【ライブレポート】中島卓偉、ファンリクエスト全31曲を完全燃焼した東京国際フォーラム熱狂の一夜「今日は特別に」

2026.10.19 12:00

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10月12日(月/祝)、東京国際フォーラム ホールCにて、中島卓偉がファンが決めたベスト30曲を披露するリクエストライブ<THE BEST REQUEST SONGS>を開催した。卓偉がリクエストライブを行なうのは、2019年のデビュー20周年以来6年ぶり。8月末日に締め切られた投票結果を30位からランキング通りに披露していき、本人が「歌いたい」と選んだ曲も盛り込んだ全31曲。卓偉の歌唱力とスタミナに圧倒され、ファンが最初から最後まで熱くシンガロングしていたことに胸打たれ、あまりに濃密な3時間は今も心に余韻を残したままだ。

開演は17時。SEが鳴り始めると、ファンは立ち上がり「卓偉!」と口々に叫んだ。紗幕の向こうで「CHANGE MY WORLD」を艶やかな声で歌い始める卓偉のシルエットが浮かび上がり、場内はどよめいた。天を高く指さして「行こうぜ!」と叫んだのを合図に幕が落とされて、眩い光に照らされながらパフォーマンス。「カモン!」とシンガロングを呼び掛ける。掻き回しでは卓偉you(G / ex Janne Da Arc, Nicori Light Tours)、NAOKI(B / ex Kagrra, FANTASISTA)がSHINGO (Dr / ex JURASSIC, the superlative degree)のほうに身体を向け、呼吸を合わせて音を止めるとどよめきが起きた。勢いのあるオープニングだった。

パントマイムのような動きと共に歌い出したのは「さらば摩天楼のfairy Tale」。この曲のアウトロの最中に構えたアコースティックギター弾き語りでスタートした「NEVER FADES AWAY」。「東京、一緒に歌おうぜ、カモン!」「聴かせてください!」など様々な言葉で卓偉はファンに呼び掛ける。この曲に限らず全編を振り返って強く印象に残っているのは、ファンの多くは自発的にシンガロングしたりコーラスしたり合の手を入れたりと、驚くほど積極的で、卓偉とライブを共に”つくっていた”ことである。曲のラスト、卓偉がボディーを顔の真横まで掲げてギターを掻き鳴らし、「サンキュー!」と叫ぶと、ファンは大拍手と歓声を送った。ステージの様子を常時映していた中央の大スクリーンには、ここまでに披露した曲名が30位「CHANGE MY WORLD」、29位「さらば摩天楼のfairy Tale」、28位「NEVER FADES AWAY」と表示され、左右のスクリーンには27位以上の曲名が「??」のままランキングがスクロール。次に披露されるのは一体どの曲なのか?と、期待感を煽る演出だった。

「ロックシーンと日本の音楽業界の徳川埋蔵金、中島卓偉です! 誰にも見つけてもらえません!」とユーモラスに挨拶すると、「何で2曲目バラードなんだよ?と。3曲目もそう。やりづれぇなと」とボヤいたのはリクエストライブならでは。「長いんです。ついて来られなくなったら帰ってくれて構いません。チケット代はいただいてますので(笑)」と、信頼関係のあるファン相手だからこそのコメントで笑わせると、「30曲と、自分がやりたい曲を1曲やります」と予告。「いつも最後のほうでやる曲を4曲目でやります」とのコメントから、27位にランクインしたアップナンバー「YES, MY WAY」を披露。ハンドマイクで下手へ上手へと動き回り、ファンにマイクを向けては声を求めていく卓偉。大きなレスポンスを受け取ると、心底うれしそうに晴れやかな笑顔を見せた。ドラムソロから26位「TRUE MIND」へと繋げると卓偉はハンズクラップしたり手を回したりして盛り上げ、スタンドマイクで歌唱。youとNAOKIが立ち位置を入れ替わる華やかなパフォーマンスも繰り広げていく。

ドラムのイントロに乗せて「お前らが一番苦手なダンス曲行きます。今日はステージが広いから、好きなだけ踊って帰ろうと思っている卓偉です」と語ると、ファンと戯れ合うようなコール&レスポンスを繰り広げ、「今日は長いって言ってんのに、こんなことやってる時間ない(笑)」と自分にツッコミつつ25位の「カフェオレ」へ。軽やかなステップを踏み、華麗なターンも盛り込みながら、音楽を全身で表現していく。かと思えば24位の「スピカ」では前半、直立してストレートな歌声を披露。サビの起爆力が凄まじく、高音パートのビブラートも美しい名曲に聴き惚れる。やがてテンポアップすると小刻みに身を揺らしながら卓偉は歌い、「カモン!」「声が小せぇ!」などとファンを煽っていた。

