【連載】Vol.113「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」
『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』いよいよ5月28日公開!!
僕は1960年代前半からUSヒット・チューンを楽しんでいた。そしてニュー・テューンズ・ファン・クラブに入会したのは1963年僕が中一の時だった。すぐにスタッフとしてFCを手伝うようになり、それがローリング・ストーンズFC創設へと繋がっていくわけだけど、その話しはまたの機会に……。FENで(当時僕らはエフ・イー・エヌとも言ってたけど、むしろカッコつけてフェンと言う方が多かったナァ 笑)USヒットを楽しんでいく中でモータウン・サウンドをはじめレイ・チャールズやサム・クック、ドリフターズらのリズム&ブルースに凄く魅力を感じた。1964年には日本リズム&ブルース・ファン・クラブに入会し東京・市ヶ谷の喫茶店“ドナ”でのレコード・コンサートにも出席して“今年は東京五輪~ジ・オリンピックスを聴こう!”でR&Bをいろいろ勉強した。また米国南部のディープなR&Bもどんどん聴くようになった。その起因となったのがローリング・ストーンズ。僕は彼らのカヴァーしたR&Bのオリジナルを追及してオーティス・レディングを知ったのだ。オーティス1963~64年のヒット「Pain In My Heart」をミック・ジャガーが見事に歌い上げた。その後エディ・フロイド、ウィリアム・ベル、カーラ・トーマス、サム&デイヴ…、メンフィスのスタックス・レコードのアーティストの虜となり、僕のR&B師匠・桜井ユタカさん(1942~2013、本名:桜井温)との交流が僕のR&B熱を一段とヒート・アップさせた。「ミュージック・ライフ」65年8月号といえばビートルズ&星加ルミ子さんが表紙としてB4ファンには有名だけど、その48~51頁には“座談会 ローリング・ストーンズを楽しもう”が掲載された。中3坊主頭の僕も出席しML編集部の桜井さんと初めてお会いした。その直後に「ティーンビート」が創刊され、桜井さんはその編集部に移籍しR&B啓蒙に尽力された。僕は当時新大久保駅近くのTB編集部に頻繁に訪れ、TB&RSFCのバーター広告なんてこともお願いしたこともある。また六本木“George's”や新宿”the other”といったソウル・スポットへも連れて行ってもらった。その後1970年代にはファンジン『Soul On』を桜井氏が中心になって盛り上げた。八木誠氏、本家義文氏、三浦憲氏、小清水勇氏らと共にスタッフ・ライターとして僕もいろいろ書いた。因みに”Soul On “は僕のアイディア、これホントの話しで六本木にあった喫茶店ベニー・ルイでネーミング会議して決まった。だけど僕を除いて出席者全員が鬼籍入りに…。
話しを戻そう。1967年春から夏にかけてフェンからはアレサ・フランクリンの「I Never Loved A Man(The Way I Love You)」がガンガン流れ、Billboard誌Top Selling R&B Singlesでは7週1位に輝いた。同誌HOT100でも9位を記録。それまではコロムビア・レコードに所属しポピュラー・シンガーと活動していたアレサがアトランティック・レコードに移り「貴方だけを愛して」を大ヒットさせソウル・シンガーとして僕らR&Bファンを虜にした。それから「Respect」「Baby I Love You 」「A Natural Woman(You Make Me Fell Like)」「Chain Of Fools」………と1967~69年までにR&B Singles にB面ナンバーやコロンビア時代のものを含め22曲もチャート・インさせたのだった。
▲from Mike's Collection
彼女のLPはUSリリースとほぼ同時期に渋谷のYAMAHAで輸入盤をゲットしていた。『I Never Loved A Man The Way I Love You』『Aretha Arrives』『Aretha:Lady Soul』『Aretha Now』はよくターン・テーブルの上に乗せた。
▲from Mike's Collection
『Aretha Arrives』A面1曲目はミック&キース共作「Satisfaction」(LP表記ママ)、これはRSFCレコード&フィルム・コンサートで何度か紹介した。
▲from Mike's Collection
ユタカさんが編集者の一人だった音楽雑誌“ティーンビート”1967年6月号(表紙はPaul Revere & The Raiders 因みに1960年代後半に彼らのFCで荒井由実がスタッフだった。10数年前にTokyo FM“松任谷由実Sweet Discovery”に僕がゲスト出演した時ユーミン本人から聞いた。尚、それ以前から何度も彼女のイベントでMCしたことがある)での“アメリカン・ニュー・ヒット”“リズム&ブルース”の各コラムでアレサの「Respect」がしっかりと紹介されていた。当時日本の雑誌でアレサ記事を読んだのはTEEN BEATだけだった。
▲from Mike's Library
今号も爺イントロ長すぎてメンゴメンゴ 。
1971年4月、マヘリア・ジャクソン来日。文京公会堂で僕はそのステージを味わいゴスペル・ミュージックの素晴らしを強烈に知った。そして翌年夏アメリカでアレサの二枚組ゴスペル作品集が発売された。確かJPリリースは秋だったと記憶している、『史上の愛~チャーチ・コンサート~』である。
▲フロント・カヴァー from Mike's Collection
▲バック・カヴァー from Mike's Collection
