【連載】Vol.120「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」
ローリング・ストーンズ・アナザー・サイド作品集をいろいろ聴いてみるのも楽しい…
No Filter 2021 ツアー・パンフ for Mike's Collection
いつもながらストーンズ・ツアーが噂され、そして正式発表されたりすると何故か関連音源が計画的なのか偶然かは皆さんに判断を任せるけど、いろいろ登場する。この秋のNo Filter/USツアー前にも注目の作品がCD/LP/Downloadsといろいろ…。幾つかをピックアップしてみよう。
◆『ア・スウィート・レリーフ:トリビュート・トゥ・ジョーイ・スパンピナート』(BSMF RECORDS/BSMF-8051)
提供:BSMF RECORDS
キース・リチャーズが大好きなベース奏者として多くのストーンズ・ファンにその名を知られているジョーイ・スパンピナート。僕は1960年代末からNRBQ(ニュー・リズム・アンド・ブルース・クインテット)のメンバーとして注目していた。80年代中期にキースがプロデュースしたチャック・ベリー還暦コンサート“Hail ! Hail! Rock ‘n'Roll”でのCBバンドの一員としてジョーイは抜てきされたのだ。これは現在ストーンズ・ツアーにジョインしているスティーヴ・ジョーダンの推薦だった。キースはジョーイの素晴らしさをこう力説する、「奴はベース・ギター・プレイヤーではなくて、ベース・プレイヤーらしいプレイが出来るんだ。そこは大きな違いなんだぜ、本当にね。俺はベース・ギター・プレイヤーのような音がする奴はごめんだった。だって、チャックの曲は基本的にアップライト・ベースやスウィングの音だから。ジョーイが加わって驚いたよ。それっていったいどうやって演るだ!? 色んな奴と演っているけど、あんな体験には滅多に遭遇しない」。キース88年のファースト・ソロ・アルバム『Talk Is Cheap』収録、「I Could Have Stood You Up」「Rockwhile」にジョーイは参加した。ここでより多くのストーンズ・ファン、キース・フリークにその名は浸透した。90年代初頭ビル・ワイマンの後任として多くのベース奏者の名前が挙がったが、その候補の一人がジョーイだった。勿論これはキースの推薦だったが、残念ながらジョーイは NRBQに専念したいとその申し出を丁重に断った。
ジョーイは2015年に結腸癌で長期治療に入り、現在も闘病生活が続いている。『ア・スウィート・レリーフ:トリビュート・トゥ・ジョーイ・スパンピナート』は彼を賛美するトリビュート・アルバムで、CD売上収益はジョーイの医療費に充てられる。その趣旨に賛同したキース・リチャーズ、ボニー・レイット、ロス・ロボスらが中心になって本作は制作された。ジョーイが作詞または共作した14 曲が収録、その殆どがNRBQナンバーである。僕は以前NRBQの80年代のライヴ・アルバム『God Bless Us All』のライナーを担当したが、今回6月にリリースされたこのトリビュート作品集日本盤でも解説を書かせて頂いた(汗)。そこで“ストーンズ・フリークのマストCDでもあるのだ”と強調した。何故なら、収録作品「Like A Locomotive / Ben Harper with Keith Richards, Charlie Musselwhite, Benmont Tench, Don Was, & Don Heffington」はキースのレイテスト・レコーディングだからだ。キース・パートは今年2月3日ドン(勿論ウッド・ベースなのだ)と二人でニューヨーク/ジャーマーノ・スタジオでの録音。こうなるとCD二枚ゲット、一枚をNRBQコーナー、もう一枚をキース・コーナーへ…。ストーンズ道は果てしなく続く。
提供:BSMF RECORDS
◆クリス・ジャガーのニュー・アルバム『Mixing Up The Medicine』にミック・ジャガー参加!
from Mike's Collection
ミックの弟クリス・ジャガーが久々に新作を発表するという連絡をCJから貰ったのは4月頃だった。9月にニュー・アルバム『Mixing Up The Medicine』がファンの前に登場した。クリスの長年に亘る音楽友人、チャーリー・ハート(彼もクリス同様とっても良い奴だ)との協力を密にしながら彼の愛するプリミティヴ、ダウン・トゥ・アースでファンキーな作品がこの新作に鏤められている。そのオープニング・チューンに大注目、「Anyone Seen My Heart?」である。兄弟共演、クリス&ミック・ジャガー!
