徹夜で用意した言葉忘れ、頭は真っ白……つんさん
この度、バックステージに招待して頂き、アラニスに会う事ができました。ただならぬ緊張の中待つこと約50分……。いよいよ楽屋に案内されると、そこにはにこやかなアラニスが。これからステージだというのにピリピリした所が一つもなく、表情がとても柔らかく落ち着いていて人間の大きさを感じました。
徹夜で用意した数々の言葉達は一瞬にして消えてなくなり、声すらもなかなか出てこず、やっと絞り出せたのが「I LOVE YOU」と涙くらいの情けない私にも、終始笑顔で優しく接してくれました。アラニスの声にはにおいや温度を感じる気がして、そこがとても魅かれる部分なのですが、実力もさることながらやはり彼女の人間性から滲み出るものが私たちを魅了しているのだろうと再認識しました。
コンサートでは、アラニスはそこにいるのが当然のようにステージに立っていました。楽屋とは一気に印象が変わるのかと思っていたけれど、そのままで歌っていて本当に自然体なんだなぁと思いました。改めてその強い歌声に圧倒されたし、生で聴くからこそ感じる所が沢山ありました。
今までのコンサートに比べてアットホームな雰囲気で、特に「So Pure」ではそれが表われていたような気がします。以前は自分の中にある激しいエネルギーを放出するような感じでしたが、今回は優しくあたたかな気持ちを私たちに対して飛ばしてくれているように感じました。アラニスはデビュー当時から色々変化しているように思いますが、それが、このあたりから突然変わった、ということなく自然の流れの中で呼吸するように色んなものを吸収したり出したりしているような気がします。
そして、最近はますます包容力や安心感が魅力に加わったと思います。「Simple Together」を歌うアラニスには後光が射し、菩薩のようで、私は自分をブッダの足元にひれ伏した弟子のように想像しました。盲目的にはなりたくないと思いつつも、心の底から敬う気持ちが湧きあがってきて、その偉大さに飲み込まれてしまいそうでした。「Everything」を歌う姿を見て「これからもアラニスが幸せで、歌い続けてくれますように」と強く願ってしまいました。
最後になりましたが、ワーナーミュージックの渡辺さんを始め、素敵な企画をしてくださったBARKSさん、お世話になったスタッフの方々本当にありがとうございました。今回のことは死ぬまで忘れません。
Reported by つん さん
|
『ソー・コールド・カオス』 ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-11790 \2,520(tax in) 1. エイト・イージー・ステップス 2. アウト・イズ・スルー 3. エクスキュージズ 4. ドス・アイ・プロテスト・トゥー・マッチ 5. ニーズ・オブ・マイ・ビーズ 6. ソー・コールド・カオス 7. ノット・オール・ミー 8. ディス・グラッジ 9. スパインレス 10. エヴリシング 11. エヴリシング(バンクーバー・セッションズ)(ボーナス・トラック)
新作アルバム『ソー・コールド・カオス』発売時に収録したビデオ・インタヴューはこちら
●オフィシャル・サイト(ワーナーミュージック・ジャパン) |