本国でゴスペルとしては驚異的といえる大ベスト・セラーとなり、ダブル・プラティナムに輝き、1973年グラミー賞Best Soul Gospel Performancesを獲得した。このLPで僕はゴスペルを一生懸命聴き込み故・野口久光さんのライナーも何度も読み返した記憶がある。
このアルバムに収められたライヴ・シーンが映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』と題され5月28日から公開される。このコラムVol.111 で紹介させて戴いたのでじっくり再読をお願いする。
https://www.barks.jp/news/?id=1000198540
依田巽さんCEOギャガ配給の映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』公開にあたって僕はミュージシャンらマイ・ミュージック・パルへコメント依頼をお願いしたが、これは公式サイトに掲載される予定だ。ここではオジリナル・ヴァージョンで掲載させてもらう。皆さんの感動ぶり、そしてアレサへの深い愛を感じさせる。
◆日本人にとって今ひとつわかりにくいアレサのパフォーマンスのすごさとゴスペル・ミュージック。この映像に全ての答えが。映像チームにとり、カメラマンやカメラ設置は最少人数で対処せざるを得ない会場なのは明らか~そんな状況のなか、ミック・ジャガーとチャーリー・ワッツのユーモラスなシーンもしっかりとおさえたカメラマン魂も見所のひとつ。ロック好きにとっては感動の上乗せ名シーンだ。ちなみに僕は幸運なことに1994年ニュー・オリンズのジャズ・フェスでアレサを観ることができた。その女王たる存在感はものすごかった。
ザ・ローリング・ストーンズ公式写真家 有賀幹夫
◆"Wholy Holy”のアレサの第一声から痺れます。その後もエンドロールまで。レコードで聴いていたけれど、映像の力が新たな感動とゴスペルの世界へ導くのです。イラストレーター &ダンサー 江守 藹
◆ 「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」を目撃したぜ! 音楽をやり始めてピケットやオーテイスがアイドルだった俺の周りの女性シンガーたちの憧れであり目指 すべき到達点であり続けたアレサ...そういえば劇中でもやってたけど、何かしら気に入らないデキだと曲の途中 で突然ストップして「ちゃんとやりたいから」と頭からやり直す通称「アレサリピート(?)」まで彼女たちはコピーしてたっけ(笑)・・そんだけ「歌える人たち」にとっては Guiding light だった彼女。 実はアレサという存在については俺も勿論「Respect」してたけどこんなにもじっくり歌唱している姿を見るの は実は初めてだ。しかも今回いわゆるヒット・チャートをにぎわせる R&B ではなく彼女の生きる源泉だったで あろう「神の福音=Gospel」といういわゆる「金」の香りとは対極の場所にいる彼女を見てさらに衝撃を受けた。 上手い!宣伝文句じゃなく本当に上手い。まるで五木ひろしさんに「歌上手いですね!」って言ってるようなものだが、一般的ないわゆる上手いじゃなく同じ歌い手としてよくあんなアプローチができるなって鳥肌が立つソレだ。 概ねハイノートでのシャウトが彼女の真骨頂とされているがあの高音も、昨今流行りなのか安易にファルセット を連発する日本のポップス・シンガーに是非聴かせたいくらい極力ファルセットに逃げず、地声のシングル・トーン でプッシュしまくってるのがシリアスにスゴかった。加えてそのハイノート・ヒットのピッチの正確な事!笑ってるように見えたアレサの顔も実はハイノートを決める為の表情筋の必然!これは練習して出来るものではなく、まさしく彼女の育った環境が生み出したという事がこの映画をみればわかる。ライヴ録音のドキュメンタリーなのに「カチンコ」を忘れたとかいうトホホな理由で音声と映像が同期できず今までお蔵入りになっていたというこの作品。逆にそのことがあの時代のシリアスな「一発勝負の緊張感」を呼び 起こさせる!あとから録音編集とか、ましてやクオンタイズやピッチ修正なんて絶対できない本物のライヴの空 気感が濃縮されたアレだ。 考えてみれば会場が教会であるが故、照明も単色で動かない明かりだけだし、バーナード・バーデイーやチャック・レイニーら「これ でもか!」なレジェンド軍団がバックを担当してはいるがそれさえもまるでガヤ。本当に「声」一発でここまで「魂」を持っていけるんだという事実に愕然とさせられる!全編ルバートで歌いあげる「アメイジング・グレイス」、もはや Gospel も Blues と同じく「音楽」というくくりではなく魂のメッセージを伝えるための「手段」にすぎないとさえ思わせる。このことは現場にいたミックとチャーリーもさぞや度肝を抜かれたに違いない。残念ながらその高貴な志やメッセージは無粋な俺にはシンクロしどころが見つけられないまま終わったが、この人達は本当にイエス様が大好きなんだなと痛感した次第。ただ逆に歌が凄過ぎて聴き入ってしまった故、肝心のメッセージが俺には入ってこなかったのかもしれない(汗)・・とにかく歌で人生何とかしようと思ってる人は是非観るべし!絶対人生観変わるぜ。 但し副作用としてそこいらの歌い手が歌う「アメイジング・グレイス」が二度と聴いてらんなくなっちゃうけどね。
ソウル・シンガー The Last Soul Man in JAPAN 円道シャーク・一成
◆ アレサが己の魂を揺さぶって発する声が、人々の魂を揺さぶり、連鎖してゆく。”enthusiasm~熱狂”ってこうやって生まれるのですね。伝説を肌で感じられる貴重な映像に感謝です!
