【インタビュー】NIGHTMARE、34thシングル「極夜行」で26年目の新しいチャレンジ

2026.09.30 17:00

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34枚目となるシングル「極夜行」発売に続いて、9月19日から本作を掲げた全国ツアー<NIGHTMARE TOUR 2026 極夜行>を行ない、12月にはスペイン・バルセロナで行なわれるスペイン最大のアニメイベント<Manga Barcelona>に出演するなど、2026年下半期も活発な活動を継続中のNIGHTMARE。

◆撮り下ろし写真

最新シングルの作詞を咲人・RUKA・YOMIで行なったり、スペインのイベント出演など、26年目に突入後も“初めて”のことに挑戦し続ける彼ら。インタビューでは最新作やツアーについて話を聞いてみた。

◆   ◆   ◆

──XでNovelbrightの圭吾さんが、昔からNIGHTMAREが好きという発言をして話題になっていましたね。

YOMI(Vo):前から「好きらしいよ」というのは周りから聞いてはいたんですよ。

柩(G):10年ぐらい前からXをフォローされてたんだけど、面識ないからずっと放置してたんですよ。たしか、圭吾君のXのIDはRUKAさんの影響なんだよね。

──みたいですね。RUKAさんリスペクトから生まれたIDで、「Rem_」のリリイベで、ドラムの機材にサインをもらったって書いてありました。

RUKA(Dr):そのこと、俺はこの間初めて知ったんですよ。会いにて来てくれたらしいんですけど、全然思い出せないんですよね。

──そのながれのなかで、柩さんがリプを送ってらっしゃいましたが、今後そこから発展していって、対バンとかできたら面白そうですよね。

柩:そんなことまで全然考えないで、ただ応えただけなんだけど。でも、Novelbrightはすごいってよく聞くし何かできたら嬉しいね。

──ということで、最新シングル「極夜行」について聞いていきたいと思います。まず今作は作詞が咲人さん、RUKAさん、YOMIさん。この3人で作詞をするのはバンド史上初じゃないですか?

咲人(G):そう。やったことないなっていうのでやってみた。やっぱり、使いがちな言葉とか、自分の癖ってあるじゃないですか。そういうのを回避したくて。昔、メンバー5人でワンフレーズずつ書いて1曲にしたことはあるんですけど。

──「TO BE OR NOT TO BE」ですね。

咲人:3人っていうのはやってないなと思って。長年やってると、やってないことがなくなっていくんだけど、この新しいチャレンジはありかなと思って。

──その提案を聞いたとき、RUKAさんはどう思いました?

RUKA:人の曲に歌詞を書くこともあるので、言われれば全然書くよって感じ。今回は仮歌の歌詞があったんで、それをベースに、俺なりの視点でそのテーマを全然違う方向から書いた感じです。

──意識的に、全然違う方向の自分視点で書き進めていったと。

RUKA:そうです。でも、結構ダメ出しも入りました。

咲人:あぁ~。あったね。

RUKA:そうそう。やっぱり難しいもんだなと思った。

YOMI:僕はこういうのどうかなっていう案を出して、最終的にそれをRUKAさんにまとめてもらったんです。この曲はサビでファルセットを結構使うんで、出しやすい母音の言葉にしてほしいってことも伝えて。

──それに合う言葉をRUKAさんが探していった感じ?

RUKA:そう。母音が決まってる言葉を探して、なおかつ、それを歌詞として繋げていかなきゃいけないのが、今回1番苦労したところ。ファルセットの1番上を「え」にしてほしいと言われたので、全部そうしています。最後の《ああ 月も隠れ〜》のところはどうしても違う歌詞にしたかったんで変えさせてもらいましたけど。

──母音まで決められたなかで、単語を見つけて歌詞が完成したときは、作家としてかなりの達成感を感じたんじゃないですか?

RUKA:確かに! 書いてるときは“なんでこの言葉使えねぇんだよ”って思ってましたけど(笑)、できたときは、パズルが完成したみたいな達成感はありましたね。

──歌詞はどんなことを歌ってるんですか?

