和楽器バンド、日本の伝統芸能文化をサポートする “たる募金”プロジェクト 第5弾。愛知県下の和太鼓部への支援完了

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和楽器バンドが、日本の伝統芸能・文化をサポートする活動として2020年より実施している“たる募金”プロジェクト。

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第5弾は2023年7月より“ホンモノの和太鼓を次世代へ”と題して、愛知県・岡崎市にあり、創業が慶応元年という老舗の太鼓店である(株)三浦太鼓店/三浦彌市商店さんを通して、和太鼓の文化を次世代へつなげていく支援活動を実施してきた。

2023年7月〜10月まで約4カ月に渡り開催された<和楽器バンド Japan Tour 2023 I vs I>を皮切りに、2024年1月に日本武道館にて開催した<和楽器バンド 大新年会2024 日本武道館 〜八重ノ翼〜>まで約半年に渡り各ライブ会場やオンライン及び口座振込にて募金を募ってきた。多くの方から支援いただいた約250万円を、愛知県下の各高等学校 和太鼓部 計15校それぞれの需要に合わせ、(株)三浦太鼓店による「既存の太鼓のメンテナンス」もしくは「新しい太鼓の製造」を支援提供する資金として活用してきた。



11月29日には、和楽器バンドを代表して和太鼓担当の黒流と三浦太鼓店の六代目 三浦彌市氏が愛知県立松蔭高等学校並びに愛知県立安城南高等学校の2校を訪問、それぞれの和太鼓部のために新しく製造された太鼓を二人より直接手渡しするとともに、今回の楽器寄贈を以てたる募金プロジェクト第5弾に関する全ての納品が完了した。

また今回訪問した2校では、楽器の寄贈と同時に(株)三浦太鼓店及び黒流による和太鼓ワークショップも実施。ワークショップでは、三浦太鼓店の六代目三浦彌市氏による“太鼓の楽校“を通して、和太鼓は修理を繰り返しながらも大切に扱うことにより数百年もの間、変わらず“ホンモノの音”を鳴らし続けることのできる楽器であり、職人の目線から見た和太鼓の魅力を伝えるとともに、黒流からはプロの和太鼓奏者としての目線でパフォーマンスにまつわる貴重な話を届けた。



さらに、この“たる募金“プロジェクトを通して寄贈した和太鼓を大切に後世へと受け継ぎ、色褪せることなくホンモノの音を伝えていって欲しいと同ワークショップへ参加した各学校の太鼓部の皆さんへ伝えられた。


今回のたる募金プロジェクト第5弾を終え、黒流は「10年以上、高校和太鼓部の大会で審査をしていますが、毎年素晴らしいクオリティの演奏が沢山生まれています。ただ伝統楽器ということもあり、太鼓のメンテナンスや所有している楽器数等は、学校によってどうしても差が出てしまっていました。今回皆様から沢山のご支援をいただき、三浦太鼓店さんのご協力の元、次世代の和太鼓奏者の未来へ繋がる活動が出来た事に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。コロナ禍から始まった『たる募金プロジェクト』。第5弾まで続けられた事、そしてツアー会場やオンラインを通してなど皆さまからの沢山のご支援が本当に嬉しかったです。プロ奏者が次世代の道を繋ぐ事は、重要な責任だと思っています。これからも日本のカッコいい伝統を、そして、未来の音楽家達の明るい未来を紡いでいきますので、日本文化への応援を引き続きよろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。

和楽器バンドのたる募金プロジェクトは、第1弾の試みとして、廃業の発表があった三味線の製造、修理を担い、国内シェア6割という有数の製造技術を持ったメーカー「東京和楽器」への支援を決定し、<和楽器バンド 真夏の大新年会 2020 横浜アリーナ 〜天球の架け橋〜>本公演の会場での募金、オンラインでの「たる募金」募金サイト、更に銀行振り込み口座やオンライン配信での課金システムと、ライブの収益の一部を合わせた総額約800万円を東京和楽器に贈呈する形で実施。

第2弾は、広島県・福山市を通して、福山の琴工房への支援を実施。400万円を寄附金として、箏のいぶくろ聖志が枝廣直幹福山市長に贈呈を行い、福山市内の小・中学校の箏曲部に琴が18面が贈呈された。

