リンゴ・スター、自伝を執筆しない理由

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かねてより「自伝は執筆しない」と断言しているリンゴ・スターが、あらためて、その理由を説明した。

◆リンゴ・スター画像

『USA Today』のインタビューで、リンゴは「人々が知りたがっているのは、あの(ザ・ビートルズの)話だけだ。僕はそれにウンザリしているからだ」と話した。「長年、多額のオファーが何度もあった。僕は本は書かないと言っている。なぜなら(ザ・ビートルズ加入の)あの年に到達するまでに、3巻はできるからだ」

「(本の執筆に)興味を持ったことはない。リンゴ・ザ・ドラマーは望んでない。僕らはみんな、少なからずそれ以上の存在だ」

リンゴは2015年に行われたインタビューでは、「僕は絶対に本は書かない。(自分の人生に関しては)レコードで語る。最新アルバム(『Postcards From Paradise』)の中にリバプールでの僕の人生、ロリー・アンド・ザ・ハリケーンズやザ・ビートルズと一緒だったころについて取り上げた曲がある。これが僕のやり方だ」「そう、僕は座って本なんか書かないよ。他の人達はやっているが、共感を覚えるものはない」と話していた。

元バンド・メイトのポール・マッカートニーも自伝は執筆しておらず、代わりに2021年、彼が綴ってきた歌詞を通じ、半生を振り返る本『THE LYRICS: 1956 to the Present』を出版した。ポールは当時、「自伝を書く気はないのか、数えきれないほど問われてきた。でも、タイミングが合わなかった。家にいようがツアー中であろうが、僕が常に成し遂げてこられたのは新しい曲を作ることだ。ある年齢に達すると、過去の日々の出来事を振り返るため日記を読み返す人たちを知ってる。でも、僕にはそんなノートはない。僕にあるのは自分が作った曲だ。山のようにあり、僕はこれらでその目的を果たせるとわかった」と話していた。



Ako Suzuki
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