Singer /スリービックリーズ 小野ひとみ
◆僕がシカゴを拠点にして活動していた頃、日曜に通っていたゲイリー市のマウント・モライア教会もこの映画『アメイジング・グレイス』のような雰囲気でした。もちろんアレサほどのシンガーはいませんが、それでも素晴らしい声を持ったシンガーがクワイアに4人ぐらいいて、曲によって交互にリード 取るんですが、教会の中の盛り上がりや高揚感はまさに映画の中の世界と全く同じような感じです。途中で失神する女性の映像も登場しますけれど、まさに失神する女性信者が毎週のようにいました。年配の牧師さんは僕の演奏をB.B.キングの様だと喜んでくれました。このアレサの素晴らしい作品を観て教会での大切な思い出がいろいろと甦って来ます。
ブルース・ギタリスト 菊田 俊介
◆ゴスペルのアルバムをレコーディングするのに、スタジオではなく、教会で聴衆を入れてライヴで録るというのは理解できるが、映画のためのカメラも並んでいる中での魂を振り絞るような最高のパフォーマンスができるのはさすがだ。観客も騒ぎ、踊り、トランス状態になっているような人もいて、こんな歴史的な瞬間を実際に会場で体験してみたかったと思う。そして、普通日本人では見ることのできない、1972年の黒人の教会内の雰囲気が垣間見れる。教会で歌い踊り騒ぐ、自由な衝動を抑えつけることなく、解放する。アフリカから無理やり連れてこられ、奴隷となった長い年月の間にも、黒人は自由な心を失わなず、厳格なキリスト教さえも変革したのだ。その影響はこの星のすべての音楽に作用し、世界中の人々を幸せにしている事実をあらためて思った。
ギタリスト 木暮”shake"武彦
◆FENから流れるアレサの「貴方だけを愛して」を耳にし大きな大きな衝撃を受けてもう54年、以来僕は機会ある毎“The Queen of Soul”を聴いて大きなパワーを授かっている。彼女は天に召されたけどスクリーンからの『アメイジング・グレイス』で生きる力と勇気を多くの人々に与えてくれる。
音楽評論家 Mike Koshitani(越谷政義)
追記:ミック・ジャガーは母エヴァの告別式で「アメイジング・グレイス」を歌った。
◆とんでもないものを観てしまった。まるでその場で体験しているかのような匂い、生々しさ。ミュージック・ファン誰もが感動するに決まっている歴史的ドキュメント。あのロック・スターの表情が全てを物語っている。
ミュージシャン KOTEZ
◆ これぞゴスペル!アレサの神がかった歌声にピアノ弾けなくなり、代わってくれ!と涙を押さえてるシーン、凄い、ただただ驚くばかり。父親セシル・フランクリン牧師 の言葉にアレサに対する愛情が溢れている、涙腺崩壊だった。ゴスペル…愛とはなにか? 生命とはなにか? 死とはなにか? 人間とは何か? その問に対し歌で人々の心を癒し、エネルギーを与えいつしか肉体が滅んでも魂は永遠に残る。そこに広がるのは愛の世界だ。
ソウル・シンガー 近藤将大
◆ アレサの魂の底からの、救いの霊歌が時を超えて轟き渡る。まるで目の前で生音を聴いているような90分に心身が揺さぶられた。
俳優 佐野史郎
◆ 半世紀近い歳月を経て届けられた映像に興奮しました。若く瑞々しいアレサ本人も去ることながら、合唱団、観客も含めたこの熱気と高揚感。映像の力を感じました。
音楽ライター/ブルース銀座主宰 陶守 正寛
◆慣れ親しみ憧れ続けて来たアレサの歌声は、ここ数年起きているあらゆる事柄を経て、更に深く、重く、胸に入り込み、私達にどんな未来を選択すべきなのかと問いかけてくるようだ。 音楽家 TIGER
◆ヒット・ソングをシャウトする商業的な表情とは違う信仰心の篤いアレサの表情がとても印象的だった。 ミュージシャン プロデューサー ソングライター 調子悪くてあたりまえ・著者 近田春夫
◆アレサの伝説的なライヴ、「アメイジング・グレイス」ドキュメンタリーを堪能しました。若い時代のアレサ・フランクリンは荒削りではありますが、迸る熱情がダイレクトに伝わってきて涙あふれる映像でありました。今まではCDでしか聞く事の出来なかったjアレサのライヴを眼で見る事の出来る嬉しさはひとしおです。アレサの歌唱に加えてサイドメンバーも超豪華、当時一緒に活動していたコーネル・デュプリー、チャック・レイニー、バーナード・パーディーの若き姿も楽しく、クワイアも良い仕事しています。アレキサンダー・ハミルトンのクワイアの指揮も本当に素晴らしいの一言に尽きます。勿論、この貴重な映像そして音源であることには変わりがありませんが、中に登場する父親のフランクリン牧師の娘への愛があふれるシーンや僕がゴスペルに目覚めるきっかけとなったクララ・ウォードの登場、ジェームズ・クリーブランドの力強い低音と会場全体を巻き込むコミュニティー能力の高さもまた普段知り得ない知識を与えてくれました。ライヴの出演者ばかりか観客の反応もまた楽しみのひとつとなります。この映像は音楽映画に強い興味を持ち、特にソウル・ミュージックを生きがいにしている僕にとってとても嬉しい嬉しいプレゼントとなりました。