咲人:関係性の終わりとか。そういうのがテーマです。

──相手を殺して自分も死ぬ……みたいなストーリーだと思ったんですが。

咲人:解釈は人それぞれだけど、俺のなかにそれはなかったかな。RUKAさんの歌詞には“赤黒く”とかのダークな言葉から、“I LOVE YOU”とかのライトな言葉も入ってたんですよ。なので、その中間に寄せて欲しいというお願いはしましたね。

──なるほど。タイトルは誰の案ですか?

RUKA:“暗いところを進んでいく”というテーマに寄せて、僕が2~3個候補を出したなかのひとつがこれですね。

──作曲は咲人さんですが、この曲はどんなテーマで作ったんですか?

咲人:80’sのハードロックっぽいリフを弾きたいというところから作り始めました。でも、メロは自分たちの原点に戻る感じで、90年代のバンド感みたいなものを意識したかな。

──みなさんはこの曲の印象、どうでしたか?

YOMI:最初は荒々しい感じで歌ったんだけど、もう少し控え目なほうがいいかもねって咲人にいわれて。そのニュアンスをつかむのが大変だったかな。あとはファルセットの部分をいかに綺麗に出せるか。そこは今回1番力を入れたところ。

──《ねえ》はYOMIさんの声だけですか?

YOMI:咲人の声も混ざってます。本当は女性の声がいいかもって案も出たよね?

咲人:そう。だから俺がファルセットで録って、それをエフェクトして女性の声に近づけて混ぜました。

──《ねえ》はこの曲の大事なポイントですね。ディレイもかかってるし。

咲人:そうですね。仮歌のときから、この《ねえ》は書いてたんですよ。ここは主人公の《ねえ》なのか、主人公じゃないほうの《ねえ》なのかっていうところもポイント。

──そこ、聞きたかったところです。

咲人:歌詞見たら一人称に感じちゃいますけど、聴いてたらどっちともとれる。そういう曖昧さが残ってるのがいいかなと思って、ここのレコーディングはこだわりました。

──今作はファルセットに加えて、YOMIさんの声がイントロ、アウトロにまで入っているので、ボーカリストとしてのYOMIさんの存在感、個性が際立って聞こえました

YOMI:マジすか! この間RYUICHI(LUNA SEA)さんと一緒に配信のお仕事をしたんですけど。そのときにRYUICHIさんが「YOMIは凄い! やっぱり個性的な声をしててそこがいい!」と言ってくださって。

──もっともリスペクトするRYUICHIさんに、そんな風に言われて相当嬉しかったのでは?

YOMI めちゃくちゃ嬉しかった! なので、もっと自信もって自分の個性を出していくよう頑張ります。

──他のメンバーは、この曲どうでしたか?

柩:歌に関しては丁寧に歌ってるなって。曲に関しては、演奏しててもすんなり入ってきました。

Ni~ya:俺はド頭のイントロのギターリフ。それ聴いただけで、掴みはオッケー、来た来たーって感じだった。ギタリストじゃないけど、俺、ああいうギターが好きなんですよ。

咲人:どこかのライブの流れで、Ni~yaが「すげぇカッケー!」って褒めてくれて。嬉しかったんだけど、当時はまだこの曲の制作が終わってなかったから、その言葉がいい意味でプレッシャーだった。

Ni~ya:そうだったんだ。レコーディング前だったもんね。歌が入ったのを聴いたら、ファルセットがメロディーの哀愁感をさらに引き立たせてる気がして、俺なりにすげーパンチのあるカッコいい曲になったなと思った。

RUKA:俺は忙しいですね。

咲人:ちょっとね、デモで張り切りすぎてとんでもない量の手数入れちゃって(笑)。端折っていいよって渡したんですよ。

RUKA:デモもらったときから、“これ叩くのかぁ……”って曲に耳がいかなかったもん(笑)。

Ni~ya:しかもこの曲、キメが難しいよね?

RUKA:そうだね。

咲人:自分で演ってても思うもん。

柩:珍しいよね。こんなにキメが多いの。サビ前とサビ終わりもキメが全部違ったりして、ごちゃごちゃになる。

咲人:でもほら、ぬるま湯はよくないから(笑)!

──26年目でも、新しいことをやって、バンドを刺激していかないとね。2曲目の「EoM」についても聞いていきますね。柩さん、このタイトルは?