『Mixing Up The Medicine』のインナースリーヴより from Mike's Collection
ミディアム・アップなリズミックでキャッチーないかにも一曲目らしい展開ながらもそこには長年に亘って音楽に親しみ続けている二人の熱情が迸っている。ミックのヴォーカル・パートのオーバーダブは昨年もしくは今年初頭にロンドンのMJ自宅で行われマット・クリフォードがサポート。ソングライティングはCJ/チャーリー・ハート/トーマス・ベドーズ。パーソネルは CJ(voc, gtr)/ ミック(bvoc)/チャーリー・ハート(bass)/ジョン・ポーター(org)/ニール・ヒューバード(gtr)/ニック・ペイリン&フランク・ミード(horns)/ディラン・ハウ(dr)/ジョディ・リンスコット(perc)。
そして「Anyone Seen My Heart?」はプロモ・ビデオも公開された。撮影はロンドンのミック宅で監督はオスカ・ザキー、出演者はCJ(voc)/ミック(voc)/マイケル・ローズ(sax)/ショーン・マクブライド(sax)である。
そしてアルバム『Mixing Up The Medicine』収録曲(4)と同じネーミングでクリス・ジャガーは自叙伝『Talking To Myself』を書き下ろした。ミックとの兄弟関係にも触れられている実に興味深い一冊。じっくりと読んでみたい…。
from Mike's Library
94年クリス初来日時メモリアル・ショット。クリスは大宮に続き名古屋でも忌野清志郎と共演した。Pic.by Mike。
◆『Mr Luck - A Tribute To Jimmy Reed: Live At The Royal Albert Hall/THE RONNIE WOOD BAND』
CD『Mr Luck - A Tribute To Jimmy Reed: Live At The Royal Albert Hall/THE RONNIE WOOD BAND』 from Mike's Collection
ロニー・ウッドはブルースをこよなく愛している。もう30年近く昔氏の話だけど、彼の絵画展イベントで僕はMCを務め2週間ほど全国を一緒にツアーした。京都で彼が急にブルースのLPを欲しいと言い出し某レコード屋さんを訪れいろいろ買い漁った。彼のブルースに対する博学ぶりに何度も吃驚させられた。92年ダブリン郊外のRW別邸を訪れ1時間インタビュー、でも滞在時間は8時間という記録を作ったことがある(笑)。その時も同席したバナード・ファーラー共々ブルース・トーク・セッションで盛り上がった。
ロニー/バナード/筆者@ダブリン郊外RW邸。Pic.by Nick。
そんなロニーが9月にブルース・アルバムをリリースした、『Mr Luck - A Tribute To Jimmy Reed: Live At The Royal Albert Hall/THE RONNIE WOOD BAND』。タイトルからもお分かりのようにストーンズがレコード・デビュー前から敬愛していたブルースマン、ジミー・リードのトリビュート作品集である。ストーンズがJR「Honest I Do」をカバーしていることは周知の通り。ロニーもジミーをリスペクトしていることを僕に何度も直接聞いたことがある。このアルバムでは18曲が披露されている。
<1>Essence<2>Good Lover<3>Mr.Luck(正式タイトルは“I'm Mr.Luck”<4>Let's Get Together<5>Ain't That Loving You Baby<6>Honest I Do<7>High And Lonesome<8>Baby What You Want Me To Do<9>Roll and Rhumba<10>You Don't Have To Go<11>Shame Shame Shame<12>I'm That Man Down There<13>Got No Where To Go<14>Big Boss Man<15>I Ain't Got You<16>I'm Going Upside Your Head<17>Bright Lights, Big City<18>Ghost Of A Man*<1><18>はロニー・ウッド作品で新曲だ。前者はライヴの雰囲気をバックにRWのギター・オンリーの小作品、ロンドン/ジョグ・スタジオ録音(昨年または今年初頭)。後者はサリー州リプリー/ブラック・バーン・スタジオ録音(昨年または今年初頭)、RWがギター、ヴォーカル、ハーモニカ、ドラムスである。
その他は2013年11月1日にロンドン/ロイヤル・アルバート・ホールでの“Blues Fest”ライヴ・レコーディング。このイベントは10月29日から11月1日まで開催されボビー・ウォーマック(2014年6月逝去)、テデスキ・トラックス・バンド、ヴァン・モリソン、ロバート・プラント、そしてロニー・ウッドが出演した。ザ・ロニー・ウッド・バンドのパーソネルは… RW(gtr, harm, voc)/ミック・テイラー(gtr)/デイヴ・グリーン(upright bass*チャーリ・ワッツの幼馴染で、CWのバンド・メンバーとして来日たこともある)/デクスター・ヘラクレス(dr)/イアン・ジェニングス(bass)/ベン・ウォーターズ(p; 全曲ではない)。そう、ロニーの前にRSギターを務めたミック・テイラーがRWBにジョインしたのだ。
CD『Mr Luck - A Tribute To Jimmy Reed: Live At The Royal Albert Hall/THE RONNIE WOOD BAND』インナースリーヴ from Mike's Collection
そしてゲストにも注目だ。<8>トム・ヘア(gtr, voc)<11>ポール・ウェラー(voc, gtr)<13>ミック・ハックネル(voc)<14>ボビー・ウォーマック(gtr, voc)<15>ボビー・ウォーマック(voc)
筆者はボビー・ウォーマックととても仲が良かったPic.by KA.… from Mike's Photo Album
10年前に届いたロニーから筆者へのビデオ・メッセージの一コマ… from Mike's お宝
◆ボブ・ディラン“ブートレッグ・シリーズ第16集”ロニー・ウッド&ミック・テイラーの熱演ぶりにも大注目なのだ!
