ(笑)。

アサガオ(Vo):音楽的に言うより食べ物の方がわかりやすいかなーと思って…私なりの気遣い的な感じなんですけど(笑)。

サクラ(Dr):別に「楽しくなかったら、周りも楽しくない」みたいな言い方でよかったけど(笑)。

アサガオ(Vo):でも我々が美味しいと思っていることだから(笑)。

コク(DJ・マニピュレーター):そう、凄く美味しいと思ってる(笑)。

シダ(SP):だいぶ脂が乗っているからね。

──調子の悪いメンバーがいたり、うまく行かずに凹んでしまうようなこともあるかと思うんですが、そういう時はバンド内でどういう力が働くんですか?

サクラ(Dr):それで言えば、前のツアーがわかりやすかったね。スズランとアサガオがライブを1回ずつ飛ばすっていう事件がありまして。

アサガオ(Vo):福岡のライブで私がお休みしまして。

サクラ(Dr):体調不良でやむなくチケット払い戻しをしたんですけど、遠征で飛んできてくださっているカロリー(ファン)もいらっしゃるので、ミニライブをしますっていうことで、ボーカル(アサガオ)抜きで演りました。

シダ(SP):10曲やりましたね。

サクラ(Dr):アサガオのボーカルデータを同期に仕込んで、みんなで「どういうMCしよう」「ここはこういうパフォーマンスしよう」みたいなのをミーティングして。

シダ(SP):セトリも作ってね。

サクラ(Dr):で、リハーサルもいつもより長めに。

スイレン(G):2時間ぐらいみっちりやったね。

サクラ(Dr):いざ演って終わってみたら、なんか「伝説のライブ」とか「すごいレアなライブが観れて嬉しかった」みたいな声も多くて。アサガオがいなかったことによるマイナスよりも、むしろ面白いものが実現できた。

シダ(SP):「いつもとは違う様相だったけど、いつもと違う感動がそこにあった」っていうレビューもあって、パワーアップして新しいことができたなっていうのがありましたね。

サクラ(Dr):そういう経験を経ているんで、スズラン(B)がお休みした時はもう慣れたもんで、みんなの対応力がレベルアップしていましたよね。

シダ(SP):ステージにベースだけ置いて、それをみんなでいじるっていう(笑)。

サクラ(Dr):ローディーさんがベースを掲げてくれたりして、いろんなノリをその場で作って「スズランを悔しがらせてやろう」みたいなことを言ってたし(笑)。

──体調不良も悪くないですね。

アサガオ(Vo):いやいや良くないですけどね(笑)。10年やってきてライブを休んだのは初めてで、多分初期の頃だったら倒れても行っていたと思うんですけど、こうやって全国ツアーを回ってきての今だから、「みんなに任せよう」っていう気持ちになれたんですよ。

──その信頼がないとお休みできないですよね。

アサガオ(Vo):申し訳なさとか、体調管理できてない悔しさはずっとあったんですけど、空港で「やっぱ体調悪くて無理だ」という時に「任せて」とみんなが言ってくれてね、頼れる仲間たちにちゃんと甘える…甘えるというか任せることが、多分今、私がやるべきことだなと思って託しました。そういう経験も経て、今年のツアーはほんとにすごく強くなった気がしますね。

シダ(SP):今のツアーでできることも増えたし、新しい見せ方も増えて、またパワーアップできていると思いますね。

──結果いろんな学びもあったと。

アサガオ(Vo):悲しいモードにさせないっていう。「悔しいよね」っていうのはうちらだけなんで、来てくれたお客さんを楽しませるっていうスタンスは、私がいない福岡でも一緒だっただろうし、本当にいいチームになっているなって思います。

──そんなデラデラですけど、それでもうまく行かなかった/いまいちだったライブというのはあったりしますか?

アサガオ(Vo):私的には声が枯れていたとか悔しいこともありますけど、「ここはうまくいったけど、ここはもっと頑張んなきゃいけない」みたいな感じでフルで勝てたことなんてなくて、反省点がいっぱい出てくるからこそライブって面白いし夢中になれるんですよ。熱量高くお客さんと一体になれた…けどそのライブをフロアをパンパンにして演りたかったという集客面での反省点があったりとか。もっと告知を頑張れたんじゃないかみたいな。逆に、ここはもうちょっといい見せ方あったんじゃないかって反省することもあるし、結局ライブの後はみんなで「ここはこうした方がいいね」みたいな話にはなりますし。

──自己評価とお客さんの反応/評価が食い違うことはありませんか?