柩:“END OF MESSAGE”の略です。去年、アルバム用かな? っていう感じで作った曲ですね。咲人がさっき90年代のバンド感っていってましたが、俺も若い頃に聴いてたような、ちょっと懐かしい感じの曲調をイメージして作った曲ですね。

YOMI:俺、若干ね、Xを感じたんだよね。

柩:俺のなかではGLAYなんだけど。“あの頃聴いた曲”みたいな印象のエモい曲にしたいなと思って書きました。歌に関しては、ゾジー(=YOMIの愛称)の歌いたいように、のびのびと歌ってください、と伝えましたね。

──YOMIさんが気張らず、やわらかな声で歌唱しているのが、曲調にマッチしててよかったです。

YOMI:今回のシングルは歌のニュアンスが全部違うんで、いいなと思ってます。

──歌詞は?

YOMI:柩から命、生と死だというテーマをもらって、そこから大きな愛について描きました。

──他のメンバーの印象も聞かせてください。

咲人:完全にGLAYな方向性だなと思いましたね。

──こんな爽やかで素直な曲、咲人さんからは出てこないですよね。

咲人:俺は多分作れない。Ni~yaの曲もそうだけど、人間性が出るね。この曲に関しては、イントロのアルペジオはデモの段階から入ってたんだけど、俺はもっとアダルトな感じにしたいなと思って。自分のパートは、イントロの入りにすべてをかけた感じ。ライブではそこが決まったら俺の仕事は終わりっていうぐらい、重要な入りになってる。

Ni~ya:これ、俺の中では氷室京介さんだったんだけど、GLAYさんにも通じるところがあるよね。そこに行きたいのかなと思って演奏した。

──1番と2番の最後でベースが変化してますよね。2番の最後は歌詞同様に光に向かうようなフレーズが入ってて。そこがとても良かったです。

Ni~ya:ベースを目立たせるところじゃない部分で動きすぎてたからカットしてもらおうと思ってたんですよ。でも「絶対このベースあったほうがいいよ」っていわれて。残しておいてよかったなって思いました。

──RUKAさんはどうですか?

RUKA:柩らしい爽やかな曲だなと。ドラムはけだるい感じがいいなって思いましたね。

咲人:スネアが4拍目にきてるからかな。

RUKA:かもしれないね。

──通常盤のみに収録された「Resolve」はNi~yaさんが作詞・作曲を担当。こちらのテーマは?

Ni~ya:これ、じつは『√25』(2025年に発売したEP盤)に入れたかった曲なんですよ。イントロだけ作ってたんだけど、そこから先が全然できないからあきらめて、方向転換して「BIRTH」を作ったんですよ。それで、去年武道館公演が終わったあとに、“もしかしたらあの曲頑張ればできるかも”と思ってやってみたら、意外とできちゃったんですよ。こ俺、その時に思ったんです。イントロだけしかできてなくても、パソコンから消しちゃダメだなって!

RUKA:再利用できるよね。

Ni~ya:そう! ベースのこの4小節だけ残してたんだけど、そこから曲ができるっていうのを今回初めて経験しました。これまでは曲にならなかったら消してたけど、できなくても残しとこうって思った(笑)。でも逆に、歌詞は何回も書き換えました。春の「Reach for」のツアー前に本来なら歌録りするはずだったんだけど、ゾジーがそのとき体調が悪くて録れなかったんですね。歌詞は全部書き上がってたんだけど、時間が経つとどんどん変えたくなっちゃって。最終的には全部ガラッと書き直したの。なんでそうなったかっていうと、『キングダム』を観たから。『キングダム』に感化されて書いた歌詞なんですよ。

YOMI なんでそういうこと、歌う前に教えてくれないの(笑)! ちなみに、シーズン何?

Ni~ya:2かな。

柩:じゃあこれ、李信のことを歌ってるの?