第3弾は、たる募金としては初めての楽器以外の伝統文化支援となる“岐阜和傘”への支援を決定。ボーカル鈴華ゆう子が代表して、岐阜市役所を訪れ、一般社団法人 岐阜和傘協会へ全国ツアーを通して募金された総額570万円を、和傘職人の後継の育成に役立ててもらうために寄付をした。

さらに第4弾は、2022年が沖縄が本土復帰を果たして50年となる節目の年ということで、沖縄県に伝わる三線のサポートとして沖縄県三線制作事業共同組合に490万円を寄付し、三線パートナーズプロジェクトに活用。これまでの全5回のたる募金で集まった総額は約2,250万円にも及ぶ。

なお、和楽器バンドは現在デビュー10周年を記念して10月に発売したベストアルバム『ALL TIME BEST ALBUM THANKS〜八奏ノ音〜』を引っ提げ、無期限活動休止前最後となるツアーを開催中。ライブが真骨頂と言われる和楽器バンドは、本ツアーでデビューからの10年を凝縮したような“これぞ和楽器バンド”と言わんばかりの見応えたっぷり圧巻なステージを展開している。

12月10日の東京ガーデンシアターにてツアーファイナルを迎えると、12月31日をもってバンドは一旦無期限の活動休止期間へと入るので、ぜひ和楽器バンド第1章最後となる渾身のライブを見逃さないでほしい。なお、和楽器バンドの 8人は今後も日本の伝統芸能文化の継承と発展のためそれぞれ活動をしていくという。

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■黒流コメント全文
たる募金プロジェクト第5弾 “ホンモノの和太鼓を次世代へ”プロジェクトにご協力いただきありがとうございました。10年以上、高校和太鼓部の大会で審査をしていますが、毎年素晴らしいクオリティの演奏が沢山生まれています。ただ伝統楽器ということもあり、太鼓のメンテナンスや所有している楽器数等は、学校によってどうしても差が出てしまっていました。今回皆様から沢山のご支援をいただき、三浦太鼓店さんのご協力の元、次世代の和太鼓奏者の未来へ繋がる活動が出来た事に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

コロナ禍から始まった「たる募金プロジェクト」。第5弾まで続けられた事、そしてツアー会場やオンラインを通してなど皆さまからの沢山のご支援が本当に嬉しかったです。プロ奏者が次世代の道を繋ぐ事は、重要な責任だと思っています。これからも日本のカッコいい伝統を、そして、未来の音楽家達の明るい未来を紡いでいきますので、日本文化への応援を引き続きよろしくお願いいたします。

日本文化の未来を信じて。
覚悟と決意を込めて。

2024年12月9日
和楽器バンド 黒流

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写真◎新澤和久

和楽器バンド「たる募金」プロジェクト 第5弾 ホンモノの和太鼓を次世代へ プロジェクト

■三浦太鼓店に関して
慶応元年1865年創業の三浦太鼓店は、創業以来150年以上「本物」の太鼓作りを積み重ねて参りました。
「本物」とは、人の心に届くモノ・・・
時代を超えて受け継がれた「音」には、いつも私たちの心の奥に響く感動がありました。
私たちにとっての伝統というのは、必要とされるモノ、必要とされる「音」を作り続ける事。
初代三浦彌市から六代目彌市へと、いつの時代も大切な音づくりを守り続けています。

三浦太鼓店
https://taikoya.net/

〒444-3505 岡崎市本宿町字丸山腰 30 番地 9
TEL:0564-64-6785
E-mail:info@taikoya.net

<和楽器バンド Japan Tour 2024 THANKS 〜八奏ノ音〜>

11/22(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA ※SOLD OUT
11/23(土祝) 東京・LINE CUBE SHIBUYA ※SOLD OUT
11/28(木) 大阪・オリックス劇場 ※SOLD OUT
12/8(日) 愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール ※SOLD OUT
12/10(火) 東京・東京ガーデンシアター

【チケット料金】
VIP指定席:前売 ¥15,000 当日 ¥16,000(税込/VIP席専用オリジナルグッズ付き)  ※SOLD OUT
VIP着席指定席:前売 ¥15,000 当日 ¥16,000(税込/VIP席専用オリジナルグッズ付き)  ※SOLD OUT
一般指定席/着席指定席:前売 ¥10,000 当日 ¥11,000(税込)

【企画/制作】イグナイトマネージメント/LIFE

ツアー詳細はこちら:https://wagakkiband.com/contents/765648


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