「卓偉!」と叫ぶ男女双方の声が響き渡る場内。ギターを奏でながら「ここまで、いかがなもんなんでしょうか?」と問い掛ける。「次に入った曲は、光栄だったね。こんなに愛してもらえるなんて。野郎に人気あるかも」と誇らしそうにコールしたのは、23位の「煉瓦の家」。前傾姿勢で突っ走るような勢いのあるパフォーマンスで、体感テンポは実際のBPM以上。ファンは「Oi!Oi!」と声を上げながら拳を突き上げる。《この人生がいつか終わる時 後悔などないと言い切れるように》と歌う、大写しになった卓偉の頬を汗が伝っていく。《ずっと夢を信じて 積み上げ続けていくのさ》と歌いながら、まるで煉瓦の家が見えているかのように目線を上へ。歌詞のメッセージが、音源で聴くよりも遥かに説得力を以て、すんなりと届いてくる。

赤色に染められたステージで、22位「テルミー東京」を披露。1コーラス歌い終えたところで、早くも大きな拍手が沸き起こった。広げた両手を表情豊かに動かしながら、国際フォーラムのある地名・有楽町を歌詞に盛り込んで沸かせる場面も。15位以降はほとんどドローだったこと、自分が好きな曲は30位以下に集まっていたことなど、投票結果を明かしながら、「「テルミー東京」だって後半でやりてーよな!」とまたもやボヤく卓偉。とはいえ、不思議としっくりと来る良い流れでライブは展開していた。リクエスト結果をそのまま反映させた、いわば不作為のセットリストなわけだが、絶妙のバランスで成立していた。

「みんなが歌わなきゃいけないやつ、ひとつになれるやつ、最高のロックンロール! youさん!」とのコールを受けて、youが前へ歩み出てギターを掻き鳴らして始まったのは、21位の「PUNK」、続けて20位の「友よ」。卓偉はステップを踏み脚を高く蹴り上げ、スッと身を沈ませて180度開脚し、次々と華麗な動きを見せていく。SHINGOの背後まで大きな歩幅で突進していき、前へと戻ってきて19位の「蜃気楼」に突入。するとひときわ大きな歓声が客席からこぼれる。この疾走感に溢れたナンバーを、卓偉はモニターに左足を乗せて熱唱。ファンは「Oi!Oi!」と合の手を入れ、卓偉は圧巻のロングトーンを響かせた。そのまま18位の「FREE FOR FREE」へ雪崩れ込み、「ジャンプだ!」と卓偉はファンに指令して自身もジャンプ。スライディング開脚でフィニッシュするまで4曲連続で、歌唱もパフォーマンスも立ち止まるどころか減速すらしないまま怒涛の勢いで走り抜けた。このペースで、この凄まじい出力を保ちながら歌い続けていくのだろうか? とんでもないライブを今観ているのではないか?と、一抹の末恐ろしさを感じるほどだった。

ここで少し空気を換えて、「次は、中島卓偉のリクエストを1曲お送りしたいなと。最新の中島卓偉が最強だ、というところを見せつけるべく、一番新しい曲を歌います」との言葉から、最新アルバム『GLITTER』に収録されているドラマティックなナンバー「光よ」を披露。youが高らかに奏でたギターソロに続いて曲が始まると、ファンはタオルを高く放り投げるアクションも交えて盛り上がり、曲に身を委ねていく。「次、これもうれしかったね、ランキングに入ってたのが。どうしても派手な曲ばかり、テンポのアップな曲ばかりが人気になるのがずっと気に入らなくて」という正直なコメントに対しファンはクスクスと笑った。「だけどみんなも歳を取ってきて、歌詞が良いとか、いろいろ感じることもあるんだろうし。自分としてもすごくすごく良い曲だと思って」と卓偉は熱く語り、「遠いさよなら」とタイトルコール。ピンスポットを浴びながら歌い始めた17位のミディアムナンバーは、明るい曲調に切なさを宿した名曲。情感たっぷりに歌い遂げると溜息交じりの大歓声が起き、場内は、アップナンバーの連打とはまた違った熱気に包まれていた。

