ニッキー・シックス、ロブ・ゾンビからジョン5を盗んだようで「申し訳なく思ってる」

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モトリー・クルーのニッキー・シックス(B)は、ミック・マーズ離脱後、ジョン5をバンドに迎えたのは正しい選択だったと確信しているが、ジョン5と長年活動してきたロブ・ゾンビに対しては申し訳なく思っているという。

シックスは『The Mistress Carrie』ポッドキャストのインタビューで、ジョン5がモトリー・クルーに参加するにあたり、ロブ・ゾンビと膝を交えた話し合いが行われたのかと問われると、こう答えている。

「俺が悔やんでいることの1つだよ。俺の決断ではなかった。ジョンの決断だった。ミックの演奏に、特にツアー中、フラストレーションを抱いていたとき、俺は、友人としてジョンと話をしてた。彼は俺の友人だった。それで、(マーズがツアーから離脱すると言い出したとき)ジョンに電話して、“俺ら、本当にマズい状況に直面している”って伝えたんだ。彼は、人生の次のレベルに進みたがってた。ロブとはものすごく長いこと一緒だったし、(彼らの)ツアーが終わりを迎えようとしていた。それで、ジョンはロブと話をしたんだ。ロブはハッピーではなかったが、理解してた。俺はいまでも、そのことを申し訳なく思ってる」

「他のバンドから誰かを盗み取るなんて、俺の意図することでは全くなかった。俺らがやるようなことではなかった。俺は、ロブをすごくリスペクトしている。嬉しいと同時に辛いって出来事の1つだ。オリジナル・メンバーの1人が欠けるも、前に進もうと決断するのは、人々が思うほどスムーズにはいかない。その道のりには小さなでこぼこがいくつもある」

ジョン5は2005年から2022年まで約17年間、ロブ・ゾンビのバンドに在籍後、2023年2月からモトリー・クルーでプレイし始めた。彼は昨年夏、「ニッキーから誘われたとき、“もちろん”って答えたんだ。兄から何か頼まれたようなものだったからね。でも、ロブにそれを伝えるのは辛かった。僕らの間でネガティブな言葉が交わされたことはなかったから。それに彼は僕の相棒で、17年間一緒に素晴らしい音楽を作り、素晴らしいライヴをやってきた。僕らの間にはなんの問題もなかった。でも、僕はこう考えたんだ。“人生は短い。できる限りの体験をしたい”と。僕はそのとき51歳で、人生であとどれくらい新しい章を与えられるチャンスがあるのかと。ロブに話したとき、彼はわかってくれた。ロブは賢く、道理をわきまえた人だ。もちろん、喜んではいなかったが、理解してくれた。そこが彼の素晴らしいところだ、“行ってこい”と言ってた」が、昨年秋の時点で、モトリー・クルー参加が決まって以降「ロブとは話していない。そうできたらいいのにと思ってる。彼と話せず寂しい」と語っていた。


Ako Suzuki
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