【ライブレポート】AMEFURASSHI、LINE CUBE SHIBUYAワンマンで新たな挑戦も発表「咲いた花を枯らさない」

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AMEFURASSHIが9月16日、最新アルバム『Flora』を携えてLINE CUBE SHIBUYAワンマンライブ<AMEFURASSHI Live “Flora” chapter two>を開催した。メンバー愛来の怪我を乗り越え、4人が追及する現時点での最高のパフォーマンスを披露したほか、新たな挑戦となるライブ会場も発表となった。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆AMEFURASSHI(アメフラッシ) 画像61点

スターダストプロモーションの女性アイドルセクション“STAR PLANET”(通称 スタプラ)に所属する4人組ガールズグループが、AMEFURASSHIだ。グループ史上最大キャパとなるLINE CUBE SHIBUYAワンマンライブは、9月10日にデジタルとM∞CARDでリリースされたニューアルバム『Flora』の世界観をステージで再現するもの。と同時に、ホールならではの演出をふんだんに盛り込んだ現時点でのAMEFURASSHIのパフォーマンスの全てが詰め込まれた集大成的なステージとなった。




AMEFURASSHIにとって、6月の<梅雨祭2024 -Dance in the rain->以来となるのが、今回のワンマンライブ<AMEFURASSHI Live “Flora” chapter two>だ。愛来の怪我の影響により、8月に予定されていた大阪・愛知でのワンマンライブ<“Flora”リスニング・パーティー&トークイベント>が急遽内容を変更して開催(福岡公演は台風の影響で10月に延期)されたほか、アイドルフェス<@JAM EXPO 2024>出演もキャンセルするなど、今回のワンマンのパフォーマンスも心配されていたところ。しかし、そんな心配の声を吹き飛ばすような、これぞAMEFURASSHIと言うべき圧巻のライブを披露し、4人でのパフォーマンスを待ち望んでいたColors(ファンの呼称)の期待に応えた。

まずオープニングでは、ニューアルバム『Flora』の1曲目を飾る「4Petals」が場内に流れ出し、ライブの幕開けを告げた。鳥のさえずりから始まり、リズムが加わって曲調が変化していく中、4人のセリフが次々とモニターに映し出され、最後に今のAMEFURASSHIとしての決意表明とも取れるようなメッセージへ。“どんなに笑われたって、夢は実を結ぶ あきらめない思いが、蕾となる 私たちなら、花を咲かせられる”というセリフと4人の顔が映し出されると、会場からは大きな歓声が上がり、Colorsもクラップで4人にエールを送った。ライブのOVERTUREとしての「4Petals」が流れ終わると、4人がステージに登場した。




そしてライブは、アルバム収録曲順同様に「Flora」でスタート。ハープのアルペジオから始まり、疾走感のあるビートやストリングスが印象的なアルバム表題曲にしてリード曲「Flora」は、蕾から花が開く、まさに“はじまりの季節”を感じさせる高揚感がライブの始まりに相応しい1曲だ。また、今回の新衣装は、大柄の花柄プリントとリアルで立体的な花を組み合わせており、ビジュアル面でも、ローマ神話“花の女神”の名前を冠したアルバム『Flora』の世界観を表現していた。

「楽しんでいくよ! Are you ready?」と市川優月が会場を煽って、「Blow Your Mind」へ。そして雨を表現した照明や映像に乗せてアルバム『Flora』収録曲「Squall」を初披露、さらに「Drama」「Ready Now」といったライブ定番曲とアルバム『Flora』収録曲が交互に繰り出されるなどセットリストも充実だ。特に、「Drama」でのお馴染みのカニダンスで見せたクールな表情から一転、オフィス風のSEからスタートしたアルバム曲「Ready Now」では、ステージ上に並べられた4つのデスクに座ってパフォーマンスする場面も。メガネをかけてOLに扮した4人の顔が次々とモニターにアップで映し出されるという遊び心溢れる演出で、会場のボルテージも一気に高まっていく。そしてアルバム収録曲「Ready Now」は、大規模なクワイヤや生ドラムをフィーチャーするなど、サウンド面でも新たなアプローチを見せた。今後のライブでもセットリストの中で存在感を放ちそうな1曲になると感じたColorsも多かったことだろう。






