【俺の楽器・私の愛機】976「藤岡先生の遺志を継ぐ」
【EDWARDS E-SN7-194MF】(埼玉県さいたま市 かつみん 28歳)
日本が誇る世界の鬼才、藤岡幹大先生の7弦シグネチャーモデルです。ESPではなく廉価版のEdwardsのものになりますが、大切に弾いております。
MI(音楽専門学校)の講師からBABYMETALの神ギタリストとして、世界に誇れる日本のギタリストですが、惜しくも36歳という若さで亡くなられてしまいました。大好きなギタリストで、何度も動画を拝見していたのですが、実は一度も生でお会いして演奏を聴くことができませんでした。藤岡先生は確実に裏付けされた宇宙の裏側から飛び出すような超次元的な音楽理論から繰り出す超絶的なテクニックの持ち主で、アドリブの発想には驚かされるものばかりでした。その遺志は必ずや受け継がねばならないと思い、アマチュアの身で日々僅かな時間しかありませんが、練習して少しでも先生に近づいていきたいと思います。
ギターについてですが、ネックの形が良く圧倒的に疲れにくく弾きやすいです。以前安い7弦ギターを使っていたのですが、その時は手首が痛くなることが多かったです。しかし、藤岡さんのギターでは手首が痛くなることはなくなりました。
また、ネックも今まで一度も調整したことがなく、藤岡先生の注文通りとにかく頑丈です。音に関しては滑らかでスムーズで、幅広い音楽に対応していて使いやすいです。
ただ、名人の名機なだけあって、正しく音を出そうとしないとより綺麗には出ないような気がします。素人でもいい音が出るすごいギターもありますが、藤岡さんのギターはいい音は最低限担保されつつも、そこから無限の鍛錬の世界が広がっており、腕が上がれば上がるほど、もっと良い音が出るのではないかと思います。もっとたくさん時間をかけて弾いていきたいギターです。
個人的に7弦の大きなメリットは、6弦だと横移動を必要とするフレーズでも、7弦だと縦のみで済むことがあるということです。これは7弦を弾いてみないと気が付かない点でした。スケーリングはとても楽です。これに気がついて以降、むしろ7弦から6弦に戻すときのほうが、少し大変だなと思うようになりました。是非皆さんも、レッツ7弦!
生前、TwitterのISAOさんとのやり取りで、「7弦の次は9弦。奇数です」とおっしゃってましたが、その本心は何なのか、永遠の謎です。聞いておきたかったな。
ギターには不似合いかもしれませんが、大村孝佳先生の「招財進宝」のステッカー、ヘッドの裏には東京大神宮の「藤の花」のシールを貼ってます。神にあやかりまくってでも藤岡先生の技術を習得したい!そんな思いです。
BODY:Alder
NECK:Hard Maple
FINGERBOARD:Pau Ferro
FRETS:#216, 24frets
INLAY:Pearloid Dot
SCALE:648mm
NUT:Locknut (R7S/48mm)
CONSTRUCTION:Bolt-on (Star Cut)
TUNER:GOTOH SG360-07
BRIDGE:Floyd Rose 7st (FRT-1000)
PICKUPS:(Neck) EMG 707TW, (Bridge) EMG 707
CONTROLS:Master Volume, Master Tone, 3WAY Lever PU Selector Neck PU Single Mode & Direct Switch
COLOR:Vintage Burgundy Mist
◆ ◆ ◆
藤岡さんは本当に驚愕のプレイヤー。おっしゃる通り世界レベルのTOPギタリストでした(いまさら私が語るまでもなし)。一方で7弦ギターの魅力は、私は1mmも語れない。もちろん手にしたことはありますが、1本加わっただけで一気に異次元、目をつぶっても弾けていたプレイがガン見してもダメになるという事実に、腰が抜けました。楽器として別じゃんと思いました。というわけで、私は7弦プレイヤーは理屈なしにリスペクト。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
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