【速レポ】<京都大作戦2026>Dragon Ash、祝祭のアンセム「皆さんがロックバンドを続ける理由です」

Kj (Vo, G)とhiroki (G)が、サラサラと爽やかなギターを鳴らし出す。T$UYO$HI (B)が、ハイフレットによるメロディアスなベースラインを重ねていく。10-FEETの戦友・Dragon Ashが、このステージの4曲目にセレクトしたのは「La Bamba」である。メキシコの伝統的な民謡を広大なスケールのロックアンセムへ翻訳した作品を配置したセットリストからも読み解ける通り、5人の念頭には北中米で開催中のサッカーの祭典が存在していたようだ。
その証拠に、メンバーが身を包んだ今宵の戦闘服は白や赤や青のユニフォームだった。





Kjが《そう路地裏のステージ》というリリックを《そう土砂降りのステージ》と書き換えた開幕曲「Entertain」にて、《さあ逆襲の時だ ほら その声を僕に 聴かせて》の一節を合図に空気を震わせたシンガロング。BOTS (DJ)がサイレンのごときサウンドを差し込んだ「For divers area」の、赤と青でパッキリと2分割されたライティング。どのエレメントも、緑の芝がどこまでも広がり、ホームとアウェイの2色に分けられたスタジアムを彷彿とさせるほどに雄大である。
とはいえ、当然のことながら、Dragon Ashは蹴球への愛を届けにきただけではない。では、彼らが祝祭らしい気配をパッケージングした凱歌を連発した理由は何だったのか。


この質問に一発回答してくれたナンバーが、「最高だよ、お前ら!」という賛辞を添えてエンディングを彩った「New Era」だ。
スモークと土砂降りの雨、純白の照明が5人のシルエットを縁取る中、Kjは「君のステップを見せて。お前の踊り方を見せて。君の頭おかしくなったところを見せて。踊れ、踊れ、踊れ!」と咆える。ワイルドにスティックを振り下ろしまくる櫻井誠 (Dr)の極太ビートに乗せて、「ぐちゃぐちゃになりに来たんでしょ。漢見せろ!」と叫ぶ。





そう、彼らは意思表示を渇望していたのである。ユニフォームを身に着けた選手たちが互いの誇りをかけて衝突するのと同様、愛するバンドのTシャツに袖を通したからには、心を解き放つ瞬間を待ち望んでいたのではないだろうか。
そう考えると、「Fantasista」の最中に放られた「土砂降りがどうした! 泥だらけがどうした! 腹の底から声上げろ!」というKjの一言も、”逆境に負けることなく、生きたいように生きろよ”というメッセージに思えてくる。身体を激しく折り曲げながら歌うKjの風姿は、そのままDragon Ashという生命体の生き様を描き出しているようだ。「百合の咲く場所で」で発生した巨大なサークルにKjが送った拍手の宛先も、その美しいワンシーンのみならず、水浸しの地面を子供のように駆け回るファン一人ひとりへ、だったはず。



「皆さんがロックバンドを続ける理由です」──Kj
舞台を降りる直前、彼はこう伝えた。どデカい歌と荒れまくるフロア、5人へ届けられる歓声。互いが互いを称え合う空間が、16時過ぎの<京都大作戦>に広がっていた。
文◎横堀つばさ
写真◎HayachiN
セットリスト
1.Entertain
2.For divers area
3.ROCKET DIVE
4.La Bamba
5.百合の咲く場所で
6.Fantasista
7.New Era
◾️<京都大作戦2026 ~夏フェスキックオフ!情熱のパスを繋ぎな祭~>

7⽉4⽇(土) 京都府⽴⼭城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7⽉5⽇(日) 京都府⽴⼭城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
open9:30 / start11:00 / 終演20:00予定
※⾬天決⾏ / 荒天中⽌
▼出演者
【7⽉4⽇ 源⽒ノ舞台】
KUZIRA / くるり / サンボマスター / 10-FEET / Dragon Ash / マカロニえんぴつ / マキシマ ム ザ ホルモン / ヤバイTシャツ屋さん
【7⽉4⽇ ⽜若ノ舞台】
アルカラ / カライドスコープ / サバシスター / FOR A REASON / Paledusk / MARIO2BLOCK / May Forth
【7⽉5⽇ 源⽒ノ舞台】
coldrain / THE ORAL CIGARETTES / dustbox / w.o.d. / 10-FEET / ハルカミライ / HEY-SMITH / ROTTENGRAFFTY
【7⽉5⽇ ⽜若ノ舞台】
THE BAWDIES / ジ・エンプティ / JasonAndrew / the 奥⻭’s / HERO COMPLEX / FUJIBASE / Brown Basket
【鞍馬ノ間】※両日
<京都大作戦杯2026>EGOLA / 大阪籠球会 / SOMECITY OSAKA / TEAM ISHIKAWA / TEAM-S / TEAM TOHOKU / protein / Lock The North
<エキシビションマッチ>※大阪籠球会 vs 豪華ゲストチームによるエキシビションマッチ
・7/4(土):東山高校バスケットボール部
・7/5(日):京都ハンナリーズ
※50⾳順
※10-FEETは2⽇間とも出演
※アーティストは都合により変更になる場合がございます。その際チケット代⾦の払戻しは⾏いませんので、予めご了承下さい。
▼チケット情報
通常札:2⽇通し券 22,000円(税込) / 1⽇券 11,000円(税込)
童札(わらべふだ):2⽇通し券 11,000円(税込) / 1⽇券 5,500円(税込)
※童札は2026年7⽉時点で⼩学⽣(⽣年⽉⽇が2014年4⽉2⽇〜2020年4⽉1⽇)の⽅が申込み可能です。
※必ず⼤⼈の⽅(通常札・家族札購⼊者)と⼀緒にご来場ください。童札のみでの⼊場はできません。
▼京都⼤作戦会員「はんなり会」
はんなり会の会員コースは年額・⽉額の2種類があり、年額会員向けには京都⼤作戦2026 来場時の特典として「レプリカ万能札」の進呈や「はんなり休憩処」を利⽤することができる。2026年からは会員サイトもリニューアル。さらなる会員コンテンツや京都⼤作戦2026 来場者へのサービスは随時追加されていく予定とのこと。
会員サイト:https://hannarikai.kyoto-daisakusen.kyoto/
(問:公演)サウンドクリエーター 06-6357-4400 / https://www.sound-c.co.jp/contact/
(問:チケット)ローソンチケットFAQ https://l-tike.com/mik2026faq/