「みんなと大合唱できる曲を歌います」と告げて披露した16位「RE-SET」、「全ての女性に捧げます」とコメントした15位「Camelia」、「どんどん行こうぜ!」と叫びドラムソロから始まった14位「トライアングル」。「ジャンプ、ジャンプ!」と卓偉は煽り、デジタルロック調のサウンドに乗せ切れ味の良いダンスをしながら、激しく明滅するライトのもと、パワフルな歌声を響かせた。13位の「存在」にはギターカッティングで雪崩れ込み、美しいファルセットを響かせる。ラスト、眩しい光の中で目を閉じて、卓偉は「どうもありがとう……サンキュー!」と叫んだ。

「こんな感じのランキングで納得できそうですか?」との問い掛けに、大拍手で応えた観客。卓偉は「楽しくやらせてもらってます」と感謝して、「次の曲も光栄でした。こんなに高いランキングで来てくれたんだな、と」と感慨深そうに語り始める。「特に歌詞の面で、“ちゃんと言いたいことは言う、嫌いなことは嫌い、好きなことは好きだと言う”、そういう気持ちでずっと詞を書いてきて、ようやくターニングポイントに辿り着いた歌詞だった、そういう曲だったなと思います」とコメント。「皆さんと一緒に大合唱して、もっともっと大きい曲に成長させていけたらなと。偏向報道をテーマにした曲です」と紹介したのは、12位の「最後の一人になっても」。大らかなミディアムテンポに乗せて、信条を真っ直ぐに綴った歌詞が、こちらの心に真っ直ぐに飛び込んでくる。モニターに足を乗せて人差し指を高く上げ、歌い上げていく卓偉。ファンもシンガロングするサビでは、場内を明るく照らすライティングが印象的。《最後の一人になっても》と歌う大勢の”一人”がここには集っている。そのことに勇気付けられ、希望を感じることができた。

アコースティックギターを構え、「座ろうか」とファンに語り掛けると「これも入ってすごくうれしかった」と感慨深そう。ハーモニカ演奏と共に披露したのは11位の「花束とスーツ」だった。「すごく大切な歌、大切な歌詞、良かったら一緒に歌ってください。今日はこのバンドでやるのがすごく楽しみでした」と思いの強さを明かしてから歌い届けた。いよいよランキングはトップ10に突入していく。

デビュー後はスタンディングが人気だったのに対し、座って観られるホール会場の人気が高まってきた現在の実情に触れ、「今月48歳で、デビューした時から体重1kgも変えず、タバコも酒もやらず今日まで来て、”良い歌を歌いたい”という一心で今日までやってきて。でも、どんな場所でもロックンロールできるようにしていきたいな、と思ってます」と卓偉。

そんな中、「次の曲はライブハウスよりもスケールの大きさを伝えやすい、歌詞も伝えやすい」とコメント。「大曲です。自分のパーソナルな内容かもしれないけど、よくぞこの曲がよくトップ10に入ったなと。この曲は大切に歌っていきます」と決意表明。届けたのは、10位にランクインしたロッカバラード「高円寺」だった。思い出の中にあり続ける情景を表現したかのような仄暗い照明が、夕景のようなオレンジの光へと移り変わっていく。卓偉の渾身の歌は、語りのようだったり咽び泣くようだったりしながら、次第に感情を昂らせていった。仁王立ちで歌い終えると卓偉は後ろ向いて手を振り払って音を止め、「ありがとうございます!」と挨拶。圧巻の歌声に、場内には大拍手が鳴り響いた。

衣装をチェンジして、「ここから後半戦に向かいますので、(バラード連投のために着席していた客席の)立つタイミング分かるみんなだと信じています」と卓偉はコメント。メンバー紹介をした後、9位以降は「”まぁ、そうだろうな”みたいな曲いっぱいありますから。ぜひ楽しんでもらいたいなと。もっともっと歌おうぜ! カモン、スタンドアップ!」と叫ぶより先に、ファンは阿吽の呼吸で立ち上がっていたのは、さすがの信頼関係。9位「どんなことがあっても」は、「みんなだけで聴かせてください」とのリクエストに応じてファンが無伴奏で歌うと、卓偉は指を鳴らし「いいぞ!」とマイクを通さずに生の声で絶賛し、自身もアカペラで歌唱した。

