メタリカ、バンド名をめぐって裁判沙汰に

春にはニューアルバムのリリースが期待されているMetallicaだが、彼らは現在“Metallica”と係争の真最中だ。こちらのMetallicaはエドモントン出身のパンクグループで'90年代後半から活動。サンフランシスコ出身のMetallicaによる、ファンの尊敬をいささか軽視したNapster訴訟を公にからかうために名付けたらしい。とはいえ、当の本人たちはそれを否定している。

サンフランシスコのMetallicaの弁護士団はエドモントンのMetallicaにメールを送り、1月17日（金）までにバンド名の使用を停止し、放棄することを要求している。法律事務所のJill M. Pietriniは、エドモントンMetallicaのシンガー/ベーシスト、Blair William Piggotに送ったメールで次のように書いている。「あなた方が、少なくともあるインタヴューで“名前の使用が認められていないのは知っている”と話していることを考慮すると、この名称の使用には本当にあきれます……Metallicaは米国とカナダにおいて、金銭的損害の回収と、さらなる侵害行為への差し止め命令を求めるつもりです」

Edmonton Sun紙によれば、エドモントンのパンクグループがCDを渡そうとしていることを知り、サンフランシスコのMetallicaは“頼んでもいないマテリアル”は受け取れないという会社の方針を引き合いに出して、受け取りを拒否したという。

この件について、双方からのコメントはない。

Gary Graff, Detroit　(C)LAUNCH.com