プログレ・ファンからもリスペクトされるジャズ・ピアニストのキース・ティペットが死去
英国の代表的なジャズ・プレイヤーの1人、ピアニストのキース・ティペットが、6月14日（日曜日）、72歳で亡くなった。
心臓発作だったという。ティペットのFacebookに掲載された訃報の中で、「一家と親しいRiccardo Bergeroneは、死因は心臓発作だったと認めた。キースはこの2年間、入退院を繰り返しており、先週、再入院し、日曜日午後そこで息を引き取った」と伝えられた。
1947年英国ブリストルに誕生したティペットは、ティーンエイジャーのときからジャズ・ピアノをプレイし始め、20歳のころロンドンへ移り、1968年にキース・ティペット・グループを結成。ロンドンのジャズ・シーンでその地位を確立した。
彼の演奏、興味はジャズに留まらず、1970年には様々なジャンルのミュージシャン50人ほどが参加したセンティピードを結成したり、キング・クリムゾンのセカンド・アルバム『In The Wake Of Poseidon（ポセイドンのめざめ）』で3曲「Cadence and Cascade」「Cat Food」「The Devil’s Triangle」、続く『Lizard』『Islands』でも演奏し、プログレッシブ・ロック・ファンの間でも知られ、リスペクトされてきた。
英国の新聞『The Guardian』によると、2018年にも心臓発作を起こしたが、翌年、ライブ活動を再開するまでに回復していたという。
キング・クリムゾン、元ジャパンのデヴィッド・シルヴィアンらから追悼の言葉が上がっている。
Ako Suzuki
RIP Keith Tippett whose work appears on King Crimson’s In The Wake Of Poseidon, Lizard and Islands.
You can read more about Keith’s contributions here:
https://t.co/rtOdqjN59N
From Robert Fripp this morning… pic.twitter.com/RhTpK9V2Ne— KING CRIMSON (@DGMHQ) June 15, 2020
???? to you all.
(from contact sheet by ©YukaFujii) pic.twitter.com/J115X6BMRn
— david sylvian (@davidsylvian58) June 14, 2020