Pic.by Ken Regan 提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
ボブ・ディランは11月から“World Tour:2021-2024”をスタートさせる。ますます元気に頑張る意気込みを見せている、そしてディスクの方でも先月お馴染み“ブートレッグ・シリーズ”の第16集がリリースされファンの間で話題を呼んでいる。そしてこの第16集にはストーンズ・フリークも見逃せないロニー・ウッド、ミック・テイラー参加の初出ヴァージョンが登場した。ディランとストーンズといえばもう5年前になるけど2016年10月カリフォルニア州インディオ、エムパイア・ポロ・クラブで開催された<デザート・トリップ>“WEEKEND ONE”初日(7日)両頭を前から5番目(ディラン:ピアノ・サイド。ストーンズ:キース・サイド)で拝顔したことを想い出す。
https://www.barks.jp/news/?id=1000134016
https://www.barks.jp/news/?id=1000135099
Desert Trip AD from The Desert Sun/Oct.8 2016 from Mike's Collection
ブートレッグ・シリーズに話しを戻そう。ディラン新作は『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:ブートレッグ・シリーズ第16集』、1980~1985年のヴァージョンが収録されている。同作品は二つの仕様でリリースされた。*スタンダード・エディション(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル/SICP 31490‐1)
提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
全25曲中24曲が未発表。ロニー・ウッド(インナースリーヴにはRon Woodと記されている)、ミック・テイラー参加作品は以下の通り。
D1-10ブラインド・ウィリー・マクテル(テイク5)(アウトテイク)Blind Willie McTell(Infidels Outtake)= MT
D1-12ネイバーフッドの暴れ者(オルタネイト・テイク)Neighborhood Bully(Infidels Alternate Take)= MT RW *日本盤ライナーで萩原健太選手がこの曲のRW/GTR は“オーヴァーダビングなのかもしれない”と記しているが、正解です、オーヴァーダビング!!