サクラ(Dr):僕はないですね。やっぱり演奏とかグルーブがダメだったらお客さんも乗ってこないし、自分たちがノリノリな時はお客さんもノリノリだなって感じちゃうんですよね。

アサガオ(Vo):私がギャップを感じる時は、「面白い」と思ってやったことを「カッコいい」と受け止められた時(笑)。「このはっちゃけ具合、めっちゃオモロ」と思ったら「可愛い」とか「かっこいい」みたいになったりして、「え?これカッコいいの?おもろ(笑)」ってなる。ウケてはいるんですよ、そういう意味では。発信する側と受け取り手ではそういう部分では違うんだなと。

シダ(SP):笑いより黄色い声が勝つんだね。

アサガオ(Vo):その空間が私的には面白くて。ここまで私たちが積み上げてきた派手さとか、ただならぬ存在感みたいなものがそうさせているのであれば、それは面白いことですからね。

──直球で「かっこいいを追求したパフォーマンス」ってどれくらいありますか?

シダ(SP):普通にカッコいいを追求してますよ(笑)。でもどこかにネタは入っているよね。フルでカッコいい振り付けは…ないんじゃないかな。

コク(DJ・マニピュレーター):カッコいいという言葉は出てくるんですけど、常に笑ってはいるんですよ。

スイレン(G):まっすぐカッコいいはあんまないような気がする。

アサガオ(Vo):でも楽曲っていう部分では、例えば「女心ミステリヰ」とかは真面目じゃない?

スイレン(G):でもさ、レコーディングの時、歌い癖とかは、おもろいかどうかで決めてるっしょ。

アサガオ(Vo):それはそうよ(笑)。おもろいっていうか派手な方を選ぶ。

シダ(SP):「アゲハのテーマ」とかはシンプルかっこいいけど。

アサガオ(Vo):私は、基本カッコいいを追求していますからね。本当にカッコいいと思ってやっていることが面白いと思っているから。私たちがやっている全部…ドレスを着ることもそうだしメイクも衣装もそうだし、ど派手なうちらがそういうことをするから面白いと思っているんです。それで急にポップな感じにもするし掴みどころがないその余裕感も、私的にはカッコいいと思っているから。

サクラ(Dr):そうだね。すっぴんも出していないし、いろんなミステリアスな部分があるじゃん。ミステリアス=カッコつけだよね。そもそもコンセプトがカッコいい。

アサガオ(Vo):「朝蛾王」と書いてアサガオですからね。中国武将みたいでカッコいいじゃないですか(笑)。

シダ(SP):振り付けを作るときは、「アサガオが笑ってくれたらいいなポイント」を作ったりはしますけどね。

アサガオ(Vo):それは、スタジオでもメンバーを楽しませるという根本があるかもね。カッコいいと笑けてくるし、笑いを大事にしてるのかなと私は思ってる。ワクワクした本能的な話かな。スタジオで爆笑したらもうやりたくて仕方ないもんね。あんまり受けてなくても、私だけ面白いと思ってたら押し通すし。

シダ(SP):じゃあ1回だけやってみようって大滑りして、次の公演ではやんないみたいな(笑)。

サクラ(Dr):この前、タオルを回す振り付けのところで「拳を上げて静止」っていう振り付けをいきなり始めたんですよ。

シダ(SP):そう、静止して歌っているだけ。ファンのみんなもタオルを回しているんだけど、前の方からだんだんタオルを回すのをやめていくという(笑)。

スイレン(G):しかもこれをやったのが、タオルを回すのに慣れているファンクラブ限定ライブなんですよ。

アサガオ(Vo):そう、「セクシー★ダイナマイト」をアンコールで演ってそこで「拳を上げて静止」したいとか言って、演ったばっかりの「セクシー★ダイナマイト」をもう1回演ったんです。メンバーも「これほんとにやんの」とか言ってて、「やるやる、おもろいもん」とか言ってやったんだけど、もうほんとにお客さんが戸惑ってて(笑)。

サクラ(Dr):いろんな反応があったけど、感想で「かっこいい」もあった(笑)。

コク(DJ・マニピュレーター):ファンからのお手紙で「あれはなんだったんでしょうか」ってあった。

アサガオ(Vo):何かわからないだなんて、それ、1番いい感想じゃん。

コク(DJ・マニピュレーター):「でもなんかかっこよかったです」って書いてあった。笑っちゃった人はもう理解できていて、楽しんでくれてはいる。

アサガオ(Vo):みんなの処理能力を試さしてもらってますよ(笑)。ひとつの振り付けでこれほど感情が変わるっていう。これも全部前フリなんですよ。タオルを振るっていうパフォーマンスを2年間ぐらいずっとやってきて、で、ファンクラブの初のワンマンライブで最後の最後にこれをやるという特別感。