ブラック・ミュージック・スペシャリスト つのだ☆ひろ
◆何度目かのシカゴ滞在中に運良くアレサを観ることができたのは、1996年8月23日、クリントンが2期目を目指す大統領選挙直前の民主党大会で行われたフリー・コンサートでのこと。ギタリストとして参加していた息子のテディ・リチャーズを誇らし気に紹介していたのが印象的だった。映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」観て、アレサの第一声を聴いた時の“うわ~~本物だ”とゾクゾクした感じはあの時と全く一緒。きっと何度観ても何度聴いても同じように蘇ると思う感覚だ。
ブルース・フォト・ジャーナリスト 轟 美津子
▲Pic.by Mitsuko Todoroki
▲Pic.by Mitsuko Todoroki
◆アメリカで一度だけ観たアレサは最初の1曲で私を天に昇らせた。そのアレサの永遠のアルバム『Amazing Grace』が今フィルムとなって私たちを熱狂の教会に誘う。教会のアレサなくしてアレサは語れない。
ブルーズ・ザ・ブッチャー 永井ホトケ隆
◆ ブルース・ブラザーズの教会での雷に打たれるれるシーンのホントのドキュメンタリーがこの作品♪アレサが凄い!オレにはバックのチャック・レイニー、バーナード・パーディー、コーネル・デュプリーも見逃せない。レイニーはサンバーストのプレシジョン・ベースにアンペグの小さいアンプでやってる、それを観れただけでも涙なのだ。
ベーシスト CASIOPEA 3rd 鳴瀬喜博
◆教会コンサートというより”音楽を伴った説教”。キリスト教への信仰も知識もない僕のような人間が見ても感動してしまう大いなる普遍性を持っている作品だ。圧巻の迸り出るソウルが凄い&素晴らしい!左右の壁の上方に取り付けられたハモンド・オルガン用のレスリー・スピーカーに大受け。これぞまさにパイプオルガンの代用としての面目躍如!信仰と音楽が密接に結びつき、教会にはピアノやオルガンが当たり前のように設置されているのがよくわかる。アレサを中心に演奏もコーラスも聴衆の反応も全てが一体となって盛り上がっていく。
ミュージシャン/東京音楽大学教授 難波弘之
◆今までの見たことない音楽ドキュメンタリー。俳優シドニー・ポラックが監督。教会に多くの礼拝者が参列してのライヴだ。ゴスペルで僕らを感動させる。アレサが歌い始めたその瞬間、一音で完全にノックダウンさせられた。彼女しか持ってないトーン、スピード感、そして信じられないすごいリズム!シンガーなら絶対に観なくてはならない。愛と血と涙のドラマ。音楽ファンなら絶対ニック観なくてはならない。
ベース奏者/JINO's School of Music校長 日野“JINO”賢二
◆今の私と同じ年齢の、私が世界一尊敬する歌い手、アレサ・フランクリンの教会ライヴ・ドキュメンタリー。信じられないほどの貫禄と、彼女のルーツである教会で、神様に捧げるための彼女の少し不安にも見える姿と集中力と、レンジの広く深い歌声に大きく心ゆさぶられました。音楽好きな人も、元気が欲しい人も絶対に観てほしい作品です。
R&Bシンガー Lady Soul 福原みほ
◆“自由と許しと救い”アレサの歌を聴くことは今の私たちに必要なことだと思います。
イルュージョニスト プリンセス天功
◆スクリーンから迸るアレサの魂(ソウル)がダイレクトに僕らの心を震えさせる。その素晴らしいステージングに会場に列席したミック&チャーリーも大感動なのだ。
毎年映画100本鑑賞するシネマ・フリーク&ストーンズ研究家 松尾哲夫
◆ このアレサの歌を聴いてると、神が降りてきてると誰もが思うだろう。最高のミュージシャンで、最高の選曲。ここに居たかった夜…映像が観れただけでも生きててよかった。
ミュージシャン 三宅伸治
◆長く聴いてきた最上級の音楽はイメージしてきたものとは全く違う環境と作られ方で生まれていた。それは唖然とするくらい。全てのブラック・ミュージック・ファンが絶対に観るべき映画。人間のエネルギーが生み出す音楽はとてつもなくカッコいい。
ミュージシャン/作編曲家/音楽プロデューサー YANCY
◆愛と魂の叫び!心を揺さぶられ、魂が燃え上がるような高揚感!この感覚は普段からゴスペルに触れていない方でも感じるはずです!そのパワーは今この時代に強い光となり伝わるでしょう!
