エース・フレーリー、キッスのメンバーたちは「金持ちになったことでバラバラに」

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キッスの創設メンバーの1人、エース・フレーリー(G)は、バンドが成功しリッチになったことで、メンバー4人はバラバラになってしまい、それが「終わりの始まりだった」と考えているそうだ。

フレーリーは『Guitar Tales』ポッドキャストのインタビューで、キッスの歴史を振り返り、こう語った。「俺らは、俺らが死に絶えた後もずっと残るであろうものを創り出した。俺はネガティブなことは忘れ、ポジティブな思い出だけを取っておくようにしている。俺らには楽しいことがいっぱいあった。かつての俺らは、本当に結束力が強かったんだ。毎週、バンド・ミーティングがあり、気になることを言い合い、胸のつかえを下ろしていた」

「だが、金持ち、ミリオネアになった途端、全員が我が道を行くようになった。それぞれリムジンを持ち、それぞれボディガードが付くようになり…。わかるだろ、永遠に続くものなどない」

「ポール(・スタンレー)は、昔はサンドイッチ・ショップで働いていた。俺は酒を配達してた。半年間、郵便配達員だったこともある。俺らは大金を稼ぐようになるまで、いろんな仕事をしてきた。(バンド)初期の時代、俺とジーン(・シモンズ)はホテルの部屋を共有してた。それが、『Alive』がヒットした後は、別々のスイート・ルームに泊まるようになった。そのときだよ、てんでんばらばらになったのは。それが終わりの始まりみたいなものだった」

キッスは1973年に結成され、フレーリーが言及したライヴ・アルバム『Alive!』は1975年にリリースされ、バンド初の全米トップ10ヒット・アルバムとなった。これまでに110週間、Billboard 200にチャート・インしており、キッスのアルバムで最長記録をマークしている。

初代ドラマーのピーター・クリスは1980年に、フレーリーは1982年に一度目の脱退を遂げた。

Ako Suzuki
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