D1-13トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)(アウトテイク)Too Late(Band Version)(Infidels Outtake)= MT
D2-1フット・オブ・プライド(アウトテイク)Foot of Pride(Infidels Outtake)= MT
D2-2スウィートハート(オルタネイト・テイク)Sweetheart Like You(Infidels Alternate Take)= MT
D2-3私をとりこにした人(アウトテイク)Someone's Got a Hold of My Heart(Infidels Outtake)= MT
D2-4アイ・アンド・アイ(オルタネイト・テイク)I and I(Infidels Alternate Take)= MT
D2-5テル・ミー(アウトテイク)Tell Me(Infidels Outtake)= MT
D2-6イナフ・イズ・イナフ(ライヴ)Enough is Enough(Live from Slane Castle, Ireland)= MT *キーボードはマイ大仲良しだったマックことイアン・マクレガン。
D2-7タイト・コネクション(オルタネイト・ミックス)Tight Connection to My Heart(Has Anybody Seen My Love)(Empire Burlesque Alternate Mix)= MT
D2-10クリーン・カット・キッド(オルタネイト・テイク)Clean Cut Kid(Empire Burlesque Alternate Take)= RW
*デラックス・エディション(SICP 31485‐9)
提供:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
1980~85年の54未発表を含む57曲収録。
D3-1ジョーカーマン(オルタネイト・テイク)Jokerman(Infidels Alternate Take)= MT
D3-2ブラインド・ウィリー・マクテル(テイク5)(アウトテイク)Blind Willie McTell(Infidels Outtake)= MT
D3-3ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン1)(オルタネイト・テイク)Don't Fall Apart on Me Tonight(Version 1)(Infidels Alternate Take)= MT
D3-4ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン2)(オルタネイト・テイク)Don't Fall Apart on Me Tonight(Version 2)(Infidels Alternate Take)= MT
D3-5ネイバーフッドの暴れ者(オルタネイト・テイク)Neighborhood Bully(Infidels Alternate Take)= MT RW
D3-6私をとりこにした人(アウトテイク)Someone's Got a Hold of My Heart(Infidels Outtake)= MT
D3-7ディス・ワズ・マイ・ラヴ(アウトテイク)This Was My Love(Infidels Outtake)= MT
D3-9トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)(アウトテイク)Too Late(Band Version)(Infidels Outtake)= MT
D3-10フット・オブ・プライド(アウトテイク)Foot of Pride(Infidels Outtake)= MT
D4-1クリーン・カット・キッド(アウトテイク)Clean Cut Kid(Infidels Outtake)= MT
D4-2スウィートハート(オルタネイト・テイク)Sweetheart Like You(Infidels Alternate Take)= MT
D4-3ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ(アウトテイク)Baby What You Want Me To Do(Infidels Outtake)= MT
D4-4テル・ミー(アウトテイク)Tell Me(Infidels Outtake)= MT
D4-5エンジェル・フライング・トゥー・クロース・トゥ・ザ・グラウンド(アウトテイク)Angel Flying Too Close to the Ground(Infidels Outtake)= MT
D4-6ユリアス・アンド・エセル(アウトテイク)Julius and Ethel(Infidels Outtake)= MT
D4-7思い出のグリーングラス(アウトテイク)Green, Green Grass of Home(Infidels Outtake)= MT
D4-8ユニオン・サンダウン(オルタネイト・テイク)Union Sundown(Infidels Outtake)= MT
D4-9ロード・プロテクト・マイ・チャイルド(アウトテイク)Lord Protect My Child(Infidels Outtake)= MT
D4-10アイ・アンド・アイ(オルタネイト・テイク)I and I(Infidels Alternate Take)= MT
D5-1イナフ・イズ・イナフ(ライヴ)Enough is Enough(Live from Slane Castle, Ireland)= MT *イアン・マクレガン(KBD)
D5-4タイト・コネクション(オルタネイト・ミックス)Tight Connection to My Heart(Has Anybody Seen My Love)(Empire Burlesque Alternate Mix)= MT
D5-7クリーン・カット・キッド(オルタネイト・テイク)Clean Cut Kid(Empire Burlesque Alternate Take)= RW
◆ミック・ジャガー、ストーンズとのコラボで知られるザ・チーフタンズのリーダー、パディ・モローニ逝去…R.I.P.
パディ・モローニと筆者 Pic.by Keiko Ohnishi : from Mike's Photo Album
