【ライブレポート】AMEFURASSHI、『Flora』リリースイベントで「結成記念日を一緒に過ごせて嬉しい」

スターダストプロモーション所属の4人組ガールズグループAMEFURASSHIが、結成6周年を迎えた11月3日(日)、東京都・ダイバーシティ東京 プラザ 2階 フェスティバル広場で、最新アルバム『Flora』の豪華盤発売を記念したリリースイベントを開催した。＜AMEFURASSHI Free Live Tour “Flora experience”＞と題して各地を回っている同リリイベも中盤戦を迎え、豪華盤発売当日となったこの日、雲ひとつない秋晴れの下、Colors(ファンの呼称)のみならず、多くの観光客や買い物客が見守る中で、フリーライブが行われた。

◆AMEFURASSHI(アメフラッシ) 画像

結成6周年をお祝いしようと駆けつけた多くのColorsが見守る中、会場にアルバム『Flora』のオープニングを飾る「4Petals」が流れ出した。アコースティックギターの音色と鳥のさえずりから同曲が始まると、メンバーの決意表明のようなセリフが加わるなど、気持ちを鼓舞していくOverture的な役割を果たす1曲だ。そこにColorsのクラップが会場内に鳴り響く中、階段上に登場したメンバー4人がゆっくりと歩みを進める。そして、最後の“私たちなら、花を咲かせられる”というセリフタイミングでステージに揃うと、アルバムの曲順同様に「Flora」でライブがスタートした。

さらに、最新アルバム収録曲「CLEVER」へ。「Flora」「CLEVER」の2曲は、9月開催のLINE CUBE SHIBUYAワンマンライブで、愛来の骨折に配慮しながらその日ならではの特別演出とパフォーマンスで披露されたものの、4人の完全版ダンスパフォーマンスはこの日が初披露となる。どんなパフォーマンスになるのか？と最初はじっと見守っていたColorsだが、曲が終わると喜びを噛み締めながら大きな拍手と声援を送っていた姿が印象的だった。


「今日は最後まで盛り上がっていきましょう」と鈴木萌花がイントロで煽りながら、人気曲「Drama」へ。曲中に何度も登場するおなじみのカニダンスでは、4人が左右に移動する度に歓声が上がり、後半の小島はなのハイトーンが秋空に響き渡ると、ひと際大きな声援が送られた。

続くMCパートでは自己紹介の後、今回の秋らしい新衣装について触れながら、「結成記念日をColorsと一緒に過ごせて嬉しい」と市川優月が語り、撮影可能曲「Ready Now」へ。同曲も4人での完全版パフォーマンス初披露だが、コミカルな振り付けやキックなどのアクションシーンのようなダンスにColorsがスマホやレンズ越しに熱い視線を送る。続けてイントロで愛来が「可愛く撮ってくださいね」と煽りつつ、「Magic of Love」へ。同曲では、4人が客席を練り歩きながら歌唱するというサプライズも。スマホやカメラに向けて様々なファンサービスをしながら、お立ち台に上ったほか、同曲後半では感謝の気持ちを込めた花飾りをプレゼントしながらのパフォーマンスとなった。

そして4人がステージに戻ると、「ここからはダンスタイムです。楽しんでいきましょう」と小島が語り、「DISCO-TRAIN」と「ARTIFICIAL GIRL」というディスコ調の2曲を披露。Colorsもメンバーの振りを真似したり、体を揺らしたり、思い思いのダンスタイムを楽しんでいた。また曲の途中には、「バースデーガール！」と振られて、11月2日に21歳の誕生日を迎えたばかりの市川がRAPパートを披露するシーンも。間奏のソロでのダンスパートでは「可愛い！」という声援も上がった。

「ここからはラストスパート、まだまだ楽しんでいけますか？」という鈴木の煽りから“タンツイ”の愛称で親しまれている「Tongue Twister」へ。サビに早口言葉を取り入れたライブの超定番曲だ。同曲では、再びメンバーが客席に降りてパフォーマンス。早口言葉のパートでは、Colorsのかけ声とクラップも加わり、後半に向けてどんどん一体感が増していく。ちなみに早口言葉は一発勝負ということもあり、時には失敗することもあるが、ライブ感を共有できることもColorsにとっての楽しみのひとつだ。この日のライブでは愛来がサビで失敗。まさに、ライブはナマモノだからこそ楽しいということを毎回教えてくれている。

汗ばむくらいのコンディションの中、最高のライブ感と一体感を生み出したところで、ラストナンバーへ。「辛く苦しいこともあったけど、目の前にみんながいてくれて幸せ」と愛来がColorsへ感謝の気持ちを伝えると、メンバー自身が作詞にも携わった「Colors」を披露して、リリースイベントが終了した。

グループ名に反して、最強の晴れ女と思わせるような素晴らしい秋晴れのもと、新旧の楽曲を盛り込み、いつもより長尺のセットリストで、ワンマンライブのような一体感と多幸感溢れる空間をColorsと共に作り上げたAMEFURASSHI。この日のイベントでは＜AMEFURASSHI Free Live Tour “Flora experience”＞に12月15日の千葉・イオンモール幕張新都心1F グランドスクエア追加開催が発表された。AMEFURASSHIは2025年2月11日(火/祝)、TOKYO DOME CITY HALLワンマンライブが控えている。