Ni~ya:そう! だから、ゾジーには思いっきり強く歌ってっていった。

柩:歌もだけど、この曲は頭のベースがキーになってるよね。Ni~yaが作る曲は、テンポが速くても遅くてもハードロックな印象がある。

咲人:うん。パブリックイメージのまんまだと思う。ギターは最初、もっとシンプルだったんですけど、なんか面白いことやりたいなと思って、1人だけダウンチューニングにして弾きました。だから、俺のギターだけちょっとゴンゴン聞こえるかもしれないです。歌詞については“革命のためのデモ”みたいな印象があったんだけど、『キングダム』って聞いたら、もうそれにしか思えない。

柩:《硝煙の中駆け抜け》とか、馬に乗ってるところしか見えてこないよね。

RUKA:毎回そうなんだけど、Ni~yaの曲ってNi~yaの顔が浮かぶんだよな(笑)。俺は『キングダム』観てないんだけど、物騒だなっていう印象を受けましたね。本人は意識してないかもしんないけど、Ni~yaが作るものは曲も歌詞も1本筋が通ってる。いつもそうですね。

──そして、今作をひっさげてのツアー、こちらはどんなものになりそうですか?

YOMI:新曲3曲を「いいな」と思ってもらえるようなセットリストにしたいですね。

──「Reach for」のツアーは復活後に発表した楽曲でセットリストを組まれていましたけど、今回のツアーは?

咲人:今回は前回ほどの縛りはないかも。個人的には、いままでとは違うアプローチというか、こういう流れはいままでなかったよねというセットリストでやってみたいなと思ってる。

──このツアー後に控えているのが、スペイン最大のアニメ・イベントへの出演。すごい快挙! 衣装はヨーロッパツアー同様、特攻服で乗り込む予定ですか?

RUKA:クリーニングも楽だし武道館の特攻服持っていってもいいね。

咲人:そうだね。

──どうせなら、武道館のチャリも持ち込みますか!

YOMI、柩、Ni~ya:もうないよ(笑)。

取材・文◎東條祥恵
写真◎淵上裕太

◾️34th Single「極夜行」
2026年9月16日リリース
限定盤 (CD+M-CARD):CRCP-10505 ¥3,000 (税込)

通常盤 (CD):CRCP-10506 ¥2,000 (税込)

[限定盤]
1.極夜行 (読み:きょくやこう)
2.EoM (読み:イーオーエム)
+M-CARD (「極夜行」Music Video+Making Movie)
[通常盤]
1.極夜行 (読み:きょくやこう)
2.EoM (読み:イーオーエム)
3.Resolve (読み:リゾルヴ)

■34th シングル「極夜行」リリースイベント
09/20(日)14:00 東京・HMV&BOOKS SHIBUYA 5Fイベントスペース 
09/25(金)17:30 宮城・HMV仙台 E BeanSイベントスペース 
09/29(火)17:30 愛知・名古屋fiveStars
10/02(金)12:00 大阪・littleHEARTS.大阪店
10/18(日)17:30 北海道・札幌
11/06(金)13:00 福岡・博多
11/14(土)時間調整中 東京・調整中
11/15(日)時間及び場所調整中 *配信イベントの可能性有り
11/29(日)時間調整中 東京・大門
*全日程、開始時間が前後する可能性がございます。予め、ご了承ください。
※詳細は後日発表

 

◾️<NIGHTMARE TOUR 2026>
・9/19 (土) 神奈川・横浜BAY HALL 16:15 / 17:00
・9/23 (水・祝) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3 16:30 / 17:00
・9/26 (土) 宮城・仙台GIGS 16:30 / 17:00
・9/30 (水) 愛知・名古屋ダイアモンドホール18:00 / 18:30
・10/2 (金) 大阪・GORILLA HALL OSAKA 18:00 / 18:30
・10/19 (月) 北海道・札幌cube garden 18:00 / 18:30
・10/20 (火) 北海道・札幌cube garden 17:00 / 17:30
・10/26 (月) 千葉・柏PALOOZA 18:00 / 18:30
・11/4 (水) 福岡・DRUM Be-1 18:00 / 18:30
・11/5 (木) 福岡・DRUM Be-1 17:00 / 17:30
・11/22 (日) 東京・EX THEATER ROPPONGI 16:00 / 17:00

 

■スペイン最大のアニメ・イベント「Manga Barcelona」出演決定
<Manga Barcelona>
イベント開催期間:2026年12月5日〜8日
*NIGHTMAREの出演は12月7日・8日となります
会場:フィラ・バルセロナ・グランビア国際展示場
https://www.manga-barcelona.com/

 

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