ザ・ポーグスのフロントマン、シェイン・マガウアンが死去
「Fairytale Of New York(ニューヨークの夢)」「A Pair Of Brown Eyes」などのヒット曲で知られるザ・ポーグスのヴォーカリスト、シェイン・マガウアンが亡くなった。65歳だった。
彼の妻で、ジャーナリストのヴィクトリアさんが11月30日、「シェインが…、ジーザスとマリア、そして彼の美しい母、テレーズのもとへ旅立った」と、訃報を伝えた。
マガウアンはこの数年、体調が優れず、入退院を繰り返していた。1週間ほど前に退院し、ヴィクトリアさんとの結婚記念日を祝ったばかりだった。マガウアンの代理人によると、11月30日午前3時30分、妻と姉妹に見守られる中、安らかに息を引き取ったという。
1957年12月25日、アイルランド人の両親のもと英国ケント州で誕生したマガウアンは、パンク・バンド、Nipple Erectorsなどを経て、1982年にザ・ポーグス(当時はポーグ・マホーン名義)を結成。1987年にリリースした「Fairytale Of New York」は、クリスマス・ソングの名曲として、現在に至るまで愛され続けている。
2018年に60歳のバースデー・コンサートが開かれた際には、U2のボノ、ニック・ケイヴ、ジョニー・デップ、プライマル・スクリームのボビー・ギレスビー、シネイド・オコナーらに加え、マイケル・D・ヒギンズ・アイルランド大統領もお祝いに駆けつけた。
ヒギンズ大統領は、マガウアンを「音楽の最も偉大な作詞家の1人」と称え、追悼の言葉をあげている。
Ako Suzuki
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