8位のパンクナンバー「続けろ」に突入すると、「続けろ! 続けろ!」とファンは大合唱。スリリングなロックナンバー7位「イノヴェイター」を熱唱しながら、観客にマイクを勇ましく突き出す卓偉。ヘヴィな曲が終盤で続くにも拘わらず、全く衰えることのないパワフルな歌声を轟かせていき、「まだまだ行こうぜ!」と叫んで6位の「BABY,GO FOR IT」へ。“もっと来い”と煽るように手を動かして「行こうぜ東京、やっちまおうぜ!」とシャウト、ファンは「Oi!」と声を挙げながらジャンプ。ホール会場であることを忘れさせるようなロックライブの混沌が広がった後、また違った景色を見せたのは、5位の「ピアス」。ヘヴィなギターリフと連動して激しく明滅するライト。歌が始まると、スポットライトがスッと卓偉を射る。一音一音パワフルに打ち鳴らされるバンド演奏と卓偉の歌声とが拮抗し、相乗効果でグングンとボルテージが高まっていく。髪を振り乱し、仁王立ちになって身体を震わせるようにして卓偉は絶唱した。

暗闇の中でギターを構え、「長ぇな(笑)。トップ3はやらなくていいんじゃないかな?」と冗談めかして語り、ファンの特大の「え~!」を巻き起こすと、「27周年の集大成。これで27年目を締め括るという、良い日程をいただけて。たくさんの方々にスタッフにメンバーに協力していただきました。時間は掛かっても、ソールドアウトというところまで人が集まってくれたこと、心から感謝申し上げます、ありがとう」と感謝を述べた。

「今からやる曲も、本当に光栄でした。こんなに高くみんながランキングに選んでくれていることが、すごくすごくうれしかったです。人間は、生きてくうえで虫の知らせとか、急に自分自身が思ってもないような言葉だったり気持ちだったり、想いがふと浮かぶものがあります。“そうしたほうがいいのかもしれない”という直感が働くことがあります。そういう声があるのに、ずっとショービズの世界にいて自分の本当の心の声に従わず、すごくすごく遠回りしました」と過去の自分を振り返った。しかし、独立して5年目に差し掛かろうとする時間の中で、「本当に今、嫌な奴は一人もいないし、自分が信頼するスタッフだけがいます。そして本当に自分が書きたい曲だけを書き、来てほしい人たちだけが来てる。そんな環境になっているのは、自分自身の心の声に従ったからだと思っています」と分析。「どうか皆さんも、おこがましいですけれども、本当に自分がいなきゃいけない場所、そこじゃなくて大切な場所、自分が本当に咲ける場所が絶対あるはずです。お互いにそういう場所にいながら、また出会えることを心から待ち望み、そして楽しみにしています」と挨拶。最後の曲として「(自分の中の)もう一人の自分」を届けた。

アコースティックギターを奏でながら歌い始めた4位「(自分の中の)もう一人の自分」は、曲調、テンポが刻々と変わっていき、卓偉の歌声もテンションも照明演出も変わっていく、ロックオペラの如き壮大なナンバー。《こんなとこで終わりになんかしたくない もう一人の自分がこの胸で叫んでる》という内なる声が、説得力を帯びて突き刺さってくる。慄くほかない約10分の大曲に心を鷲摑みにされる、圧巻のエンディングだった。

卓偉コールが手拍子と共に起きて、ほどなくして登場したメンバーは全員オフィシャルグッズのTシャツ姿。「(自分の中の)もう一人の自分」の後に続けてトップ3を披露するのは難しく、心の一区切りが必要だったようで、「一回実家帰りてぇな、という感じだったので(笑)」と笑わせた卓偉。「アンコールは本当はやりませんけど、今日は特別にやらせてもらいます」との言葉から、3位の「JUST SAY I LOVE YOU」へ。ワンコーラス歌い終えると清々しい笑顔を見せ、「みんなの声を聴かせてください!」と呼び掛ける。客席も明るく照らされていき、卓偉は両手を広げて大サビを熱唱。場内は多幸感に満ちていた。