THE BAWDIES ROY
*アイウエオ順 敬称略
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=WZJtU03FAAA
写真:2018(C)Amazing Grace Movie LLC
撮影:シドニー・ポラック『愛と哀しみの果て』
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
出演:アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、ケニー・ルーパー(オルガン)、パンチョ・モラレス(パーカッション)、バーナード・パーディー(ドラム)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)他
原題:Amazing Grace/2018/アメリカ/英語/カラー/90分/字幕翻訳:風間綾平
2018(C)Amazing Grace Movie LLC 配給:ギャガ GAGA★ 公式サイト:http://gaga.ne.jp/amazing-grace/
5月28日(金) Bunkamuraル・シネマ他全国公開
そして映画公開の少し前の5月12日には映画の基盤ともなったライヴの模様を完全収録した2枚組アルバム『至上の愛~チャーチ・コンサート~<完全版>』(ワーナーミュージック・ジャパン/WPCR-18413/4)がCD再リリースされる。リリース後この2枚組をしっかり聴き込み、大きなスクリーンでアレサのゴスペル・シーンを堪能したい。
▲1972年当時ワーナーパイオニアが関係者に配布した今でいうプレスリリース from Mike's Collection(2枚組LPの中にはさんであった)
また“ブルース&ソウル・レコーズ”最新号no.159、別冊も含めじっくり読もう!“アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン”特集だ。
▲THX Mr.Hamada! from Mike's Library
そうだ新井崇嗣さん翻訳のデイヴィッド・リッツ著『リスペクト』や『Aretha~From These Roots』(Aretha Franklin and David Ritz)も書庫から出してこよう!
▲from Mike's Library
▲from Mike's Library
【近田春夫スペシャル・インタビュー PT2】
▲from Mike's Library
『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』はとても好評だ。マイ・ミュージック・パルからも“読み応えあった”“春夫さん音楽道 素晴らしい”といったEメールが沢山届いている。近田春夫ロング・インタビュー、今号は第二回だ。
▲Pic.by K.SATO
Mike : 慶應からは多くのミュージシャンや音楽業界人が輩出していますが、貴方は彼らと交流があったんですよね。1969年ウッドストック体験、ほんの少しレギュラー出演していた“ヤング720”の洋楽コーナーでゲストに招いてその模様をインタビューしたことある成毛滋もそんな一人ですか。
近田 : ドン・ファーマーズのメンバーでのちにフォー・ライフのプロデューサーとして活躍する池田雅彦に彼の同級生だった成毛滋を紹介してもらった。成毛は高校時代からギターの名手として知られていた。
▲ザ・フィンガーズ1967年シングル 右端が成毛滋 ザ・フィンガーズの才能も認めたのは石原裕次郎だった 僕も69年以降成毛と親交を深めMCしたイベントに何度か出演して貰った from KO's Collection
Mike : 加山雄三のバック、ランチャーズにジョインしたプラネッツの堤光夫はCBSソニーのディレクターとして活躍、彼の同期生が石坂敬一だったと堤から聞いたことがある。
▲右端が堤光夫 彼とは30年以上に亘って親交を深めマウンテン、ミック・ジャガー、ローリング・ストーンズでいろいろご一緒させていただいた 改めてR.I.P.。 from KO's Collection
近田 : 慶應の何か施設のお披露目式で大橋節夫とハニーアイラランダースやアウトローズのステージを観た。そのアウトローズでエレキ・ベースを担当していたのが石坂敬一だった。成毛はウッドストック・スタイルのイベントを企画、それが10円コンサートだった。そのイベントで僕は成毛の手伝いをして、楽屋で裕也さんを紹介されたんだ。成毛の豪邸でも多くのミュージシャンと知り合った。そんな一人がつのだ☆ひろ。
▲Pic.by K.SATO
Mike : 一方ベンチャーズ、アニマルズ以降洋楽はどのあたり楽しんでたの?
近田 : スペンサー・デイヴィス・グループ、ヤードバーズ、ローリング・ストーンズ、キンクス、デイヴ・クラーク・ファイヴ。
Mike : ストーンズではどの曲が一番好き?
近田 : モチ「Let It Bleed」だ。イアン・スチュワートのキーボード大好きだ。彼のミュージック・ルーツはすごい。
▲『ゴールデン・ローリング・ストーンズ第8集』 from Mike's Collection
▲『ゴールデン・ローリング・ストーンズ第8集』 ライナーをMikeが書いてる… from Mike's Collection
▲1966年リリースのボビー・ミラー「Everywhere I Go」B面 ビル・ワイマンとの共作でプロデュースもビルだ from Mike's Collection
イギリス勢とともにガンガン聴いてたのがR&B、最初に手にしたのがテンプテーションズのライヴ・アルバム『temptations LIVE!』。
▲from Mike's Collection
渋谷のVANにもよく通ったナァ。テンプテーションズの「My Girl」は定番曲だった。フィリピン・バンドがよく演ってたのがウィルソン・ピケットの「Mustang Sally」、そしてルーファス・トーマスの「Walking The Dog」が好きだった。でも何と言っても基本はブッカー・T&ザ・MG's。ブッカー・T.とは雑誌“プレイヤー”で対談したこともあるんだ。そして1977年には近田春夫&ハルヲフォンの覆面バンド、マイルド・メンソール&ザ・シガレット・カンパニーで『Goody Goody Oldy Music』というブッカー・T.&ザ・MG'sクリソツ・アルバムをLP二枚組で作ったよ。彼らの取り上げていない楽曲をいかにも“らしく”演奏している。
▲From Mike's Collection
Mike : 5~6年前にCDになってるの持ってる。僕はやっぱり「When A Man Loves A Woman」「Hold On I'm Comin'」が好きだな。ライナーは近田先生。パーソネルは……
HAMMOND B-3:Booker C(近田春夫)
GUITAR:STEAVE PRIPPER(小林克己)
BASS:DUNALD DUCK TAMA(高木英一)
DRUMS:AL BENCHYAN Jr(恒田義見)
今度新番組が始まる時はTMをここから使用させてください!
