サード・アイ・ブラインド、ドラマと異なり「モトリー・クルーとの衝突なかった」

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モトリー・クルーのトミー・リー(Dr)と当時の妻パメラ・アンダーソンの結婚生活やセックス・テープ・スキャンダルを描いたドラマ『パム&トミー』の中で、スタジオの大きさをめぐりトミー・リーとサード・アイ・ブラインドのメンバーが揉めるシーンがあるが、これはフィクションであり、サード・アイ・ブラインドのスティーヴン・ジェンキンス(Vo,G)は実際にはリーに会ったことがなかったという。

ドラマの中では、1996年にモトリー・クルーがリハーサルのためスタジオへ行ったところ、自分達にあてがわれたBスタジオより広いAスタジオがサード・アイ・ブラインドにより押さえられており、リーが文句を言いに行くという場面がある。同じレーベル(Elektra)で、自分達よりサード・アイ・ブラインドが優遇されていることにモトリー・クルーのメンバーが憤慨し、少し落胆する。

『Variety』によると、エグゼクティブ・プロデューサーはこのシーンを描くにあたり、当時、Elektraにどんなバンドが在籍していたか調べ、1996年にデビュー・アルバムを制作していたサード・アイ・ブラインドがピッタリだと思ったという。ジェンキンス役はJeffrey Conwayが演じた。

ジェンキンスはこのシーンについて『Variety』にこう話している。「モトリー・クルーと俺が同じスタジオに入ったことはない。ファースト・アルバムは北カリフォルニアでレコーディングしたんだ。だからまあ、少なくとも、俺ら、同じ州の反対側にはいたわけだけど」

「(当時の)俺は実際には、モトリー・クルーの音楽を聴いたことがなかった。彼らのこと聞いたことさえなかった。あのバンドについて知る前に、トミー・リーのあそこは見たけどね。“やるな、トミー”って思ったよ。彼らのこと知らなかったけど、セックス・テープは見たんだ。(パメラ・アンダーソンが出演するドラマ)『ベイウォッチ』も見たことなかった。(セックス・テープで)彼らを知ることになった」

ジェンキンスはその数年後、ジュークボックスから「Shout At The Devil」が流れてきたことで、モトリー・クルーの音楽を初めて聴き、気に入ったそうだ。『パム&トミー』でConway演じる自分が登場するエピソードはまだ見ていないという。



Ako Suzuki
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