1960年代初頭から伝統的なアイリッシュ・ミュージックを伝承し続けてきたザ・チーフタンズ。彼らの音楽は世界中のファン、ミュージシャンに愛された。イギリスはもちろんのこと、アメリカでもライ・クーダーら多くのホンモノ達にリスペクトされた。日本でも忌野清志郎、喜納昌吉、矢野顕子etc共演でも知られる。ザ・チーフタンズは大の親日家で10回以上来日している。90年代中期、僕は東京だけでなく奈良や沖縄でも彼らのライヴを堪能しその時に何度もインタビュー。またクローズドな居酒屋パーティーにも参加させていただいた。そのザ・チーフタンズの創設者でリーダーパディ・モローニが10月12日逝去した。享年83。
ミック・ジャガーは大のザ・チーフタンズのファンだ。82年7月のダブリンでのストーンズ・コンサートのサポーティング・アクトをザ・チーフタンズが務めた。これはミックのリクエストだ。そのミックの87年のソロ・アルバム『Primitive Cool』収録「Party Doll」でパディはティン・ホイッスル&イーリング・パイプで参加していることはよく知られている。ここではザ・チーフタンズのショーン・ケーンもフィドルを演奏している。
from Mike's Collection
そして95年リリースのザ・チーフタンズのアルバム『The Long Black Veil』のアルバム・タイトル・ソングのヴォーカルはミックだ。そしてもうひとつの収録曲「The Rocky Road To Dublin」ではストーンズのメンバー4人が参加している。因みに2曲ともダリル・ジョーンズがベースだ。
from Mike's Collection
その前年、僕はパディ・モローニに奈良/AONIYOSHIコンサート当日にじっくりと話を聞くことが出来た。彼との想い出としてその一部(ストーンズ関連)をここに記させて頂く…。
PM(1)ストーンズと知り合ったのは1966年、あるパーティーで一緒になりました。ブライアン・ジョーンズやミック・ジャガーといろんな話しをしました。その頃でした、我々がダブリンの公園で行った野外コンサートにミックはマリアンヌ・フェイスフルと来てました。そんなミックやストーンズのメンバーが新作アルバムに参加してくれたのです。特に「The Rocky Road To Dublin」は素晴らしい出来だと自負しています。そのレコーディングは朝方の3時までかかりました。でも終了すると皆その出来栄えに大拍手。テープをスタジオ内に流すとストーンズのメンバーも皆と一緒に立ち上がってダンス・ダンス・ダンスと大盛り上がりでした。(この時パディが僕にダブリンに行ったことはありますか? 2年前にロニー・ウッド別邸に行ったと答えると彼はこんなことを語った…)。
Pic.by Keiko Ohnishi:from Mike's Photo Album
PM(2)ロニーにニュー・アルバム用PVの撮影をダブリンの貴方の自宅で行っても良いですかとお願いしたら快くOKしてくれました。50年もののアイリッシュ・ウィスキー、ジューク・ボックス、スヌーカー・テーブルのあるロニーの家はとても素敵でした。そこでキース・リチャーズともじっくりといろんな話しをしました。チャーリー・ワッツもとても面白い人です。(僕が91年にスパイラル・ホールで行われたチャーリー・ワッツ・ライヴのバック・ステージで貴方をお見かけしましたと問いかけると…)。
PM(3)東京で同時期ザ・チーフタンズもコンサートしていたんです。素晴らしいジャズ・ライヴでした。バック・ステージにはウィスキーがいっぱい置かれていたけどその時チャーリーは飲んでいませんでしたネ(笑)。彼は素晴らしい人物です。そしてローリング・ストーンズは偉大です。昨年ロンドンで行われた結成30周年パーティーでザ・チーフタンズは1時間半ステージを務めました。(「Party Doll」の貴方とショーンが素晴らしい演奏をしています、という僕の問いに対して…)
PM(4)ありがとう。ミックの作った素晴らしい楽曲、シングル・カットすべきでした。ミックもそう言ってましたヨ。
ミスター・パディ・モローニご冥福を心からお祈りします。R.I.P.
☆湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with マイク越谷“第三夜
エルヴィス ・プレスリー ローリング・ストーンズ クイーン ジャイアンツ・オブ・ミュージック・ヒストリー!クリスマス・スペシャル
遂に実現!ミュージック・シーンのビッグな存在、エルヴィス ・プレスリー、ローリング・ストーンズ、クイーン。我が国を代表する彼らのスペシャリスト3人が揃い踏み!!他では絶対聞けないまさにビッグなクリスマス・プレゼント・イベントなのです。クイーンなら東郷かおる子さんでしょう!
ストーンズならマイク越谷さんでしょう!エルヴィスなら湯川れい子さんでしょう!そしてれい子先生&マイクの大仲良し、チャーリー・ワッツやキース・リチャーズ、フレディ・マーキュリーに海外現地インタビューした中野利樹さんもジョインします。彼はアメリカで長きに亘ってローリング・ストーン誌やクリーム紙などに寄稿してきたのです。
果たして2時間余りで決着がつくのか!?貴重なメモリアル・ショット&グッズも披露……。ミュージック・フリークの皆さん、こぞってジョイン・プリーズ!!!
◆ゲスト : 東郷かおる子
◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko
◆ナビゲーター:Mike Koshitani https://www.barks.jp/keywords/mikes_boogie_station.html
◆ナビゲーター:中野利樹 https://twitter.com/toshnakano
◆日時:2021年12月5日(日曜)OPEN 12 : 30 START 13 : 00
◆入場料:予約¥3000(+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆ご予約は下記のURLからお願いします!
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/192550
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)
◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
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