ライブはMCを挟まず、アルバム『Flora』収録曲「HICCUP」、ライブの人気曲「Magic of love」へ。「Magic of love」では、メンバー自身が持つハンディカメラの映像がモニターに映し出されたり、ステージ上でカメラマンが動きながら撮影した映像がモニターに映し出されたり、ダンスの迫力や臨場感、メンバーの息遣いまでもが感じられるような演出だ。最前席から2階席最上段まで、Colors全員がライブへの没入感と一体感を感じられたはず。

続いて「Lucky Number」、コールが映える「MICHI」、ウチワによる一体感が痛快な「ALIVE」といったライブ鉄板曲を畳みかけて前半戦が終了した。これら3曲は前半のハイライトと言えるような流れだったが、「MICHI」後半部分での愛来によるお馴染みのフェイクがLINE CUBE SHIBUYAの場内に響き渡ったところで、一際大きな歓声が上がるなど印象的なワンシーンとなった。愛来の復活宣言をColorsが受け止めたようにも感じられる瞬間だった。






オープニングからここまで一気に10曲を歌い切ったところで、最初のMCパートへ突入。4人それぞれの自己紹介後、愛来からColorsに怪我の状況が伝えらえた。市川が冗談交じりに「グループにとって危機的状況だった…」と語ると、愛来からは「メンバーとチームで一丸となって準備をしてきたので、引き続き、最高のライブを見せます」と約束して、ライブは後半戦へ。

その後半戦では、赤を差し色にブラックデニムを基調にしたクールな衣装へとチェンジ。アルバム『Flora』から「CLEVER」、4人がお酒を飲んで(中身は水だったとのこと)スタートした哀愁漂うフラメンコ風のギターとスタンドマイクでのパフォーマンスが印象的な「Desire」、ライブ定番曲「Love is love」、モノクロ映像が映し出される中、アルバム『Flora』先行配信曲「イニミニマニモ」へと続いた。特に「Love is love」では、市川が1階客席通路から登場し、小島はなと鈴木萌花はステージを降りて客席内を練り歩きながらパフォーマンスするというサプライズも。大人っぽいストリートスタイルのクールな新衣装と客席からの登場という場内の熱狂も相まって、後半戦への期待値が高まる形となった。





さらにライブ初披露となる『Flora』収録曲「COOL HOT SWEET LOVE」と「Secret」を次々とパフォーマンス。「COOL HOT SWEET LOVE」では、照明や映像でも疾走感を演出し、「Secret」では再びステージ上でカメラマンが撮影した映像がモニターに映し出された。この2曲ではAMEFURASSHIの新境地とも言えるクールな楽曲の世界感にColorsが引き込まれていったようだ。

本編ラストに向かって、コール&レスポンスでColorsを煽りながら「DROP DROP」、「SPIN」、「Fly Out」というライブ人気曲を立て続けに披露。「SPIN」間奏部分のダンスパートでのキレキレのパフォーマンスと、それを後押しするColorsの大歓声は最近のライブではお馴染みの光景だが、LINE CUBE SHIBUYAで味わう一体感は格別だった。そして最後のMCパートへ。





「今回のワンマンはアルバム『Flora』の世界観をテーマにしたライブです。私たちはまだ小さな蕾で、もがいて咲く準備をしている段階です。今はまだ蕾かもしれないけど、Colorsのみんなと私たちで大きな花を咲かせたい」──愛来

Colorsや関わる全ての人々への感謝の気持ちが伝えられ、本編最後はアルバム『Flora』収録曲の「Flower of love」。モニターに歌詞と4人の表情が映し出される中、LINE CUBE SHIBUYAという空間での多幸感を参加者全員で共有した。アルバム『Flora』収録の全13曲を含む20曲をパフォーマンスして本編が幕を閉じた。




