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“レディ・ソウル”“クイーン・オブ・ソウル”などの異名を持つ、ゴスペルをルーツに持つ20世紀を代表するソウル・ミュージックのスーパー・アイコン。

父C.L.フランクリンは全米に知られた裕福なバプテスト牧師で、アレサは9歳のときに父の聖歌隊に入り、12歳でソロ歌手となり、56年14歳でレコード・デビューを果たす。

著名プロデューサー、ジェリー・ウェクスラーの誘いに応じて1966年にアトランティック・レーベルと契約してから才能が開花。アレサは長い間自身の中でくすぶっていた感情を吐き出し、それは黒人マーケットのみならず、ロック世代の白人層に鋭くアピールした。

黄金期といわれるアトランティック・レーベル在籍時に、「シンク」「リスペクト」「ナチュラル・ウーマン」「チェインズ・オブ・フールズ」等数々の名曲を生み出すこととなった。

アレサの存在を無視してソウル・ミュージックの歴史を語ることは不可能で、とりわけ1960年代サザン・ソウル・シーンに与えた影響は甚大。1987年には女性アーティストとして初めてロックの殿堂入りを果たし、グラミー賞受賞経験も20回。また、近年では、2009年のバラク・オバマ就任式式典でアメリカ合衆国の愛国歌「My Country, 'Tis of Thee」を歌い上げた。

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