近田 : ブッカー・T.に音源渡したけど聴いてくれたかな……。
Mike : 今度ブッカー・T.が来日したら確認してみるよ。ナッシュヴィル在住のスティーヴ・クロッパーとも懇意にしてるので彼にも聴いてもらおう。
近田 : MG‘sではスティーヴが重要なんだ。話しは飛ぶけどハモンド・オルガンとレスリー・スピーカーを初めて見てその凄さを知ったのは成毛の自宅だった。
スタックス系と共にハマったのがジェームス・ブラウン。渋谷にあった樽小屋に通ってJBを聴きまくっていた。そしてムッシュかまやつ、井上堯之らと共に桜井ユタカが出演していた日曜朝のラジオ番組“MGCビートタイム”もよく聴いてた。
▲Pic.by K.SATO
Mike:僕のR&Bの師匠桜井ユタカの名前でふと気がついたんだけど『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』には僕の知り合いが何十人も登場する。斉藤ノブ、クマ原田、今野雄二。
近田 : ノブは1960年代に下田逸郎とシモンサイというデュオを組んでいてヴォーカルだった。クマはシング・アウトのメンバーだった、すぐに欧州に渡ってロンドンに住み続けてる。
Mike : 僕もクマとはとりわけ仲良くしてた、ミック・テイラーとの関係でね。彼は英国ベース協会の会長を務めたこともある。今野雄二とは数年関東ローカル放送だったけどCX“リブヤング”で一緒にレギュラー出演してた。
近田 : 大学に進学出来そうになかったんで、“an・an ”が創刊された1970年、編集部に入り浸ってた。スタイリストのアシスタントしたり原稿書いたり…。そこに今野雄二がいたんだ。彼は映画が大好きだったけどロックは知らなかった。結局大学には進学出来たんだけど、一年生を三回やってビークになってしまった。そんな時、立川直樹の紹介でカルメン・マキ&タイムマシーンに参加。その時ジョン・メイオールが中心となっての日劇ロック・カーニバルに出演。これがプロのミュージシャンとしての最初の仕事だった。でもそこでマキと衝突して、一回のステージ演っただけでグループを脱退、今日まで彼女とは一度も口を利いてないヨ。
Mike : その日劇のステージは観に行った。そのすぐ後だと思うけど僕は日本コロムビアからリリースされて『カルメン・マキ/ブルース・クリエーション』のライナー書いたよ。竹田和夫とは親交が続いた…。1971年、近田春夫は『フレンズ』というアルバムに参加!
▲from Mike's Collection
▲from Toshi-chan's Collection
近田 : 49A(フォーナインエース)の失神ドラマーとして知られた加藤章二の仕掛けで成田賢、瀬川洋、山内テツ、そして大野克夫らの『フレンズ』に参加。この年、赤坂MUGENにのハコバンとしてバーケーズが来日。よく観に行っていた。もうその頃には楽屋入口から侵入する術を知っていた(笑)。そんな時、日比谷野外音楽堂でのバーケーズLiveに麻生レミが前座を務めることに。いつもは柳田ヒロがキーボードなんだけどその日だけ都合がつかず内田裕也から連絡が来てヒロの代わりに僕がキーボード、トラしたんだ。
Mike : MUGENでのバーケーズLIVE、僕も何度も楽しんだ。あの当時インタビューもしたんだ。ところで、その頃ザ・タイガースのマネージャーだった、僕も後年だけどいろいろ仕事した中井國ニと出会ったんだって。
近田 : 原宿に渡辺プロダクションのリハーサル・スタジオ、通称“青スタ”があって、そこによく出入りしていて、中井や大里洋吉と知り合い、アラン・メリルを紹介してもらった。そのアラン、ワイルド・ワンズ、ロック・パイロットの三つで僕はキーボードを担当していた。
▲アランとは2010年1月僕の朋友だった大口広司・追悼ライヴで会ったのが最後になった。二次会で朝までいろんな話しをした、改めて二人にR.I.P.。
ここで日本に初めて登場したマーシャル・アンプを購入者の陳信輝が音を出したのを聴いた時そのオトのデカさに興奮したよ。(つづく)
<B.P.M.Syndicate presented Haruo Chikada & ageHa>
近田春夫の音楽活動50周年を記念してのダンス・パ ーティー・イベント“B.P.M.Syndicate”が開催される
*会場
ageHa @USEN STUDIOCOAST
136-0082 東京都江東区新木場2-2-10
電話:03-5534-2525
*日程・時間
2021年9月11日 Open/Start 23:00 - Close 6:00
*チケット料金
当日 - 4500円
前売 - 第一弾前売5月中旬販売開始予定
*出演者
LIVE :小泉今日子 高木完 藤原ヒロシ LUNASUN(近田春夫&OMB) YOU THE ROCK★
DJ :石野卓球 TSUYOSHI SUZUKI
MC :ブライアン・バートン・ルイス
*主催:ageHa & 近田春夫事務所
https://www.bpmsyndicate.com/
【ミック・ジャガー with デイヴ・グロール EAZY SLEAZY】
