リンゴ・スターが新ラインアップで2001年のAll-Starr Bandを結成

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Beatlesのメンバー、Ringo Starrは今年、これで7回目となるAll-Starr Bandを結成し、伝統を断ち切ることになった。Starrは過去に交流があったプレイヤーを呼び集めるのでなく、Emerson, Lake & Palmerのシンガー/ギタリストGreg Lake、元SupertrampのリードヴォーカルRoger Hodgson、そしてIan Hunterといった、まったく新しいラインアップを打ち出した。

グループの'01年度版を締めくくるのは、ニュー・ウェイヴのシンガーHoward Jonesと、失敗に終わったMagic Johnsonの夜中のトークショー、The Magic Hourのバンドリーダーで、Princeとの仕事でも知られるパーカッショニスト、Sheila E.だ。

All-Starr Bandのどのメンバーもその過去と同じく、それぞれスポットライトを浴びる瞬間がくるだろう。今回、ファンが期待できる曲は、ELPの“Lucky Man”、Supertrampの“Breakfast In America”“Goodbye Stranger”“Logical Song”。それにMott The Hoopleの“All The Young Dudes”、Ian Hunterの“Cleveland Rocks”に加え、Howard Jonesは“Things Can Only Get Better”“No One Is To Blame”、Sheila E.は“Glamorous Life”で、さらにStarrは“Octopus's Garden”“Don't Pass Me By”をはじめする、Beatles時代に彼がライヴでプレイしなかった曲をいくつか掘り起こすつもりだ。

Starrは、All-Starr Bandでツアーを行なうことで、スタジオでは必ずしも制作できない、確実にクリエイティヴなものをリリースできると言う。
「ミュージシャンといっしょに仕事をするのは好きだよ。僕はヘッドフォンをしてレコードに合わせてプレイするドラマーじゃないし、そういうものにはなれない。息子は2人とも、ヘッドフォンをして、何時間も演奏を続けたりしてるけどね。僕は生身の人間が回りにいて、いっしょにプレーするほうがいいんだ」

All-Starr Bandのツアーは昨年と同様、不動産会社のCentury 21がスポンサーとなり、6月26日にトロントからスタートする。今のところ日程が決まっているのは8月3日、ニューヨーク州ワントーのJones Beach Amphitheatre、8月23日のミネアポリス、9月1日のラスベガスのみで、近々すべての日程が発表される。

Bruce Simon、ニューヨーク
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