エース・フレーリー、キッス最後の公演「誘われなかった」
キッスのオリジナル・メンバー、エース・フレーリーが、12月初めに米ニューヨークで開催されたキッス最後の公演に参加しなかった理由について言及した。彼自身は実現できるよう試みたが、結局のところ、キッス側から誘いの言葉はなかったという。
フレーリーは『Rock Candy』誌のインタビューで、こう語っている。「ファンからはずっと、“エース、頼むからバンドに戻ってくれ”って言われてきた。ファンは過去も現在も俺の第一のモチベーションだ。だから、これは彼らに知って欲しい。俺は努力したんだよ。だが、実現できなかった。彼らが俺を誘うことはなかった」
フレーリーは、キッス最後の公演が開かれる1週間ほど前、出演する可能性はあるのかと問われると、「ない。彼らは俺とピーター(・クリス)の名を利用している。彼らは、俺らをその公演でプレイするよう招待したと言った。俺のとこに電話はない。ピーターにも電話はない。彼らはただ、チケットを売るためにそう言ってるんだ」と答えていた。
また、公演終了後には、「終わって良かった。もう彼らと比較されることはなくなるからな」と話し、キッスのアバター・プロジェクトについては「理解できない。昨晩、YouTubeでその一部を見た。子供たちを対象にしているように見えたな。そして、ロックンロールではない」と批判的だった。
エース・フレーリーは、2月23日にニュー・アルバム『10,000 Volts』をリリースする。翌日には、ニューヨークにあるレコード店Sam Ashでサイン会を開くという。
Ako Suzuki