ミックがニルヴァーナやフー・ファイターズでお馴染みLA在住のデイヴとコラボしてのビデオ「Easy Sleazy」が4月13日登場した。ミック節をダイレクトに感じさせるメッセージ・ソング。このところ毎朝YouTubeでこのナンバーのパワーを浴びている。この作品について二人はこんなふうに語っている……。
https://www.barks.jp/news/?id=1000199897
https://www.barks.jp/news/?id=1000200541
3月にイタリアのミックの家、LAのデイヴのスタジオでシューティング。プロデュースはミックとマット・クリフォード。ビデオ編集もマットが務めた。パーソナルは……
Mick Jagger=VOC GTR
Dave Grohl =DS BS GTR BVOC
ビデオには歌詞も登場する。そこで英語を仕事にしながら音楽活動でも頑張っている僕の仲良しお二人にこのナンバーの翻訳をお願いした。
まずはレデーィーズ・ファーストで河合さんから……。
Verse 1
俺たち、パンチを食らったけど我慢の子だ
ゾッとするような数字で
ひでえ奴らに命令されても
くじけず頑張ったぜ、イェー
行きつ戻りつして
ミックをからかおうとしてるのかい
俺がホントに頭が鈍いと思ってるんだろ
グラフを虫眼鏡でよーく見てみる
ツアーは全部キャンセル、サッカーじゃウソの喝采
旅行のパンフレットはもう要らない
演奏はバーチャル・プレミアだ
もう着る服もないほどどん底さ
Chorus 1
この監獄の壁から外をのぞくと
借金で借金を返さなくちゃならない世の中だ
でも、まあ、まあ落ち着けよ
夜にはすべてが不気味で
パニくるかもしれないけど
そのうちそれも必ずや忘れたいと思う思い出になるだろう
Verse 2
かわいいマスクだね
でもヤバイぜ、ご用心
TikTokのバカげたダンス
サンバを習ってみたぜ(イェー)
どかっと腰を下ろして
曲でも書こうとしてみたさ
俺をZoomに呼んでくれ
仰々しい本の数々を見ろよ
料理も習ってるぜ
テレビの見過ぎで、俺の脳は廃人だ
ああ、太ったみたいだな
もう一杯飲んだら、台所の流しを片付けよう
Chorus 2
俺たち、監獄の壁から抜け出したぜ
窓を開けて、ドアも開けよう
でもまあ、まあ落ち着け
夜にはすべてが不気味で
パニくるかもしれないけど
自然かおる喜びの園になるだろう
そうだ、イージー・スリージー、気楽に行こうぜ
万事はばっちりスムーズさ
イェー、まあ落ち着いて聞けよ
必ずや忘れたいと思うただの思い出になるだろうさ
Verse 3
ワクチンを打ったら
俺の血流にビル・ゲイツが入りこむ
それはマインド・コントロールさ
地球は平らで冷たいって
温暖化になんかなってないって
でも北極は雪が解けてドロドロ
再来はまだ先だ
そんで、ディープステートは宇宙人だらけ
Chorus 3
この監獄の壁から抜け出した今となっては
返してやった借金を取り返して貸してくれたヤツに戻さなくちゃ
でもまあ、まあ落ち着けよ
夜にはすべてが不気味で
パニくるかもしれないけど
俺たち皆、楽園に戻って行くんだ
イェー、まあ落ち着いて聞けよ
それも必ずや忘れたいと思う思い出になるだろう
イェー
まあ、まあ、皆で「プリーズ・プリーズ・ミー」でも歌おうや
それも必ずや忘れたいと思う思い出になるだろう
※easy sleazy
「sleazy」は低俗でゲスな感じの意味だが、この場合は「easy」と語呂合わせにしたジョーク的なものと思われます。
※rob Peter to pay Paul 慣用句
To borrow or take money from one person or source to fund or repay the debt of another. 借金を借金で返す。
※Virtual premieres
バーチャル・プレミア、オンラインでの演奏。
Notes by CK the Blues Woman(河合千春)
続いてブルース・シーンではその名を知られる陶守さん……。
まともに一撃を食らったぜ
酷い数字だ
クソったれな奴らにやり込められた
そんなことでくじけやしないぜ
裏庭で待機だ
バカにするんじゃねえよ
俺のことをコケにしやがって
グラフを虫メガネで見ている
ツアーは全部キャンセル、サッカーの歓声も過去のもの
もう旅のパンフレットもない
顔見せだって皆バーチャルだ
着る衣装だってありゃしない
刑務所の壁から外を眺める
ポールに金を渡すのならピーターから奪わなければ
でも、簡単なことさ
全てがおかしくなってくるよ
夜は大丈夫だ
時期に忘れようとしていた過去の思い出になっちまうさ
いかしたマスクをしているな
でも油断はするなよ
TikoTokでバカなダンスをやってみた
サンバのクラスで覚えたやつだ
尻もちをついちまったよ
曲を書こうとしてね
俺をZoomに入れてくれ
俺のヤワな本を見せてやるよ
料理を覚えよう
テレビはうんざり、ロボトミーを受けているみたいだ
少し体重が増えたかな
もう一杯飲んでから、台所の流しを片付けるぜ
刑務所の壁は乗り越えた
窓を開けて、ドアも開けた
でも、簡単なことさ
全てがおかしくなってくるよ
夜は大丈夫だ
やがて快楽の園に変わるだろう