告知タイムには、この日の公演は収録しており映像作品化されること、予約を早速開始し今年中には発送したいことなどを発表。11月30日にはつばきファクトリーとのツーマンライブがソールドアウト目前であること、そして最新アルバム『GLITTER』を引っ提げたツアーを11月28日から2027年2月まで、1曲もかぶらない3パターンのセットリストでこのメンバーで回ること、東京公演は2027年1月24日にEX THEATER ROPPONGIで行なわれることを告知。EX THEATERでしか披露しない特別な曲もあるそうで、「1曲目は『UP TO DATE』(TAKUI名義だった頃のレア曲)をやろうと思ってますから、ぜひ来てください。ギリギリ30位に入らなかったあの曲を」と呼び掛ける。原点回帰であり28年目のスタートとして「今日を超える最高のライブを行ないたいと思ってます」と意気込みを語った。

「みんなと一緒にずっとつくりあげてきた楽曲を、心の底から大合唱して、27年目を終わりにしたいなと思います。この先も歌い続けていきます」と宣言して、2位の「Calling You」を披露。ファンのシンガロングは、そこに最初から存在していたかのように、すっかり曲の一部のように溶け込んでいた。

イントロに乗せて「27年間、本当にどうもありがとうございました! 最後の曲です、カモン!「STAY TOGETHER」!」とコール。繊細な心の揺らぎを音に乗せたような美しいギターアルペジオ。ファンはクラップし、卓偉は目を閉じて丁寧に一言一言を噛み締めるように、時に激しい昂りを見せながら1位に輝いた名曲を歌い届けていく。ファンのコーラスはこの曲でも不可欠な役割を担っていた。「最後です!」と叫び、落ちサビを身体を震わせながら熱唱する卓偉。夕日のような逆光に照らされて、孤高なライオンの鬣のように髪のシルエットが浮かび上がる。正面からの照らされると、目を深く閉じている、全てを出し切った卓偉の表情が露わになった。

メンバー一人一人と握手とハグを交わして送り出すと、「長い時間付き合っていただいて……2026年、最高なリクエストライブができたんじゃないかなと思います。長い時間立ってずっと歌っていただき、踊っていただき、本当にどうもありがとうございました!」とファンに感謝を述べて、「1月24日のEX THEATERでまた会おうぜ!」と約束を交わし、卓偉はステージを後にした。スクリーンには、「??」に全30の曲名が書き入れられ、完成したランキングがエンドロールのように映し出されていた。

例えば一部をメドレーにするなど、圧縮したセットリスト構成もおそらく可能あったはずだが、中島卓偉はそれを選ばなかった。冒頭にも書いたように、すさまじい歌唱力とスタミナに裏打ちされたガッツ、良い歌を絶対に歌うのだという執念のような強い思いに衝撃を受けるライブだった。ファンとの心の距離感が近く、強い信頼関係で結ばれていることが伺える、濃密なリクエストライブだったことももちろん印象的。冒頭で卓偉は「徳川埋蔵金」を自称していたが、もしまだ探し当てていない音楽ファンがいるならば、とにかくライブを一度観てみることをお勧めする。

取材・文◎大前多恵
撮影◎川端敏雄

 

■<TAKUI NAKAJIMA 2026 THE BEST REQUEST SONGS>
10月12日(月/祝)@東京国際フォーラム ホールC SETLIST

01.CHANGE MY WORLD (2025)
02.さらば摩天楼のFairy Tale
03.NEVER FADES AWAY
04.YES, MY WAY
05.TRUE MIND
06.カフェオレ
07.スピカ ~Looking for my star~
08.煉瓦の家
09.テルミー東京
10.PUNK (2025)
11.友よ
12.蜃気楼
13.FREE FOR FREE
14.光よ
15.遠いさよなら
16.RE-SET (2025)
17.Camellia
18.トライアングル (2025)
19.存在
20.最後の一人になっても
21.花束とスーツ
22.高円寺
23.どんなことがあっても
24.続けろ
25.イノヴェイター
26.BABY, GO FOR IT
27.ピアス (2025)
28.(自分の中の)もう一人の自分
encore
29.JUST SAY I LOVE YOU
30.Calling You (2025)
31.STAY TOGETHER (2025)

 

■中島卓偉 ライヴ/イベント情報

 

■<つばきファクトリー&中島卓偉 激アツ2マンライヴ ~平日でも浮かれたかった~>
11月30日(月) 東京・Zepp DiverCity
open17:45 / start18:30
出演:中島卓偉、つばきファクトリー、中島卓偉×つばきファクトリー
▼チケット
・FCチケット7,500円
・1Fスタンディング8,000円
・2F指定席10,000円
一般発売:10月24日(土)10:00~