Joe Jackson (Rock)

1954年イギリス・スタッフォードシャー生まれのミュージシャン。

高校卒業テストで、音楽のＳレベル（高等教育修了証の上級レベル）を得、作曲を学ぶためにロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに奨学生として入学し、クラシック音楽の作曲家を目指していた。

ロックに転向後、バーやパブなどでの演奏をしながらレコード会社へデモテープを送っていたところ、1978年、A&Mレコードのプロデューサー、デヴィッド・カーシェンバウムが目をつけ、翌年アルバム「ルック・シャープ」でデビュー。

1982年、ラテン音楽の要素を取り入れたアルバム「ナイト・アンド・デイ」をリリースし、収録曲「夜の街へ」は、「ビルボード」誌で、週間ランキング最高位の第6位を獲得。1982年ビルボード誌年間ランキングでは第36位を獲得する大ヒットとなった。

ジャズやクラシックなど取り入れた実験的なアルバムを発表するも1990年代初頭には、うつ病により一時引退。1994年には克服し、見事カムバックを遂げている。2001年には「Symphony No. 1 」(1999年, Sony)でグラミー賞（ポップ・インストルメンタル部門）を受賞している。