<生チョコレート>ライヴ・レポート

2005.01.21 03:52

Share






推定少女、超久々のワンマン・ライヴ<X’masライブ~生☆チョコレート~>。初めての2ステージ。
「ビビんないで2回とも飛ばしてやっていこう」と2人は決めてたんだという。その1回目のステージを観た。
制服を脱いだ記念すべきシングル「振動」で幕を開けたこの日のライヴは、懐かしい曲から新曲まで、
これまでの推定少女を一気に全部見せるというBEST OF 推定少女な曲構成。


「今までみなさんを待たせちゃったというのもあったので、前のライヴを思い出してもらいながらも新しい
今の推定少女も見て欲しかった」とはRino。私服から始まった衣装も、制服あり、さらには生着替えでサンタの衣装に
チェンジするという場面も用意されていた。「生着替えはねぇ、二人で“これはないでしょう”と最初グレ倒したんです
けど(笑)。やったらやったですごい楽しくて」とLissaが言うように、着替えのシーン、さらには露出満々の(笑)
サンタの衣装で歌ったクリスマス・ソングのメドレーにはファンも大喜び! 


そんなファンをこの日、なんといっても一番驚かせたのは、今回用意されていた2人のソロ・コーナーだろう。
まずはギターを持って一人で舞台に現れたRino。イスに腰かけ、弾き語りで自分が詞・曲を手掛けた
「ヌリツブサレタジジツ」を歌いだした瞬間から、さっきまでの歓声がピタリと止まった。フォーク調のせつない
メロディにのせて<僕が死んだら泣いてくれる人はいるのかな>というような詞を切々と歌っていくRinoの瞳からは、
涙が次第にあふれ出す。シーンと静まり返った場内に、その後、現れたLissaが「ネバーランド」を歌って
アッパーの空気へと一気に変えていったのはお見事! 笑顔で手拍子を呼びかけ、ステージを動き回りながら
<2人だけの星座を作ろう!>と元気チューンを高らかに歌い上げた。

制服を脱いだ推定少女、さらにはその奥にいるRino、Lissaの素顔までをもついには見せてしまった今回のステージ。
推定少女はこれから、さらに変化の幅を広げていく。そんなメッセージを受け取れたライヴだった。

文●東條祥恵

Related Tags関連タグ