イーグルス「成功、承認、金すべてを手に入れたかった」
イーグルスのデビュー・アルバム『Eagles』(1972年)のリリース50周年が近づき、創設メンバーの1人、バーニー・レドンが、『Uncut』誌のインタビューでバンド初期を振り返った。
彼らは、成功、ミュージシャン仲間からの承認、金すべてを手に入れたいと思っていたそうだ。レドンはこう語った。「僕ら、自問したんだ。“僕らの流儀とは何だ? 僕らはここで何をしようとしているのか?”と。僕らは全てを手に入れたかった。そうだろ。芸術面での成功、仲間からの承認、商業的成功、高報酬を求めた」
「僕らは自分たちの公演をL.C.D.と呼んでいた。Lowest Common Denominator(最小公分母)だよ。2人が風邪をひいていても、2人が(仲が悪く)口をきいていなくても、観客の大半が気づかないで済むよう、リハーサルした。僕は、バンドを企業、若いビジネスと見るようになったんだ。不変性と規律が、僕らの成功の鍵だ」
ドン・ヘンリーは、こんな見方をしている。「僕らは完璧主義者じゃなかった。優れたものにするため努力した。この2つは別だ。僕らはただ、イーグルスのアルバムをいいものにしようとしてたんだ。僕はただ最善を尽くしたい」
イーグルスのファースト・アルバム『Eagles』は1972年6月に発表され、「Take It Easy」「Witchy Woman」などのヒット曲が誕生した。
Ako Suzuki