ジョン・メレンキャンプの元バンドメンバーでFBIの最重要指名手配犯が逮捕される

ポスト
児童ポルノ関連でFBIの最重要指名手配を受けていた元John Mellencampのキーボードプレイヤー、Eric Franklin Rosserが約1年間の逃亡の末、8月21日(火)にタイで逮捕された。Rosserはタイ国家警察犯罪取締局とFBI法務担当局の合同捜査により、バンコク北部の住宅街にいるところを発見された。

Rosserは強制的に連行されたと記者団に語り、「僕は悪い人間ではない。みんながそう思っているんだ」とコメントしているという。彼はタイで裁判にかけられ、国外追放となり米国へ引き渡される予定。

FBIの逃亡者担当及び特別事件部のスポークスパーソン、Neal SchiffはRosserが関わっていた児童ポルノ組織について次のようにLAUNCHに語った。
「Rosserはタイで、彼自身が11歳の少女と明らかな性的行為とみられる場面をビデオに撮ったのをはじめ、数々の容疑で指名手配されていた。Rosserはそのテープをインディアナ州ブルーミントンに住む仲間に送り、一味は共同して9歳から11歳までの少女を含む児童ポルノビデオや写真、雑誌の輸送、流通、受け取りをしていたものと思われる」

Schiffは「Rosserによってタイから合衆国へ直接密輸されたそれらの写真や映像の一部が、インターネットに掲載された」と付け加えている。

米国のTV番組『America's Most Wanted: America Fights Back(米国最重要指名手配犯:犯罪と闘うアメリカ)』でRosserの容貌が放映され、タイの視聴者がその番組を見たことが今回の逮捕につながった。Rosserが居住している疑いのある地区に監視体制が敷かれると、彼が街角に現れ1軒の建物の中へ入っていく姿が捉えられた。その後すぐに当局が建物に踏み込み、その場にいた彼の身柄を拘束した。

Rosserは以前、児童ポルノの制作、流通、受取、輸送の容疑で2000年3月21日にインディアナ州南部地区の裁判所に起訴されている。Rosserは児童性愛嗜好が強く、特に子供たちにとって危険人物とされていた。彼はまた、児童ポルノの輸送、出荷、流通、受取の共謀容疑にも問われている。

RosserはDoc RosserのクレジットでMellencampの'80年の作品『Nothing Matters & What If It Did』でピアノを弾いている。

Darren Davis, New York LAUNCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報