アンコールでは嬉しいサプライズが用意されていた。アンコール1曲目の「Tongue Twister」は撮影可能タイムに。しかも2階席を含む客席を回ってファンサービスを繰り広げながらのパフォーマンスにColorsが歓喜。この撮影可能タイムはアンコール2曲目の「グラデーション」まで続いた。

アンコールのMCでは、2つのサプライズ発表も。まず、1つ目は<AMEFURASSHI Free Live Tour “Flora experience”>を開催するというもの。アルバム『Flora』の世界観をより身近に、楽しく体験できるフリーライブツアーになるとのことだ。2つ目は、詳細未発表となっていた2025年2月11日(火/祝)のワンマンライブの会場が、TOKYO DOME CITY HALLに決まったこと。この発表にもColorsが沸いた。




そしてアンコール最後の挨拶では、市川が「これからは、ひとつひとつ咲いた花を枯らさないことが大事。枯らさずに咲かせ続けたい」と語り、愛来は「今回4人でライブができて本当に幸せだった。怪我をしてみんなに支えてもらった分、次は私が引っ張っていく存在になる」と約束。

アンコール最後はメンバー4人も作詞に参加した「Colors」を歌唱。4色のペンライトが客席内で大きく揺れる景色が広がり、最後まで感謝の思いを込めて歌う4人の姿がとても印象的だった。




アルバム『Flora』収録全曲に、これまでのライブ鉄板曲や人気曲を加えるなど、現時点での集大成とも言えるセットリストでライブを披露したAMEFURASSHI。Colorsにとっても、楽曲の新たな魅力を発見し、AMEFURASSHIのパフォーマンスの魅力を再認識できたライブになったのではないだろうか。1週間後の9月23日(月/祝)からはフリーライブツアーが始まり、さらに、来年2月には新たな挑戦となるTOKYO DOME CITY HALLでのライブが控えている。次はどんな花を咲かせ、どんな景色を見せてくれるのか。歩みを止めることなく、Colorsと共に進み続ける4人の姿にこれからも注目し続けて欲しい。

■<AMEFURASSHI Live ”Flora” chapter two>2024年9月16日@LINE CUBE SHIBUYA セットリスト

00. 4Petals
01. Flora
02. Blow Your Mind
03. Squall
04. Drama
05. Ready Now
06. HICCUP
07. Magic of love
08. Lucky Number
09. MICHI
10. ALIVE
11. CLEVER
12. Desire
13. Love is love
14. イニミニマニモ
15. COOL HOT SWEET LOVE
16. Secret
17. DROP DROP
18. SPIN
19. Fly Out
20. Flower of love
encore
21. Tongue Twister
22. グラデーション
23. Colors

■<AMEFURASSHI Free Live Tour “Flora experience”>

▼第一弾スケジュール
09月23日(月/祝) 神奈川・ららぽーと横浜 1階 セントラルガーデンKiLaLa
09月28日(土) 神奈川・ららぽーと湘南平塚 屋外 空の広場
10月05日(土) 福岡・ららぽーと福岡 1階 オーバルパーク
10月12日(土) 千葉・ららぽーと柏の葉 本館2階 センタープラザ
10月26日(土) 宮城・三井アウトレットパーク仙台港 1階 センタープラザ
11月03日(日/祝) 東京・ダイバーシティ東京 プラザ 2階 フェスティバル広場
11月10日(日) 東京・ららぽーと立川立飛 2階 イベント広場
11月16日(土) 愛知・ららぽーと名古屋みなとアクルス 屋外イベントスペース デカゴン
11月17日(日) 大阪・ららぽーと堺 1階 Fansta XROSS STADIUM
11月30日(土) 埼玉・ららぽーと富士見 1階 屋外広場
※参加方法などの詳細は決定次第、順次お知らせいたします。
※施設への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

■<AMEFURASSHI ONE MAN LIVE>

2025年2月11日(火/祝) TOKYO DOME CITY HALL
open 16:00 / start 17:00
https://amefurasshi.jp/contents/851145?tag=all

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