簡単でくだらないことさ
全てが滑らかで脂ぎっている
本当だぜ
直にに忘れようとしていた過去の思い出になっちまうさ
ワクチンを打てば
俺の血流にはビル・ゲイツが入ってくるんだぜ
これはマインドコントロールだ
地球は平らで冷たい
温暖化なんて嘘っぱちだ
北極はぬかるみと化した
キリストの再臨は遅すぎた
それでディープステイトには宇宙人がいるときた
俺たちは刑務所の壁は乗り越えた
ポールから金を奪うならピーターに払わなければ
でも、簡単なことさ
全てがおかしくなってくるよ
夜は大丈夫だ
俺たちは皆楽園に戻るんだ
本当に簡単なことなんだ
直に忘れようとしていた過去の思い出になっちまうさ
イエー!
簡単で安っぽいのさ、皆“プリーズ・プリーズ・ミー”でも歌ってろ
イエー!
直に忘れようとしていた過去の思い出になっちまうさ
Notes by音楽ライター/ブルース銀座主宰 陶守 正寛
ところで先月15日テレビ朝日系で放送された“桜の塔”第一回目にストーンズの「悪魔の憐れむ歌」が使用された。録画しておいて良かった!
▲from Mike's Collection
▲「悪魔を憐れむ歌」日本盤シングル・テスト盤 from Mike's Collection
▲EP「ローリング・ストーンズ・ストーリー オルタモントの悲劇/悪魔の申し子」 from Mike's Collection
▲EP「ローリング・ストーンズ・ストーリー オルタモントの悲劇/悪魔の申し子」ライナーノーツ 1973年10月リリースされた11枚のEP「ローリング・ストーンズ・ストーリー」は全て僕がライナーを書いた from Mike's Collection
【イベントinfo 】
☆湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with Mike Koshitani
“第三夜 歴史上最も偉大なる歌手TOP 3 アレサ・フランクリン レイ・チャールズ エルヴィス・プレスリー“
日本のポピュラー・ミュージック・シーンをリードして60年。数多くの洋楽アーティストと交流を重ねてきた湯川れい子さん。所属していた日本のレコード会社の社長も会ったことのないアーティストも何人か…。そんな湯川さんの長い歴史の中でも、これだけは話しておきたいという秘話を、今だから仲の良い友人やゲストを交えて、あんな話、こんな話、涙が止まらない思い出の数々などを貴重な音源や映像を交えながのトーク・セッションです。
第三夜はアレサ・フランクリンを中心に、ローリング・ストーン誌の歴史上最も偉大な歌手トップ3に焦点をあてます。
1位 アレサ・フランクリン、
2位 レイ・チャールズ
3位 エルヴィス・プレスリー
ゲストは中野利樹さん、アメリカでローリング・ストーン誌やクリーム紙などに寄稿。アレサ・フランクリンはじめキース・リチャーズ、マイケル・ジャクソン、ニール・ヤング、プリンス、スティング、ボノら多くのミュージシャンにインタビューしたのです。アレサについて中野さんがドラマティックに語ります。
そしてレイ・チャールズ、エルヴィス ・プレスリーの想い出やエピソードを湯川さんがご披露!そして日本にソウル・ミュージックを定着させた故・桜井ユタカ氏の愛弟子Mike Koshitaniもアレサやレイについて蘊蓄を…、Mikeは“ワークス・オブ・エルヴィス“の著書、れい子先生とザ・キングのオン・ステージを三度も体験しています。
こんな三人のトーク・セッション大いに盛り上がりそう、皆さん是非ともジョイン!!
アルコールのいける人はお好きなお酒を手に。飲めない人はソフトドリンクで。お食事もありますヨ。そうそう「今のうちに聞いておかないと、損するよ!!」とれい子さんが言っていま~す。
◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko
Mike Koshitani https://www.barks.jp/keywords/mikes_boogie_station.html
◆ゲスト : 中野利樹 https://twitter.com/toshnakano
◆日時:2021年6月27日日曜
OPEN 13:00
START 13:30
◆入場料:予約¥3000(+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆予約サイト
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/177956
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya
TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)
http://www.loft-prj.co.jp/loft9/
◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
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