シダ(SP):タオルを一切回さない(笑)。

アサガオ(Vo):そう歌詞では「回せ回せ」って歌っているんだけど(笑)。しかもそれまでみんなで散々やってきたキャッチーなダンスの振り付けも、全捨て。

シダ(SP):ダンスも全部捨てて、ずっと拳を上げているだけ(笑)。

──バンド内だけじゃなくて、ついにカロリー(来場者)までもいじり出したわけですね。

スイレン(G):いじったというか、客を置いていった(笑)。

シダ(SP):でも一生懸命しがみ付いてきてくれてた。

アサガオ(Vo):信頼ですよ。だから喜ばせたいというのはそういうことよ。私は、みんなが最後まで拳を上げた景色を見たかったし、それをみんなと作りたかったから。こういうことばっかやっているんで、謎のグルーブ感が出てくるのかな。

──ライブは演者と観客の双方で作り上げるものとも言いますし、またライブに行きたくなりますね。

アサガオ(Vo):そういう意味では、ほんと支えられてますわ。

──これからも面白いことが起こりそうですね。

シダ(SP):引き出しがすごいことになってますね、ほんとに。

アサガオ(Vo):「どうにもとまらない」もね、本当に自由に踊るっていうノリが生まれてきたんだけど、この前の大阪公演では、まるまる2曲分やったんですよ。「どうにも止まらない」ってことで、終わるところをそのまま最初からまた演り始めてサビが終わるたびに転調するという。結局4回キーが上がり続けましたから。

──そんなアレンジ、聞いたことない(笑)。

アサガオ(Vo):キーが高くて大変でしたよ。2曲分ずっと踊り続けて音域もどんどん上がっていく。こういう事ができるのも10年の賜物だよね。

──その馬鹿げた提案を止める人はメンバーにいないんですか?

シダ(SP):あまりにも馬鹿げていたら止めますよ。

全員:爆笑

アサガオ(Vo):でも、誰かが笑ったらもう採用なんです。

──7月20日の有明SGC HALLライブでは、どんなことが起こるんでしょう。

スイレン(G):ここまでのツアーの集大成だもんね。

アサガオ(Vo):確かに。集大成って言いつつ毎回毎回が実験だもんな。

シダ(SP):どこまでできるかと、どれだけ新しいことをやれるかみたいなことですね。

アサガオ(Vo):セトリも、こういう組み合わせが面白いかなとか、こういう流れはどうだろうとか、曲の繋ぎを色々試した上で毎回のライブで答えを出している感じなので、もうとんでもなくど派手ですし、やれることは全部やりますよ。美味しいとこ取りセットで。

サクラ(Dr):そうだね。いろんな公演で実験してきた面白いものを、全部集めて披露。

アサガオ(Vo):今年のツアーというよりも、この10年全部乗っかるセトリだと思っているんで。ほんとにいろんなことしようと思ってます。

──やっぱり特別なライブになりそうですね。

アサガオ(Vo):会場が大きいからこそできることも多いので。

シダ(SP):サブステージを立てて、アサガオが突然でてくるとか。

アサガオ(Vo):LIQUIDROOMで後ろにステージを作ってやりましたね。カメラマンさんの撮影場所と思わせておいて、「ラララブラ ~愛の呪文~」でそこに登場するという。パッとライトがあたる演出がすごく楽しくて高ぶったんで、またいつかやりたいんですけど、会場が広いとできないんですよ。

シダ(SP):移動が間に合わないから。「ギギギギルティ」のMVを見てもらったらわかるんですけど、走るのほんと遅いんです。

サクラ(Dr):広さがあるときは、間奏を伸ばして対応すればいいね。

アサガオ(Vo):実験だから、そういう演出とか色々試したいとは思ってますね。驚きというかワクワクする何かは持っていきたいですね。

──お客さんを楽しませたいのか、自分が楽しみたいだけなのか(笑)。

サクラ(Dr):自分たちが楽しくないと、お客さんにも楽しさが伝わらないので、前提は自分たちが楽しむじゃないですか?

