大波乱!? 2000年洋楽ミュージック・シーンを振り返る【1~3月】

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2000年ミュージック・ニュース

音楽業界において、2000年はまさに大忙しの年だった。本当に様々な出来事があった。CreedLimp Bizkit、Creed 対 Pearl Jam、Creed 対 Creedのベーシストの闘いとまったく関係ない出来事もあったほどだ。

ま、あまり多くはないけど、少しはあったということで(初めてEminemが離婚の手続きを始めたっていうのを聞いたとき、どこにいたか覚えてる人いる? なんで覚えてるか、覚えてる? もし覚えてるような人なら、ロンチ宛てに頻繁にeメールを送ってくれる?)。

1年分の音楽ニュースなんて、膨大な量(忘れてるかもしれないけど、今年はうるう年だったんで、普段より0.27パーセントもさらに量が多い)を振り返る最良の方法は、ドンとまとめて月順にみていくことだろう。

では、継続する歴史のなかでも、最も興味深いであろう12ヵ月を一緒に散策してみよう。

2000年
1~3月


Melissa Etheridge




Smashing Pumpkins



Wu-Tang Clan

1月David CrosbyがMelissa Etheridge(正式名、レズ×アン・シンガーMelissa Etheridge)の子供の父親だったっていうRolling Stone誌の記事を目にしたとき、もう2000年にこれ以上のニュースはないように思えた。

VH1が番組『100 Greatest Rock 'N' Roll Songs』を放送。放送された曲にはCarpentersがあってGreen Dayはなし。グレイテスト“Rock 'N' Roll”の番組だから、らしい。

MetallicaがVictoria's Secret(米有名下着チェーン店)を訴えていた裁判(登録商法侵害、その他もろもろ)が示談となった。起訴の内容は、同社のリップ・ペンシルが、最近の彼らのアルバムとは違い、“Metallica”っていう商標を付けていたからってこと.

Sharon Osbourne(Ozzy Osbourneの妻)がSmashing Pumpkinsのマネージャーを辞任した。「Billy Corganにはうんざりだわ」と一言。妊娠3ヵ月の時のMelissa Etheridgeみたいな気分だったよう。

この月は、Sean "Puffy" Combs/Jennifer Lopezの銃所持事件もあった。Jenniferは「Sean Combsの起訴のニュースを聞いたときは、驚いたし、悲しかったわ。その夜、一緒にいたのよ。でも、銃を持ってるところなんか、全然見なかったわ」と言っていたが、じゃあ彼のポケットに入っていたのは、一体なんだったんだい?

Russell JonesことWu-Tang ClanのOl' Dirty Bastardが、Queens地方裁判所で検事に向かい親しみを込めて、“精子提供者”だと自己紹介し、一騒動。David Crosbyは、なにも問題にならなかったのに!

USA Today誌が、元大統領のジミー・カーターはElvis Presleyの“家筋の分かれた、6等親のいとこ”だと発表。それはそれは、僕たちみんなとあらゆる歴史上の人物との関係と同じってことね!

The BeatlesGeorge Harrison夫妻が'99年暮れに自宅で襲われて、新年は病院で迎えました。


Madonna




Marilyn Manson
2月Madonnaが、“American Pie”のカヴァーをリリース。Greatest Rock 'N' Rollで19位の曲だけど、詞はあいかわらず、とてつもなく無意味。

ウソみたいなホントのニュース。Hootie & the Blowfishがゴルフというスポーツおよび産業に貢献したとして、“Golf Industry Honors Awards(ゴルフ産業栄誉賞)”を受賞。

Marilyn MansonがCharles Mansonの「Sick City」をアコースティック・ヴァージョンでレコーディングし、そのサウンド・ファイルをウェブサイトに発表。Charles MansonもかつてはMarilynのような野心に燃えるミュージシャンだった。

Backstreet BoysのKevin RichardsonとBrian Littrellが婚約を発表。別々の女の子と、って意味だけどね。「すべてのことには、ちょうどいいタイミングっていうもんがあるんだと思うよ」っていうのはLittrellの言葉だけど、'N Syncの新アルバム発売延期のことを言ってるのかな。

Jennifer Lopezがグラミー賞の授賞式に“現れる”。まったく言葉どおりの意味で。

Carlos Santana
がアルバム『Supernatural』の大ヒットで、グラミー賞を400個だかなんだか受賞。不思議なことにタイガー・ウッズのベスト新人賞受賞は成らなかった。


KISS




Backstreet Boys

3月最高のニュースが飛び込んできた。KISSがさよならツアーをフェニックスより開始した。

Billy Joel、Dave Brubeck、その他大勢のミュージシャンがスミソニアンで一台のピアノを囲み、ピアノ発明300周年を祝った。お祝いされたピアノのほうは、派手なイベントにビックリしていたようだ。

変装村からようこそセクション:Backstreet BoysのA.J. McLeanがソロとして、ロサンゼルスのWiltern Theatreに変名で出演。その名もJohnny No-Name。かんべんして。

Backstreet Boysといえば、'N Syncの『No Strings Attached』が、この月に発売された。このアルバムは発売第1週で2400万枚を売り上げ、週間売上の新記録を樹立。破られた今までの記録は1130万枚。これを保持していたのは誰だかは、言わなくてもわかるでしょう。

今年最大の公に行われた決裂劇は、トップR&BグループのDestiny's Child。LaTavia RobinsonとLeToya Luckettが脱退し、残りのメンバーのBeyonce Knowles、Kelly RowlandとBeyonceの父でマネージャーのMatthew Knowlesを訴えた。3人が“LeToyaとTaTaviaのキャリアを潰そうと暴れまわった”っていうんだけど、まるで、サイかなんかの話に聞こえるね。替わりに入ったのが、Farrah FranklinとMichelle Williams。ところがFranklinはわずか5ヵ月で脱退。2000年末には、残りの3人のメンバーでグループとしての新アルバムだけじゃなく、ソロアルバムを同時に発売する計画だという。KISSがずいぶん前にやったのと同じ!
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