ニール・ヤング、工業的畜産で作られた食べ物を提供する会場でのパフォーマンスを拒否

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Photo: Joey Martinez

ニール・ヤングは、ファクトリー・ファーム(工場畜産)で飼育された動物を原料とする食べ物を提供している会場では、もうパフォーマンスしないそうだ。コストを抑えた集約畜産による畜産物は数多く出回っており、ツアーの開催が困難となるが、環境問題に対する彼の観点から妥協できないという。

◆ニール・ヤング画像

ヤングは長年、動物福祉や持続可能性の問題などからファクトリー・ファームに反対しており、小規模だったり家族経営の農場を支援するため、チャリティ公演<Farm Aid>を定期的に開いてきた。

彼は相応しい燃料を使うことで、自分が使用する電力や車を“クリーン”にすることはできるが、コンサート会場で提供される食べ物に関しては対処できず、ツアーをやるために「しなければいけない妥協、自分が信じていない事柄、支援しなくてはいけないことを考えれば、その気になれない」と、母国カナダのCBCラジオのインタビューで話した。会場では、「持続可能な育て方をし、持続可能な方法で提供される食べ物」を求めているそうだ。

ヤングは今週金曜日(11月18日)、クレイジー・ホースとのニュー・アルバム『World Record』をリリースするが、ツアー開催の予定はない。「会場がクリーンになるまで、そこには行かない」という。



Ako Suzuki
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