リュダクリス、ペプシのCMからはずされる

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マルチプラチナ・ラッパーのLudacrisが出演するペプシの30秒間の全米CMが放送中止になった。これはFox News Channelのホスト、Bill O'Reillyが同社のボイコットを呼びかけたためで、O'Reillyは8月27日(木)、Ludacrisを起用したペプシを「不道徳」とし、Ludacrisのことをラップのチンピラと呼んだ。O'Reillyは、ラップの歌詞を読み、アルコールやドラッグ、喧嘩、女性蔑視といった内容が目立つと言っている。

ペプシ側は8月28日(水)に声明を発表し、このCMの中止について説明した。「私たちには消費者と顧客の意見を聞く責任があります。多くの人から我が社とこのアーティストとの関係に不快を感じているとの声を聞いています。我が社は彼を使った宣伝の中止を決定し、人々に不快感を与えてしまったことを謝罪します」

O'Reillyはオンエア中にペプシの素早い対応を評価したが、これは大きな問題のほんの一部にしか過ぎないと指摘した。「ペプシの決定には拍手を送るが、この国にはもっと大きな問題がある。アメリカでは恥ずべき行為を賞讃する傾向が強くなっている」。O'Reillyは特にAnna Nicole Smithのことに触れ、彼女の新番組はその問題の一例だと語った。

声明の中でLudacrisの母親Roberta Shieldsは、Bill O'Reillyについて次のような思いを語っている。「O'Reilly氏に言いたいのですが、あなたや他の人たちが芸術的表現に対して何と言おうと、私の息子はこの先も成功し続けるでしょう」

LAUNCHはLudacrisのレーベルDef Jam Recordsとコンタクトをとったが、この件についてのコメントは得られなかった。

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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