スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリンを追悼。涙で言葉につまる
アレサ・フランクリンが亡くなる数日前、彼女のもとを訪れていたスティーヴィー・ワンダーが金曜日(8月17日)、米CBSの『This Morning』に出演し、敬愛し続けてきた友人を追悼した。
◆インタビュー映像、画像
最後の対面となった日、「彼女は言葉を返すことはできなかったけど、家族から僕の話は聞こえてるはずだって言われたから、いつも彼女に言ってたことを伝えた」という。
「彼女の音楽は素晴らしかった。彼女は素晴らしいシンガーだった。全てのジャンルに響いた。シンガーはみんな、何らかの形で彼女の歌い方に影響を受け、それはこの先も永遠に同じだろう。彼女の声、感情、誠実さが忘れられることはない」
「彼女はずっと偉大な人であり続けた。いつだってそうだ…。彼女の人生になにかトラブルがあったときでさえ、病気のときでさえ、誰かにあたるなんてことはなかった。彼女には、神から与えられた仕事をしているって信念があったんだと思う。彼女は、他の人たちの人生に喜びをもたらした。これからもそうだ。彼女の声と彼女の本質は僕らと共にあり続ける」
スティーヴィーはインタビュー冒頭で、「2ヶ月くらい前、コラボしようって話してたんだ。僕が作った"The Future"って曲があって、一緒に歌うつもりだった…」と明かし、涙を抑え、言葉をつまらせた。また、アレサを追悼し、なにかパフォーマンスしようとしたが、「アレサ、愛してる。永遠にだ」とだけ口ずさみ、「いまは感情的になっていて、歌うことは考えられない」と話した。
アレサ・フランクリンは8月16日、76歳で死去。すい臓がんを患っていた。家族は今月終わり、デトロイトにあるアフリカン・アメリカンの歴史・文化を展示する博物館Charles H. Wright Museum of African American Historyで一般向けの追悼式を開く予定だという。
Ako Suzuki
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