ニール・ヤング、渋々ながら(?)Spotifyに復帰
Tore Sætre, CC BY-SA 4.0
ニール・ヤングが、約2年ぶりにSpotifyで彼の楽曲の配信を再開することを明かした。ヤングは2022年1月、当時、新型コロナウイルスのワクチンに関し間違った情報を広めていると批判されていたコメディアン、ジョー・ローガンのポッドキャストをSpotifyが配信していることに抗議し、同ストリーミング・サービスから撤退していた。
しかしながら、ローガンのポッドキャストの配信がSpotify独占ではなくなったことから、復帰を決断したそうだ。ヤングは3月12日、「Spotify、世界1低音質の音楽のストリーマー、僕らが実際に作ったものより品質が劣るものを提供しているSpotifyが、再び、僕の音楽のホームになる」との声明を出した。
「僕のこの決断は、AppleやAmazonといった音楽サービスが、僕がSPOTIFYで反対したのと同じ偽情報ポッドキャストを提供し始めたからだ。Spotifyのときのように、AppleとAmazonから撤退するわけにはいかない。なぜなら、そうしたら僕の音楽を音楽愛好者に届けるストリーミングの経路がほぼ絶たれてしまう。だから、Spotifyに戻ることにした。Spotifyのサウンドのクォリティが改善され、人々が僕らが作ったとおりの音楽を聴き、感じることができるようになることを切に願って」
「多くのSpotifyユーザーが僕の曲を楽しんでくれることを願ってる! 君らのためにそこにある。僕らが作ったフル・サウンドではないがね」
ヤングは、Spotifyにはとりあえず、限定でも構わないのでハイレゾでの配信を開始して欲しいそうで、「君ならできる!」とエールを送っている。
Ako Suzuki
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