アサガオ(Vo):人を楽しませる基準の中に「自分が楽しい」がないとね。「自分は楽しくないけど、相手は楽しいだろう」とは思えないでしょ?本当それ。

サクラ(Dr):その楽しみに共感してくれる人がうちのカロリー(ファン)だと思います。我々の特殊な特殊なファン。世の中いろんなコンテンツが増えている中で、我々を見に来てくれてる稀有な人たち。

アサガオ(Vo):デラデラの情報をキャッチしているって、相当アンテナが強くてセンスいい人でしょ。こんな面白い集団、他にいないんだから。

──確かにデラデラは他の誰にも似ていないですからね。

アサガオ(Vo):うちらでしか摂取できない栄養がちゃんとあるんで。

──7月20日のライブがより楽しみになりました。

サクラ(Dr):前のライブで言っていたよね、「喜怒哀楽の怒以外全部出させてやる」って。

アサガオ(Vo):「物足りねえ」って怒らせるぐらいまで。喜怒哀楽全部やりますよ(笑)。

──非日常が楽しめそうですね。

アサガオ(Vo):2時間で喜怒哀楽全部味わうなんて、なかなかないですかね。

──ライブを最大限楽しむために準備しておいたほうがいいことはありますか?

アサガオ(Vo):いろんな楽しみ方ができるんで、予習しないことによって、初めての衝撃…その感情を得るっていう楽しみ方もありますし、バッチリ予習して予習したものが目の前にある気持ち良さもありますし、人それぞれなんで、デラデラを楽しむカスタマイズをそれぞれで見つけてほしいかもしれない。

シダ(SP):そのままの状態で来てもらえれば。

──タオルを忘れても構わないし。

アサガオ(Vo):歌ってもいいですし踊ってもいいですし、黙ってずっと見るでもいいんですよ。みんなで歌って踊っているお客さんとステージ…その全体を見るという楽しみ方もあるんで、本当に人それぞれのデラデラの楽しみ方がありますから。

ラシ(SP):会場に来れる体力だけ持ってこいってことですね。

アサガオ(Vo):確かにそう。家に帰れる体力も(笑)。身体は元気でもメンタルが元気じゃない人は、とにかく来てもらったら、モヤモヤを全部吹き飛ばしてお腹いっぱいにしますんで。

──それいいなあ。

アサガオ(Vo):やっぱ生きるのは大変ですからね。世の中には2つの職業があって、社会のために働く人と、働く人のために働く人の2種類。私たちは後者で、カロリーのお客さんはみんな社会のために働いている人がほとんどで、そのみんなのために私たちは働ける。それはほんとに誇りに思いますし、次の日の朝に起きてしんどいと思っても、「でもライブ楽しかったし、頑張るか」と思ってもらえるとか、「今週末のライブがあるから、この仕事終わらせるぞ」って思ってもらえるとか、「テスト頑張るぞ」と思ってもらえる存在でいたいですね。

──頑張る人を頑張らせるためのエンターテイナー、それがデラックス×デラックスなんですね。みなさんライブでお会いしましょう。

取材・文◎烏丸哲也(BARKS)

<デラックス×デラックス10th ANNIVERSARY 天晴れ!!和気藹愛ツアー 第一幕 ファイナル>

2026年7月20日(月・祝)
@東京SGCホール有明

<デラックス×デラックス10th ANNIVERSARY 天晴れ!!和気藹愛ツアー 第二幕>

7/26(日)
長野・長野CLUB JUNK BOX
開場 16:30 / 開演 17:00​

8/22(土)
熊本・熊本B.9 V2
開場 16:30 / 開演 17:00​

8/23(日)
福岡・福岡DRUM LOGOS
開場 16:45/ 開演 17:30​

9/12(土)
鳥取・米子AZTiC
開場 16:30 / 開演 17:00​

9/13(日)
岡山・岡山CRAZYMAMA
開場 17:30 / 開演 18:00​

9/19(土)
茨城・水戸LIGHT HOUSE
開場 17:30 / 開演 18:00​

9/26(土)
大阪・NHK大阪ホール
開場 16:45 / 開演 17:30

11/14(土)
高知・高知LIVE HOUSE X-pt.(クロスポイント)
開場 16:00 / 開演 16:30​

11/15(日)
香川・高松MONSTER
開場 17:30 / 開演 18:00​

11/22(日)
名古屋・ReNY limited
開場 16:15 / 開演17:00

11/23(月・祝)
滋賀・U★STONE
開場 17:00 / 開演 17:30​

12/12(土)
沖縄・沖縄コンベンションセンター劇場棟
開場 17:00 / 開演 18:00*近日チケット受付予定